「疑問が多すぎる」検察側の罪人 Linさんの映画レビュー(感想・評価)
疑問が多すぎる
2人の価値観の違い。
・罪人への復讐。そのためなら何でもする。
・規律を重んじることこそ正義。
道を踏み外す上司に意見することを躊躇する部下、自分の正義をごり押ししてくる上司、いまだ存在する裏社会、戦後の日本の緩さ、など現代社会に物言う映画。
観おわった感想は「え、終わり?」
これは原作で勉強してから観るべきだったかもしれない。理解が追いつかない。
3部構成になっていて、最初のほうは緻密な感じで良かった。どうなる?どうなる?って先が気になった。でも、後半になるにつれて荒さが目立つ印象。
観る側に教える気が全くないのがまさに原田監督。
それから会話が多いのも原田監督の特徴。ほとんどずっと喋りっぱなし。情報量多すぎて置いてかれてしまった笑
戦争の背景とか、もっと自分が歴史を勉強してたら理解度が違ったかも。予備知識いれてもう一度観たい。
白い服のダンサー、葬儀の時の黒服のダンサーとか意図が理解不能な演出が多かった。前半で「伏線か?」と感じた情報も見終わってみると、要らなかったな〜、と。
恋愛もドキッとはしたけど話の筋には不要だった。
ニノの本気の演技凄かった!!怒り、叫び、怖いシーンが多かったけれど迫力が素晴らしかった。
とにかく自分の中で謎が残りすぎ。こんなに分からなかった映画は久々だ。ネタバレというより、もはや解説を読みたい。このモヤモヤをすっきりさせたい。
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