ちはやふる 結びのレビュー・感想・評価
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広瀬すずの代表作のひとつ
広瀬すずにとって「海街diary」とともに代表作に挙げられる、素晴らしい青春作。
「ちはやふる 上の句」「ちはやふる 下の句」の撮影現場からずっと取材し、見守り続けてきただけに、広瀬はもちろん野村周平、真剣佑(現在は新田真剣佑)、上白石萌音らの俳優としての成長ぶりにも驚かされる。また、松岡茉優の唯一無二ともいえる存在感が抜群。小泉徳宏監督、北島Pから寄せられる信頼の高さも段違いであった。
「結び」は文字通り集大成で、この見事な完結を見るためにも3本まとめて見てほしい!
「結び」は、2017年5月にクランクインして、2018年3月17日から公開され、2年生の最後の名人戦のシーンから始まり、メインの3年生を描いています。
改めて見ても、やはり映画「ちはやふる」には絶対に、この「結び」は必要だったと思えるほど、すべてを総括して、心地良くまとめ上げています。
小泉徳宏監督に余裕が出てきたのか、さらに映像に進化が見られ、より迫力が増し、コミカルなシーンの演出も笑い間のセンスが上がっています。
終盤のアニメーションでの処理もセンス良く、まだ描き足りない部分も含めて、あれで上手く補強ができていると思います。
やはり名作は新しい「主役」を生み出していて、「結び」から登場した清原果耶や佐野勇斗などは、その後にどんどん活躍の場を広げています。
また、「結び」から登場した賀来賢人も落ち着いた演技で存在感を示し、太一を導くための数々の名言を残しています。
例えば、「聞くべき音と、そうでない音を自分で無意識に線を引いてしまっているだけ。偏見、先入観、既成概念。そういうフィルターを通る前の、ありのままの音を聞く。自分で引いた線を超える時、見慣れた景色さえ別世界になる。それまで聞こえていた音なんて、まるで音と呼べるものではなかったと…」といったセリフは、“固くなった思考”を飛び越える際に非常に重要な言葉です。
また、本作「結び」での重要なキーワードには千早の「何かとても素敵なことが始まった」という言葉がありますが、この言葉は、どんな人にも常に当てはまる重要な気持ちで、この前向きな感性を如何に持ち続けられるのかで、生き方が大きく変わってくると思います。
私は、この「ちはやふる」という作品を知るまでは百人一首など全く関心がありませんでしたが、やはり「1000年の重み」というのは意味が大きいのですね。
きっと原作コミックも名作なんだろうと容易に理解できます。
さて、この集大成となる「結び」こそは興行収入20億円を突破してほしかったですが、17億3000万円という結果で終わってしまいました。
ただ、3作品で最も好成績だったので、有終の美を飾れたと言っていいでしょう。
エンディング曲のPerfumeの「無限未来」も作品に合っていて良かったです。
間違いなく、何度か見て、その度に何か気付きを与えられるような青春映画の名作だと思います!
有り余る青春完結!
部活が出来上がって良かったと思っていたのに、あっという間に高3だと言うので驚きの3年間。
後輩を入部させないとかるた部存続不可になるので、入部募集に勤しむが、性格が微妙な男女が1人ずつ入ってくる。女子は太一狙い。
ところが、成績は学年1位が当たり前、実家は厳しくお金持ち、容姿端麗で部長も勤めている非の打ち所がなか見える太一は実は、ずっとそばにいるのに実らなそうなちはやへの片想いと、受験準備でかるたの意欲をなくしている。
遠方の新がかるた意欲をなくした時には、帰り道沼津で降りて大会出場してまでA級昇格になるなど努力して磨く性格なのだが、勉強にも身が入っていないのか、太一がいるから万年2位だった机くんが一位を取れてしまうほど。
ところが、迷いのある中東大かるた部の見学に行くと、なんとそこには名人連覇中の変わり者、賀来賢人演じる周防さんが。周防の対戦相手として、北央では全滅したため太一が次の生贄に呼び出されたが、意外と気に入られる。北央の清水尋也ドS須藤と太一の間に連絡が生まれている関係性が、見ていて嬉しい。
