「アート・ブレーキーの『モーニン』が効いています。」坂道のアポロン エンドルフィンさんの映画レビュー(感想・評価)
アート・ブレーキーの『モーニン』が効いています。
映画『坂道のアポロン』を観てきました。まったくノーマークだったのですが、皆さんの評価が高いので見る気になりました。もっとしっかり宣伝をすればいいのに、という感想をもつほど、出来はいい作品です。
青春と音楽と友情という、当たり前のテーマですが、舞台は1966年の佐世保です。つまり昭和の青春ですね。それが、私のような年齢の者には、しっくりきます。ともに、家庭に居場所がない青年二人の友情も描かれます。アート・ブレーキーの『モーニン』が効いています。特に、多くの方が語っているように、文化祭でのセッションは感銘を受けます。
わたしは初めてみましたが、中川大志はいいですね。小松菜奈もキラキラしていていい。知念君は頑張っていますね、といった印象です。
物語の最後も、必要以上に悲劇にせずに、またハッピーエンドでもなく、淡々として感じで良いですね。
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