きみへの距離、1万キロのレビュー・感想・評価
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超遠距離ロボット恋愛
蜘蛛のような蟹のような6本の足を持つ
ロボットが荒れ果てた荒野を歩いている
これはアメリカの石油パイプラインを見張るロボットだ
遠いパイプラインを石油泥棒から守るため
遠いアメリカから遠隔捜査して見張っているのだ
その見張りのしている一人の青年が
遠いパイプラインを見張っている中で美しい少女を見つけ
恋をしてしまうと言うお話
切ない果てしなく遠い片思いラブストーリー
仕事の合間にロボットを使って彼女を追いかけたり
彼女と話したり
そしてクライマックスは彼女に重大な危機がふりかかる
彼は蟹とも蜘蛛ともいえないロボットを使い
彼女を救うことが出来るのか
しかし 今やロボットの進化は凄いものがある
そのロボットを使っての今までにないラブストーリーが
出来上がったと思う
a true love story だわこりゃ
まずハッピーエンドにありがとう。
見ながらいろんな結末を考えてしまったけれど、
とても素敵な結末。
悲しい恋に生きたジュリエット、
でも運命の人はひとりじゃないんだって言ってくれるひとがいる。ロミオを失っても。
ロマンチックなの大好きなので、
地球の裏側の相手とロボットを通してやりとりをするという設定も、
盲目の老人の語る運命の人の見分け方も、
少女の人生がロミオとジュリエットに例えられるところも、
1年のときを経て、ふたりが出会うところも、
全部全部とっても良かったのだけれど、
ゴードンが金銭支援をしてあげたのが本当に良かった。
彼女をほんとうに幸せにしてあげる方法は間違いなくそれだったから。
ロマンチックなだけでない、本当の愛を感じて…ウワーッと泣いてしまった。
ジョー・コールくんのなで肩が愛しいね…
淡々と始まり、静かに沸き上がる強い想い
最初は静かでただ映像を観るだけでだらだらしていて、つまらないかも…と感じたのと、人を監視するように観察する内容が途中までちょっと嫌悪感を抱いていました。
ですが、彼女を救おうとしたところから先が気になり始め、いつの間にか観いっていました。
この距離感と会話だけでだんだん惹き付けられました。
最後まで観た結果なかなか良い映画でした。
とても淡々と進むのでしばらくは退屈を感じますが、それでも観続けられれば良い作品と思えるのかなーと個人的には思いました。
最後の結末、出来すぎ感は否めないですが、私は好きです。
北アフリカにある石油パイプラインをデトロイトから遠隔操作する6本足...
北アフリカにある石油パイプラインをデトロイトから遠隔操作する6本足歩行ロボットで24時間監視する警備会社の夜間警備員ゴードンは彼女に浮気された上に捨てられてボコ凹み。いつものように巡回していると砂漠の中で密会する男女を発見。2人は小さな村に水を届けるトラックドライバーのカリムと村のサイバーカフェに勤めるアユーシャ。アユーシャは両親に親戚の男と結婚させられそうになっていて、2人が駆け落ちをしようとしていることを知ったゴードンは2人をなんとか助けようとする。
原題は”Eye on Juliet”と、古い因習に囚われた二人を”ロミオとジュリエット”になぞらえたシャレたタイトル。そんな二人を1万キロ離れた国からピザ大の6本足ミレニアム・ファルコンで助けるミッションを頼まれもしないのに買って出るもうひとつのハン・ソロ物語ともいえる地味なカナダ映画ですが、”でもやるんだよ”イズムに貫かれた静かに熱い映画でした。
うなじのにほい
欧米人が出演しているが監督は韓国人。古舘伊知郎が推薦していたので観てみるかと・・・
結論から言うと、かなり勿体ない映画だったかなぁと・・・ストーリー自体は、劇中にも出ているが『ロミオとジュリエット』を重ねた内容。しかし、何故か途中でロミオ役が油泥棒になった挙げ句(まぁ、二人で駆け落ちするための費用を工面するためなので破綻はしていないが)、事故で丸焼けに。そこで、その悲しいカップルを助けようとしていた遠隔操作のロボットをアメリカで操縦していた男が、何故か間男じゃないけど、ちゃっかり次の恋人になってしまうという、少々強引な設定となっている。だからかなのか、今イチ感情移入がしづらい展開なのである。途中に出てくる盲目のお爺さんに教えを請うた運命の人の見分け方の答えの『うなじの匂い、そしてキスの感覚で分かる』ってのも、ラストシーンに匂いを嗅ぐ所で伏線回収なのだが、だから何?って感じで、深みがサッパリ無い。警備会社の存在意義である『敵がいないと仕事がない』件も、一応、仕事の意義の希薄さや空虚感を表現しようとしていたのだろうが、そこに主人公の苦悩を落とし込んでいる演出が薄い。そう、何だか今作品は全て希釈されたような空気感なのだ。深いことを言っているようでいて、でも中身が乏しい。そんなアメリカンコーヒーみたいな感じを結局最後迄纏わり付く内容であった。ロボットが攻殻機動隊の『タチコマ』みたいな感じをもっと出してくれたら演出にスピード感が出て、しかももっと深い演出が出来ただろうと思う。CGを使っているのかどうか分からないが、こういうジャンルなのだからもっと多用してもいいのではと思うのは自分だけだろうか・・・
唯一良かったのは、ヒロイン役の女性。モロッコ系フランス人ということだが、流石、オリエンタルビューティーである。
運命の女性との出会い方
なんとなくシリアスなテーマでもコミカルな動きをするロボットに和まされてしまいましたが、なかなかの良作。なんか盗撮やチャットなどを肯定する感じもするあるけど、まぁ映画だし。
でもやはり運命のヒトとは直接触れ合ってちゃんと感じあうことが大事なんだと教えてくれる映画でした。
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