将来どうするか、名人戦でぼろ負けして膝も痛めた師匠原田先生のリハビリのお見舞いにも行くが、かるたで結果にならなくても、手触りや五感は一生残る感覚になると諭される。
奏ちゃんとちはやも、一瞬を和歌で千年閉じ込めてある百人一首に想いを馳せるシーンがあり、映画最終話の今作は青春が将来に活きていったり、先代から培ったものを後輩に残したりと、繋がりや文化の継承がテーマとなっている。
地域を超えてかるた欲やかるた友情は広がり、新も福井でかるた部を結成し全国大会に向けて準備を進める。そこには何度も新に告白する伊織もいるが、伊織は準クイーンでちはやも負けた相手。
もはや追われる側となった高3。
ちはやに相談なく試合当日に太一は来なくなり、不安定になる瑞沢かるた部だがその座を狙われる身として後輩交え全員検討し、団体戦では送り札の戦略欠如なども痛感しながら東京大会へ。
東京大会は北央一抜け以外全組戦績が揃い、個人戦績を主将から順に見て、第4ポジション机くんの戦績のおかげで全国大会を決める。
その頃、太一は東大理三を目指しながらも、東大七年生の名人周防に着いて周り、周防の視野欠損に気が付くとともに、周防が健常な人間では感じ取れない気配を感じ取って札を取っていると気づく。そして、予備校夏期講習に回る周防のアシスタントをしながら、かるたの相手をして貰い、同じような感じの良さを身につけようとしていた。ちはやもこの耳で人より速く感じ取る感の良さで勝負しているところがある。
しかし、大切な全国大会の日、京都でアシスタントをしていた講義後、周防に君はもう身についただろ戻るなと言われ、太一は急いで滋賀小倉山の会場へ。
人はいさ 心も知らず ふるさとは
花ぞ昔の 香ににほひける
原田先生が語ってくれた紀貫之の名家、ふるさとの花が効いてくる。
なんのためのかるたかわからなくなっていた太一にとって、かるた仲間やかるたは離れていてもとっくに心の戻れる拠り所、ふるさとになっていた。
しかも、部活に戻れば花どころか超絶美女すずちゃんが待っている世界。どれだけ幸せなんだ!
決勝には奏が突き指し傷めており、ピンチヒッターとなったのだった。
オーダー順はちはや対伊織、太一対新。実力差があるはずだが、ちはやも太一も随分成長しており白熱した互角の闘いに追いつく。
最後、机くんが負け、手札1枚ずつの運命戦が4組残るが、ここで伊織が絶対取りたい得意札「しのぶれど」か「こいすちょう」どちらを敵の手元に送るかの展開へ。
これまで、太一は運命戦に悉く弱く手元の札が詠まれなかったが、一音で判断でき相手が手で塞げてしまい「こいすちょう」を相手側に置く決断をする。
周防のところで磨いた、詠まれる札を予感できたから。最後に読まれたのは瑞沢メンバーの手前にある「しのぶれど」。全国1位を決めた。
団体二位の新に、好きやと言われた返事として、ちはやはかるたをもっと好きでいたいと応える。
え?!となるところだが誰も驚かない展開。
そして、ちはやはクイーン詩暢のように、かるたを広めたいと思い、第66第クイーンとなり母校の顧問として凱旋。無事に夢を叶えた。
チアダンとかぶるものの素晴らしい展開。
ただし、かるたは日本一イコール世界一で世界大会に出なくて良いので、かなり狭い世界と感じる。
新や詩暢との関係性も長いものになりそうだ。
滋賀にも福井にも他校の友達がいるっていいな。
クイーン戦が、アニメーションで終わってしまうのが残念。
しのぶれどの詩暢は新にずっと片想い、強敵2人。
同じくしのぶれどを取れた太一、一生ちはやに片想い。
こいすちょうを送られた新、瑞沢中にばればれ。
実によくできている。
言霊ってあるのよねと感じたので、
叶う意味の句を好んでいたいと思う時点で、
立派な福井夢ノート脳。
ひとつだけ。
