「代案のない反対意見」ザ・サークル カメさんの映画レビュー(感想・評価)
代案のない反対意見
個人評価:3.6
世界がSNSを通して1つになる。
その可能性と危険性を描いているが、監督はどちらを伝えたいのか。
反対意見だけを述べ代案を立てない、大多数の民衆の意見に留まるだけな気がする。
プライバシーの侵害と対比させ、隠し事がなくなった時のホッとする解放感と、秘密の無くなった時の人々の無限の可能性を説いたトム・ハンクスの思想は次世代的で興味深い。
最後の物語の着地点がありきたりで、スノーデンのように問題提起してくれるような作品にはなっていないと感じる。
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