ボブという名の猫 幸せのハイタッチのレビュー・感想・評価
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たまたま訪れた幸運の連鎖
路上生活者や薬物中毒者など社会の最底辺に生きる人々の姿がリアル。
幸い主人公は、心ある援助者や生活に潜り込んできた猫のおかげで立ち直ることができてラッキーだった。
他の困窮している人達にも幸せが寄り添ってくれればいいのに。
猫目線の風景が。
日常を違う角度から見る大切さを教えてくれている気がした。
出会いを大切に
ペットは飼っていませんが、こんな可愛くて幸運を運ぶ猫がいたらぜひ飼ってみたい。
もちろんそのボブという名の猫と出会ったチャンスをいかした主人公の努力と優しさあってこその幸運ですが。
人でもペットでも出会いを大切にしたいと思わせてくれるとても素敵な映画でした。
眼差し
ふとした事でホームレスになったり、何かのきっかけで薬物中毒になったり、ジェームズは運が悪かっただけで私は運が良かっただけなんですね。野良猫もダメ人間も居場所があれば生きていける。弱者に対する眼差しがケン・ローチやマイク・リーみたいに優しくて、実にイギリス労働者階級映画らしい作品でした。
文句なしの傑作コメディ
原作は知らなかったけど、めちゃくちゃいい作品でした。ボブとか言う猫ちゃんがもたらす奇跡、主人公とヒロインのペティもなかなか可愛いし、保護観察官もいい人だし、演出もめちゃコメディタッチで素晴らしかった。
幸せと優しさの余韻
生活にネコチャンが足りてなかったので観た。
優しい世界…
ほんもののボブ君が出演してるんだけど、めちゃめちゃ可愛い。
可愛いネコチャンを前にすると、みんな優しい気持ちになるね。
はじめてボブがバスに乗っちゃったとき、乗客もガイドさんもみんな優しくしてくれてたのがとても良かった。
疲れるような激しい展開ないし、
悲しいお別れもないから、
ただただ幸せな余韻に浸れる。
キスは唇と唇をあわせるんじゃなくても、いいんだよね。
ヘロイン中毒患者は死ぬ!
人間と猫の交流を描いたヒューマンドラマかと思ったら、とんでもない。薬物依存症を断ち切るための青年ジェームズ(ルーク・トレッダウェイ)の物語だったのだ。ボブと名付けられた猫は単なるアイコン、飾り物でしかないような印象でした。
冒頭からショッキングなシーンの連続。ギターはそれほど上手くないが、声が透き通っているジェームズ。ストリートミュージシャンをやっているが、金が集まらないと食うものにも困り、ゴミ箱を漁り、毎日寝床を探すのにも苦労する。やがて、路上で倒れ、病院に運ばれるものの肝炎を起こすほど深刻な状態。ただ、イギリスだけに福祉は充実。医療費だって無料だから、ホームレスだって安心だ。
更生施設のヴァル(ジョアンヌ・フロガット)の配慮によって仮設住宅みたいな部屋を提供されたジェームズ。ある日、一匹の野良猫が迷い込み、飼い主を探すも見つからず、知り合ったベティ(ルタ・ゲドミンタス)によってボブと名付けられる。ジェームズの肩に乗ってどこへでもついていくようになったボブ。これまでストリートで演奏しても誰も立ち止まってくれなかったジェームズの周りに人だかりができる、食費を稼ぐことができるようになったのだ。ちょっとしたことで逮捕され、ライブ活動も禁止されるが、その後は雑誌売りなどで食いつなぐ。
ヘロイン中毒だったジェームズは麻薬中毒者用の薬メタドンが欠かせない。部屋を提供したり服薬コンプライアンスなどで献身的だったヴァルがいたこと。そしてホームレス仲間のバズの死。なかなか恋愛には発展しないベティとの交流など、薬物を断つには好条件ばかり。特に、ベティの兄が薬物中毒死したと聞かされたこともあって、メタドンを断薬する決心をするのだった。
雑誌売りをやっているときに肩に猫を乗せている青年が珍しく映り、出版会社が本にしないかと話を持ち掛けたことがジェームズの未来を変えた。本の内容は、多分今作の内容そのものなんだろうけど、猫目線での交流なんてところは重要ではない。とにかく薬物依存症とホームレス状態からいかに立ち直ったかが重要なテーマなのです。猫よりもヴァルとベティのおかげで立ち直ったというべきか、彼女たちの優しに触れ、心温まる作品となりました。
人生の再生と癒し、友情の絆に心がほっこりする!
