ボブという名の猫 幸せのハイタッチのレビュー・感想・評価
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イギリスの善き猫映画
あざとい!なんてあざとい猫映画なんだ
ドラッグという暗い要素もあるけど、ハッピーエンドが見込める安心感がある
でも、ストーリーの進行上でのトラブルはあるだろうとドキドキする
猫はかわいい、それで安心できる、ストーリーも見られる、
年配の人でも期待と喜びをもって見られる
猫はかわいい、それと同時に絶妙な緊張感が続いて、良い兆しもある
ハッピーエンドが期待できるので良かったと思える
主人公がいいやつで良かった!
最後に実話がネタだとわかるけど、それが売りでもないみたい。
良い出会いって本当に大切
人生の再生と猫の眼力の凄いこと❗️
予備知識全く無しで鑑賞。
薬物依存と路上生活からの脱出物語を軸に、諦めず前に、つまずきながらも諦めずに前に進み生きた主人公と、傍らで共に生きたボブ(猫)
2/3程は周囲との距離を充分に感じさせられる場面で、ボブが登場で少々状況の辛さを柔和感を持てるように。
そんなところに、自分は独りではない・・・っと言う強さが生まれる心が観れた気がします。
そこで、自分なりの歩幅で諦めずに前に進む・・っと言う大切さ
そんな、頑張りがラストそれまでの回りの人達がグッと近く熱い力に成って行く。
不覚にもラストの15分は目頭が熱く嬉しくなった‼️
登場のボブ(猫)の目の演技⁉️が
いやいや参ったネ、
007を始めさまざまなジャンルの作品をそつなく作り上げるこの監督、そしてこの様な企画を取り上げ形にし、公開した大勢の人達。
こんな方々が居るって有難い素晴らしい。
ボブッ😍
路上生活と薬物依存から抜け出せない青年。野良猫を助けたつもりが、救...
ボブの記録映画
犬も嫉妬する猫の話
続編の予習として鑑賞。
前々から気になっていた作品。ようやく観たが、想像通り心温まるすごくいい話だった。猫、欲しくなったな...。
話は至って普通。
だけど、味付けが上手い。猫目線のカメラワークだとか、猫がいとおしくなる演出だとか、とにかく猫に対しての敬意がすごい映画笑 猫のボブの演技力が素晴らしく、嬉しそうな表情や悲しそうな表情を見て同情してしまう。こんな綺麗な猫いますか??
そして初めて見たが、ジェームズを演じたルーク・トレッダウェイの演技力も高い。どうして自分は薬に手を出してしまったのかともがく様子が、本当に薬に侵された人にしか見えなかった。ボブとの関わり方も自然的で、まさに2人で1人って感じ。歌声も超透き通ってたし。
話の展開も飽きさせない丁寧な作りで、登場人物の疑問点は多かったけれど、お互いにとって大切な存在であることだとか、2人の成長だとかがエピソードを通してしっかりと描かれていて、人間ドラマとしてかなり質が高かった。
誰でも楽しめそうな映画。
見た後は幸せな気持ちになれるし、これから家で見れるおすすめの映画は?と聞かれたらこの作品を挙げよっかな。続編も楽しみです。
動物に優しくないのはダメ!!マジで!!
事実に基づく映画で、昔アンビリーバボーで取り上げられていた話です。
映画化されているのも知っていましたが、続編が公開されたタイミングで、やっと観ました。
ミュージシャン志望でドラッグ中毒のホームレス男性が、野良猫ボブと出会い…
映画化されるぐらい、いい話です。
モデルになったジェームズ・ボーエンさんは、
現在、ホームレスや動物福祉に関連する団体へ支援を行う慈善活動家です。
劇中の猫は、ほとんど本物のボブが演じているそうです。
ボブの名前は『ツイン・ピークス』のボブから取ったらしいです…
は、は、は、は、は…(汗)
ボーエンさん…(笑)
いい話なので、ぜひ観てほしいです。
動物に優しくなれる人で世界が溢れますように(祈)
ボブがとにかく可愛すぎる反則映画。実話ベースのこの映画、ボブは本物...
人間以上の親友猫
チャンスを与えてくれたボブ
猫と人間の温かい絆を素直に写実したノンフィクション映画の心地良いタッチとリズム
心が温まる映画。ヘロイン中毒のジェームズというイギリス人の若者が周りの優しい人々に囲まれ勇気付けられ更生するヒューマンドラマの側面もあるが、それ以上にジェームズのピュアな性格を引き出し、麻薬漬けの生活から生きるための日常を取り戻させる茶トラの猫ボブとの絆が作為のない自然なタッチで描かれている。原作者ジェームズ・ボーエンの『Street Cat Named Bob ; And How He Saved My Life』(2012年)が出版に至るまでのストーリーを、ドキュメンタリー映画のように演出したロジャー・スポティスウッド監督のノンフィクションドラマで、このカナダ人スポティスウッド監督の経歴がユニークだ。「わらの犬」のサム・ペキンパーや「熱い賭け」のカレル・ライス、そして「ストリートファイター」のウォルター・ヒルと第一級の監督作品の編集を担当してから監督になった珍しいキャリアを積んでいる。どちらかと云うと硬質な演出を得意とする監督たちとは違って、この映画のスポティスウッド監督は、短いショットを繋いでジェームズとボブの日常を丁寧に描写している。そのモンタージュに独特な映像のリズムとタッチがある。特に要所要所でボブの視点からのショットを絡ませ単調なシーンを補い、またボブと鼠の追いかけっこショットをサービスするユーモアもある。技巧的に優れていると云うより、あくまでノンフィクションに即したリアリティの映像を心掛けた、その意味では計算された撮影と編集の、より身近に感じられる映画だった。エピソードでイギリス的だと思ったのが、ボブが逃走して行方不明の切っ掛けになる、お金持ち風の婦人が子供がせがむのに折れてボブをお金で買い取ろうとするところ。ここに上流階級へのささやかな批判が感じられる。
日本と違って、ロンドンの路上生活者の現実は、麻薬の誘惑も含め想像以上の過酷さが見て取れる。階級社会と個人主義のイギリスにあって、自己責任で判断され片付けられる。弱毒薬物のメサドンを利用した更生プログラムなんて、このような映画を観ないと知ることはないだろう。弱っている人間のところに犯罪が蔓延り、それを金儲けにする組織が蔭で繁栄する現実にも、何か納得できない社会の現状を感じないではいられない。
主役のボブがジェームズ演じる主演ルーク・トレッダウェイに懐いて好演。一人の登場人物の存在感と威厳のある眼差しがいい。ジェームズの親切な隣人ベティを演じたルタ・ゲドミンタスのヴィーガンらしさ。父親がリトアニア人の変わった名前で、容姿も個性的だが演技は癖なく素直な印象。ソーシャルワーカー役のジョアンヌ・フロガットと共に、トレッダウェイとの演技のバランスはいい。
誰もが猫を飼ったら、更生できる訳ではないだろう。ジェームズの様に、生い立ちのトラウマから自立して、他人からの好意に応える自信と覚悟を持ち、誰よりも自分を必要とする(人)を大切にする優しさがあれば、奇跡が訪れるかも知れない。それがジェームスの場合、ボブと名付けられた野良猫だった。ボブは、2020年の6月15日に惜しくも亡くなり、銅像がロンドン北部の公園のベンチに設置されたと云う。享年14歳。最後まで人と生き物の温かい友愛が感動的なお話で、心が和みます。採点は、ボブ君に★半分追加します。
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