坂道のアポロンのレビュー・感想・評価
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あの時代の雰囲気がかすかに匂う
シニアでみた爺さんですが、涙をこらえるのに苦労。「くちびるに歌を」では無理やり泣かされた感じだったけど、この作品では素直に感情移入できました。小玉ユキは短編しか読んでいなかったので、映画の後に一気読みし、またまた泣けた。
漫画の後に映画を見ていたら、省略された設定に悔しい思いをしたかも知れませんが、限られた時間枠の中であそこまで原作の空気感を再現できれば十分でしょう。脚本家と監督に脱帽。
ところで、薫さんと律ちゃんが大学に入ったのは、1969年。そう、70安保闘争で東大の入試が中止になった年です。佐世保北高(作品では東高)で薫さんたちの1年後輩だった村上龍は、高校生のくせに学生運動のまねごとをしたことを「69sixtynine」に書いていますね。李相日+クドカンで映画化されているので観た人も多いと思います。
この作品では70安保には直接触れられていませんが、基地の町佐世保のあの時代の雰囲気がかすかに匂うと感じるのは、爺さんだけでしょうか。
青春を思い出し、友達に会いたくなる映画
正直9巻もある原作漫画が2時間にまとめられているので、「なんでこうなった?」と感じる場面もありました。
しかし、そのもやもやを補い、満足感を感じられるほど千太郎と薫のセッションシーンが最高です。2人の表情が本当に楽しそうで、言葉がなくても音楽を通して気持ちが通じ合っていることが伝わってきて、思わず自分自身の青春時代を思い出しました。大切な友達と心を1つにして演奏する楽しさと充実感、幸福感を映画を通して思い出すことができました。
また、客観的にも薫と千太郎と律子の友情が微笑ましく、中でも薫と千太郎の男同士の友情が美しく、何度も律子と同じ表情をしてしまいました。
青春を過ごした全ての方に観ていただきたい映画です。忘れかけていたあの時の気持ちが蘇ってくるのではないでしょうか。鑑賞後に友達に会いに行きたくなる温かな映画だと思います。
2回目見て欲しい!
音楽映画は2度見るべきだ。と聞き2回目を見に行きました。
先の展開を知ってるからこそのドキドキもありますし、あぁこの時こんな事を思っていたんだな。とかもうすぐセッションシーンだ。という楽しみもありました。
2度目でもセッションシーンは体に電気が走るような心が締め付けられるような気持ちになりました。
本当に凄い。吹き替え無しでキャストが実際に演奏していて、努力したからこその心から音楽を楽しんでいる表情でグッとこの映画に引き込まれました。
主演がジャニーズかぁと思っている方、1度見に行ってみてください。
ジャニーズとかどうでも良くなります。
本当に知念くん凄い。中川くんも千太郎そのままでした。
これは見ないと勿体ない。
友情、音楽、少し恋愛
少女漫画原作。
映画版は原作よりも恋愛要素は少なめ(主軸となるストーリーではある)。
男同士の友情、と音楽。
役者の演技、演奏が素晴らしい。
セッションのシーンは音楽が感情を奮い立たせる。
青春を懐かしむ切ないような感情でほろっと泣ける。
大切な人にオススメします
10年超えて知念侑李くんを応援している私にとって彼の初単独主演映画はより強い思いがあったように感じます。
と同時に原作ファンでもあり、原作ファンが多いからこそ、その批判が彼にふりかかってしまうことを恐れていました。
そんな不安を吹き飛ばすかのような圧巻のジャズセッション、モーニンに合わせて早くなる足や伴って明るくなる表情など1秒も見逃せない映画でした。
彼の努力と才能を認めてくれる周囲の環境や演者さんや監督さんに恵まれて温かい作品でした。たくさんの人にオススメしたいと思います。
圧巻のセッションシーンは必見
原作をどのように再現するのか気がかりだったが、敬意や愛情を存分に感じられる満足いく実写化だった。
役者たちによる演奏シーンは吹き替えが一切無い分ごく自然で、特に文化祭のセッションシーンは絶対にスクリーンで観るべき迫力。ここだけでも何回でも観たいほどだ。
音楽が紡ぐ友情に温かい涙が自然と流れ、鑑賞後は幸福感に包まれた。
2時間無駄がなく、非常に良くまとまっている作品になっている
2018年必泣の感動作
音楽を通じて一生ものの素敵な人間関係を築いていく10年の物語。
とても綺麗な映像に、惹きこまれるキャストの演技力、息の合ったジャズセッションは本当に圧巻でした。
素敵な映画に出会うことができました!
