「何をどう信じるか」検察側の罪人 にっしんさんの映画レビュー(感想・評価)
何をどう信じるか
社会悪と正義、何をどう信じるか。個人は何のために生きているのか。社会批評の切り口ではよくある問いだけど、二人の演技に引き込まれながら、よくあるテーマに集中できた。作品が描くように、三権分立が崩壊している社会では、個人主義に偏らざるを得ない。組織の都合で真実が歪められる社会は、他人のことよりも自分のことが何よりも優先される社会になりそう。この作品は現社会において、そのような傾向が見られる現状に警鐘を鳴らしているように思った。真実を追い求めて、真実こそが答えで、それこそが正義と信じたい。
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