日本では大好きなペットの1位は犬ではなく、猫になってから久しい。
そんな昨今のネコブームの到来と共に、人間とネコの交流を描いた映画作品もここ数年で物凄く多く制作されている。
本作の主人公のネコであるボブ君はyoutubeでも人気の動画なので映画を観る前に、私はyoutubeでホンマのボブとジェームスと対面したが、その可愛らしさは納得出来るスター性を放っていた!
本作を観ると「幸せのハイタッチ」と副タイトル付けただけの事は有る有る!確かに主人公のジェームスの人生を癒し、再生させてゆくのに一役も二役も買っている、このボブの活躍は凄いものがある!
ボブと暮らす事でジェームスは薬物中毒を克服し、父との関係も修復するようになり、好きな音楽の路上パフォーマンスも人気を博し、TVで話題になり、本を執筆、これが大ベストセラーになり、ボブとジェームスの物語が映画化すると言う処迄、ジェームスの人生を支え、導くボブは魔法使いの様に幸せを運んで来ている。
たとえ小さな動物のペットであっても、人は誰かの為に、生きる希望を持ち、護るべき者がいると思えると、どんな苦難も克服出来るって素晴らしい!
それから、近隣に住む、知人がジェームスの再生を助けてくれる事など、イギリスの下町人情物語としても、心がほんわかと癒されます。
移民が増え、失業率も高いロンドンでは貧富の差が出て何かと希望が持てない現実生活の厳しい若者が多い中、たとえ、1度は失敗しても、人間は何時でもその気になり、立ち上がる勇気を持てば再生が出来る、その気になれば再出発が出来ると言う希望を持って頑張ったジェームスに人々は感動し、ジェームスの素直な心根に人々は助けの手を差し伸べたのだろう。とても心温まる物語だ!
それにしても、肩の上に乗るボブは可愛い!
以下猫と人間の素敵な関係の映画を書いておきます。独居老人とネコの物語の「ハリーとトント」も素晴らしい映画だった。そして「メン・イン・キャット」「シュレック」「スチュアートリトル」
不思議なレンタル猫屋の「レンタネコ」も好きでした。
人生はやり直せるし、何が起きるかわからない。
人って、動物との出会いでも人生が変わるのか。
もちろん、周りの人達の支えもあった。
どういう状況にあっても、希望はきっとあるはずだ。
人生って捨てたもんじゃないと思えた。
良い映画だ。
セカンドチャンス
自分の生活もままならない状態で傷付いた猫を保護してあげるくらいの人だから、元々優しい良い人だからキッカケが有れば立ち直れたんだと思う。
それがたまたま猫で、セカンドチャンスを運んできてくれたんですね(^^)
実話を基にした作品だそうで、日本にも猫と一緒に来日したそうな。
父親の見捨ててはいない、には涙
ロンドンの華やかな部分と殺伐とした部分両方が映される。
間が持たないので猫目線を間に挟むのは思ったよりアリだった。ネズミのくだりが二回もあるのは謎。
一応エンドクレジットの最後にカエルもネズミも他のどんな動物も無事でちゃんとケアされているとあった。
ボブは年齢は推定11歳とのこと。
ボブ本猫が映画に出演!と謳っているがいるが、正確にはボブも出演しているということで他にも
オスカー
ブッカー
ジェファー(JAFFFA)
レオ
リッキー
トライス(TRAYCE)
がボブを演じている。1匹にやらせたらストレスたまるからね。
劇中ではジェームズが過去に猫を飼っていたという台詞はあるが飼い慣れていないいない感じで不安。原作をチラ見した限りではもっと猫に対する知識が豊富で、牛乳を与えたり人間の食べ物を与えることがよくないと知っているようで安心した。
動物愛護の国というイメージがあるイギリスがそうでもないように見える。ペットキャリーに入れずに病院に来るなんて考えられない。
ヘロインの恐ろしさ(ちょっと簡単に抜け過ぎているようにも映るが)やメタドン治療がどのようなものかも学べる。
去勢避妊についての啓蒙こそあれ、猫を外に連れまわすことについては感心出来ない。もちろんジェームズ自身が売名行為で行ったわけではなく、マスコミが「売れる!」と踏んで本を書かせたりTVで取り上げたりしているだけで彼自身や犬の様におとなしいボブに何の罪もないのではあるけど。