3部作全てで、新や太一がハーバードとかNYとか英語で書かれている、テキトー英語服を着ている。日本では学生が謎英語服を着ているのは当たり前の光景で超リアルなのだが、一応文字列を選んで大学名なのだとしても、せっかくの世界に誇る日本文化の映画、なんとかならないのだろうか。その点新のネイビーの部活T、福井の漢字ロゴはとても良かった。態度が悪い北央が中国チックな赤Tなのも、納得だった。
忍ぶ恋
普通、続編なんて「しょーもない余計な話」になっちゃったり、「盛り上げようとして軸を見失っちゃった話」になっちゃったりするものだ。
だが「ちはやふる-結び-」は違う。正統な2年後の物語であり、輝かしい青春を描くまっとうな映画だ。
輝きと言えば、上の句・下の句のレビューで広瀬すずの輝きについて書いたが、本作は誰もが輝いていたように思える。
実際の2年間と作品世界の2年間がシンクロするように、キャストそれぞれが「青春全部賭けた」濃密な時間を過ごしたことが実感できるのもこの映画の醍醐味。
百人一首は43首が恋の歌。作中取り上げられる「忍ぶれど」「恋すちょう」「陸奥の」だけではなく、屏風歌の「千早ぶる」も在原業平がその恋を秘めて詠んだ、という説があるくらいだ。
平安の昔から、平成・令和に至ってもなお「恋」は青春の大いなるテーマであり、恋するがゆえに苦しみ、傷つき、恋のために強くもなれる。
「忍ぶ」には「耐える」の意味もある。
ままならない恋に耐えてきた、そんな風に考えると「人の問うまで」育った想いは「もの想う人」に大きな力をくれたと素直に受け止められる。
「もの想う」ことが多くなった、大人にこそ「青春映画の金字塔」というコピーがしっくり来る。
泣ける
真剣佑は、脇役だった
感じの悪い名人とクイーン、
悪役に立ち向かう新と千早と思ったら思わぬストーリーに。
3つの中で内容が一番いい。、恋愛あり‥も
着物と袴、呉服屋さんから提供?可愛いが
身体を激しく動かすし、
他の子たちが半袖なので暑いだろう。
競技カルタに色々ルールがあり、高校生でも作戦を凄く考えてる。やはり全国大会に出る、3年でそこまで実力をつけたストーリーの凄さ。
名人(賀来賢人)には秘密があった。太一(野村周平)が弟子入り?し付き合ううちに人となりがわかり、信望していき大切な言葉をかけてもらい太一を決心させる。‥‥‥いい話だと思うが、両親への気遣いか千早への想いを断ち切る為と思っていた自分は、それなら話を聞かなくても決心できた気がする。名人はいい人だった。
クイーン(松岡茉優)、なぜ高校生なのに解説務める重鎮みたいな人に対等に話せるんだろう。原作が漫画だからか。偏っているが、いくら評価されようと松岡茉優好きになれない。
優勝でなく判定勝ちみたいな準優勝。
千早•太一•新の3人の関係もはっきりさせず、
千早と詩暢のクイーン戦も端折って2018へ。
色々観る者の思う筋書きにしない脚本の凄さ?
【”本当に強い人は、周りも強くする。”競技かるたに懸ける高校生活最後の夏を描いたラスト作。今作から登場の、新キャラも個性が際立ってます。特に清原果耶は矢張り圧倒的に良いです。】
■さらに強くなることを部員たちと誓った初めての全国大会から2年。
新入部員、筑波ら(佐野勇斗)が入り、高校3年最後の全国大会を目指す瑞沢かるた部だったが、予選を前に突然、東大医学部を目指す部長の太一(野村周平)が受験のために辞めてしまう。
幼馴染の千早(広瀬すず)、太一、新(新田真剣佑)は、再びかるたで繋がることができるのか?
◆感想
・今作から登場の、新キャラが良い。
特にクイーン(松岡茉優:ツンとした態度など、矢張り良い女優である。)を脅かす気の強い我妻伊織を演じた清原果耶は矢張り圧倒的に良い。
更に”お兄ちゃん”と慕う新に度々告白するも、常に秒殺!
ー マジですか!新!
序でに、団体戦決勝で取り札に付いて揉めた際に、千早に言い放った気の強い言葉も、良い。-
・名人ながら、強すぎて競技かるたへの情熱を失った、周防を演じた賀来賢人も視力の衰えを感じながらも太一が進む道を良しとしたり、存在感抜群である。
但し、声が小さすぎで台詞が聞こえません!!