知念侑李くん、とても良かった
原作漫画アニメ共に好きで何度も見ていて、実写化を楽しみにしていました。
アニメとは設定が違うところもあるけど期待以上でした。原作やアニメを好きな人にほど見てほしい。
薫、千太郎、律子 私がイメージしていた3人がスクリーンの中にいました。
特に知念侑李くんの薫さんが良かった。視線の使い方、泣く演技も上手い。そして声が優しい。
ピアノを弾くシーンが何度かありますが、全て表情が違います。感情を音に乗せたような弾き方で、音にも温度を感じます。
私は特にレコードを買った帰り道と、楽譜に書き起こす作業をする薫さんが好きでした。
何かに対するあのワクワクの始まり、誰もが経験したことがあると思います。懐かしいな…
ジャズを通し深まる千太郎との仲、2人を繋ぐ律子の視線、ぶつかり合いやすれ違いさえもキラキラして見える、こんな青春時代送りたかった…と思いました。
演奏シーン、ロケーション共に最高です。
見終わった後は映画の舞台佐世保に行きたくなるし、坂を登りたくなります(笑)
映画館で見ないともったいない作品だと思いました。
大人にお薦め出来る青春映画です
実写化しても、原作が伝えたいことをちゃんと汲み取ってくれたら形を変えても伝わるものが出来上がるんだな。
ジャズという音楽がちゃんと真ん中にどしっとあって、その上を主人公達が歩いている感じ。
演奏するシーンの迫力は身体にドラムが迫ってきてドキドキが止まりません。
セッションも文化祭も一緒にニヤニヤしてワクワクしてました。
千太郎と薫のバランスがほんとうに絶妙です。
米兵と同じシーンでも全然霞まないディーン完璧。トランペットを吹き歌うディーン淳兄は流石です。でもあとちょっと声と服に色気欲しかったな。
淳兄は完璧から落ちぶれる姿がたまらんので、映画の設定上みれなくて残念無念。ディーンで見たかったのだけど仕方ない。
映画館で見るべき!
アイドル映画だと思っていたら大間違いです。アニメを夢中で見ていましたが、本当に良かった!!セッションシーンの圧倒的臨場感!!!!!大画面で、大音量で聴くことでかでき、本当に大満足です。
知念侑李さんの表情の演技が繊細で美しく、とても好印象でした。涙もすごく綺麗に流す方です。最初、少し声高い……?とも思いましたが、そこまで気になりませんでした。ピアノ演奏は本当に素晴らしかったです。編集なしということに驚き!!!!以前、忍びの国で素敵な演技をされていたので、これからの活躍も楽しみです!
中川大志さん史上1番のハマり役なのではないかと感じました。千太郎そのもので、大胆かつ繊細な部分、強さや儚さが素敵に表現されていました。ドラムも表情から強さがみなぎっていて、ただただカッコいい………
小松菜奈さんは本当に美しい演技をする方だなぁ…と。薫と千太郎を優しい眼差しで見守る姿も印象的でした。大画面で見る小松菜奈ちゃんは無敵です…
原作がかなり人気ですし、色々な評価があると思いますが、この実写化は若い世代だけでなく、どの世代にも愛される傑作なのではないでしょうか。
控えめに言っても面白い
映画って、序論から一回落ちて、最後はその落ちた時からの吹っ切れがあって感動するものです。
その落ちるシーンが残虐だったり、アダルトだったりするとなんか心が痛くなるんですけど、この作品は作品のどこを取っても綺麗な映画になってると思います。
もちろん話自体もすごい面白くて、
ベタだけど「友情」って良いな、
素晴らしいなと思わせてくれる素敵な映画でした。評価が良いのが納得できる!
坂道のアポロン
とても感動しました。
セッションシーンはキャストの皆さんの表情が生き生きとしていました。
知念くんと中川くんはピアノとドラム、本当にたくさんの努力をつみかさねてきていて素晴らしい演奏でした。
切なく、キュンとし、わくわくし、あたたかい気持ちになる素敵な映画です。
音楽で会話する2人の友情に涙
オープニングは、原作の世界観を再現するような渋くてレトロな演出だったので嬉しかったです。
教室で鉛筆を持った千が薫の指の動きに合わせ、「モーニン」のセッションを始めたときは、音楽で会話する2人の友情の始まりにワクワクしました。
その分、最後の小田和正の主題歌は長崎のローカル感、昭和感が出てしまい違和感がハンパなかったので残念でした。
JAZZセッションが最高です!
原作を先に読み、映画をとても楽しみにしておりました。
今、またあのJAZZセッションをもう一度観たい気持ちでいっぱいです!
トランペットの音が鳴り、そこにベースが重なり、ドラムが入って…恐る恐るJAZZを知らない薫さんのピアノが入ってきたときの、ワクワク感が忘れられません。
圧巻は、文化祭での二人のセッションの素晴らしいこと!
何度でも、薫さんと千太郎に会いたい気持ちになりました。
青春をもう一度体験
原作未読、アニメ未視聴。
この映画を観た多くの観客が「言葉はいらない」体験をしたのではないでしょうか。
観終わったあとに、青春時代を過ごし成長したかのような感覚を覚えることができる、上質の青春映画。
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