ボブが死んだ時にまたジェームズが転落しないことを祈るばかり。
ケシャに似せたようなヴィーガンがヒロイン。カウンセラーの人がもっと前面にでてくるかと思ったけど。
心のなでなで
映画化になる前に、フジ系「奇跡体験!アンビリバボー」でこの話を見てました。だから結果も知っているんだけど、見ちゃいました。
「みんな誰かを頼る」。そのセリフが心に染みました。
薬依存のストリートミュージシャン。ひとりぼっちで淋しいから、余計依存しちゃうのかもね。
そこに偶然転がり込んできた猫・ボブ。その二人?のコンビが癒されます。
前半はボブが逃げ出しちゃったり。クリスマスに実父の新しい家を訪ねたら「何しに来たんだ」と冷たく門前払いされると、家に侵入してツリーをひっくり返すボブ。猫、あるある。
隣人の女性の心の支えもいい。かつて兄を薬依存で亡くしていたから付かず離れす、話し相手になってくれるのも心の拠り所になってたな。ここに恋愛感情云々がなかったのがすっきり。
依存症から抜け出したジェームズが、実父を再度訪問する場面。「お前をずっと見放したりしていない」「今、息子と話しているんだ!」。ジェームズもボブのように「心の”なでなで”」してほしかったんだろうね。
カメラがボブ目線になるところや、ボブを丁寧に撮っているところもよかったなあ。
原作は500万部の大ベストセラー。ボブが「ボブ」を演じてるってあったけど。ちょっと顔が違うところがあった気がするけど、ま、いっか。
猫のボブに癒されました
可愛い猫のボブに癒されました〜。ドラッグ中毒でホーレスなんてスタートが底辺過ぎてどうなのと思いましたが、良い作品でした。父親へ報告しに行くシーンが一番泣けましたね。
ビッグイシュー売っている側を今まで素通りしていたけど、次回買おうと思いました。
付いて来ちゃったり ずっと横にいてくれるボブ可愛すぎる そして利口...
付いて来ちゃったり
ずっと横にいてくれるボブ可愛すぎる
そして利口すぎる!
こんな猫っているの?って思ったぐらい
型に乗せて私も歩きたいし
ハイファイブ可愛すぎ!
猫大好きだから観ながら
キュンキュンしました!
猫好きな人おすすめです!
人を支えるもの。
「何のために生きるのか」というよりは、「何で生きていられるのか」っていう映画だった。彼は何で生きていられたのか。
「音楽」って美しくて残酷。人を癒したり、助けたり、元気づけたりするものだけど、実は、本当に怖いもの。人によっては、それだけあれば、生きていられると思えるほどの影響力がある。何を捨てても、「音楽さえあれば」って、人生が狂った人はいくらでもいるから。
彼の生い立ちを思うと、人生が狂ってしまったのは別のところにあるけど、音楽にも狂わされている。でも、音楽が人生を救うこともあるけど。
人を支えるものって、人によって全く違う。家族の場合もあれば、恋人の場合もあるし、仕事の場合もある。もちろん、音楽の場合もある。彼を支えたのは、猫のボブ。付かず離れずの父親の存在もあったかもしれない。
守るべきものがはっきりしている時、支えてくれるものの大切さを実感したとき、人は強くなれるのだろう。
時折挟んでくる猫のボブ目線のカメラワークが、見え方と相まって演出的な意味で、心情を表しているのがよかった。
ハイライトは、ラスト近くの父親に逢いに行ったところ、虐げられていたような再婚相手に対して、「息子と話している」と力強く話したシーン。
ボブが彼を変えたのかもしれないが、冒頭からずーーーーーーっと、彼はやさしかった。ボブに対しても、誰に対しても。そんな優しさが生んだ奇跡の物語といえる。
あなたのボブは
たまに思うのは感情を咀嚼したい
胸に刺さる場面の後は一泊おきたくなる
余韻を持たせる作品もあるけど人それぞれ思う場面は違うでしょ
DVDで観ているとそれが出来るけど監督の意向に背くのかなぁ?
可能性は誰にだっていつだってある
今は信じられないかもしれないけれどね
いつでも自分にエールを
どんなに辛くても「もうダメだ」と思っても
成功しなくても、病気になったって、骨折したって
生きることにもっともっと貪欲になれればいいのに
いいのにな
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