■競技かるたの団体戦の戦い方である、”札合わせ”や”札分け”といったテクニックも効果的に描かれているのも良い。
- 新人、筑波が周りが見えて居ずに、失敗するシーン・・。
彼はその後、独善的な態度を改め、全国大会にギリギリ出場した際には、絶妙なタイミングで声掛けをし、皆を奮い立たせるのである。-
<ラストも、実に巧い構成で見せてくれる作品である。
そして、さり気無く千早がその後、クイーンになった事を示す彼女が母校の競技かるた部のコーチになって激を飛ばすシーンも良いのである。>
かるた×スポ根、そして恋。~其ノ三~
"ちはやふる" シリーズ第3作。
Huluで鑑賞。
原作マンガは未読、アニメ版も未見です。
二部作にしても良かったのではないかと思えるくらい、密度の濃い完結編でした。高3最後の夏に展開される青春大爆発のドラマティックなストーリーは、膨大な熱量とキュンを発散させながら突き進み、そして見事な大団円…
千早たちの三角関係やそれぞれのライバル関係が迎えた終着点のなんと爽やかなことか。青春映画はこうでなくちゃ!
[余談]
新キャラのその後を描いたスピンオフも観てみたい。
ラストが
全体的に話の流れは青春ものと言う感じでよかったですし。
太一の心理、再戦と新太の気持ちも分かるし。
よい部分は多数ありますが。
ラストの後輩のかるた部が全国へ向かうために大会にでるシーン。
第○回クイーンがコーチについたと言う感じで、ちはやらしい人物が写ったときに全部のいい印象が飛びましたね。
原作まだ終わってないし、それをここで出すのは、その、クイーンをとるのは映画でやらないというのを言ってるのにも感じられるし。
あれでもういい印象がすっ飛びましたね。
ああいう演出が好きな方もいるのは分かりますが。
もう少し余韻を味わえるエンドも出来たんじゃないかとも思います。
そこ以外は満点でしたが。
競技カルタを通して描く青春の動と静
これほどの作品だとは思わなかった。予想を軽々と超えた奥深い作品だった。本作は2年前に公開された前作(上の句、下の句)に続く最終作。前作は競技カルタに賭けた『動』の青春物語だった。それに対して、本作は、前作の『動』の良さを活かしながらも、真島太一(野村周平)と最強の名人・周防久志(賀来賢人)を中心にしたストイック度の強い『静』の部分を加えた青春物語になっている。『動』と『静』を巧みに織り交ぜた作品に仕上がっている。
舞台は前作から2年後。主人公・綾瀬千早(広瀬すず)たちは高校3年生になり、新加入の1年生を加え、高校生活最後の競技かるた全国大会に向けて厳しい練習をしていたが、真島太一(野村周平)の突然の退部で苦境に立たされる。千早たちは、苦戦を強いられながらも何とか全国大会に辿り着くが、そこには更なる試練が待ち受けていた・・・。
前作同様、全国大会での試合シーンは、スローモーションを活用することで、千早たちの表情を強調し迫力十分である。特に千早を演じる広瀬すずの眼の表情は前作以上に鬼気迫るものがあり、勝つことへの熱く激しい想いに溢れている。どんな強敵にも、個人の力ではなく、チームワークで直向きに立向っていく姿に胸が熱くなる。
本作は千早と若宮詩暢(松岡茉優)のクイーン戦がクライマックスだと思っていたが、全く違う展開だった。前作同様、本作の『動』の主役は千早であることに変わりはない。しかし、本作の『静』の主役は、真島太一と周防久志である。千早への想い、大学受験、競技かるた全国優勝、3つの想いが複雑に絡み合い、悩み抜く太一の姿は正しく青春の彷徨そのものであり、太一を演じる野村周平が感情を抑えた自然体の演技で太一の鬱屈した想いを表現している。太一の想いは、青春時代時に誰でも経験する想いであり、素直に感情移入でき、とても切ない。
本作で際立っているのは最強名人・周防久志を演じる賀来賢人の存在感である。彼の強さは超人的であり、競技かるたという道を究めた達人といった雰囲気、勝負に固執しない達観した佇まいが印象的である。迷いのある太一と達人・久志の、人生の師弟関係のような会話が奥深い。本作のポイントになっている。久志の台詞は、少々難解だが意味深いものが多い。人生訓になっている。
少々駆け足気味だったが、本作らしい和を強調したラストシーンが爽やかで感動的である。本作は、青春の“動”と“静”を融合した、青春を強く感じさせる素晴らしい作品である。
完結編。 高校3年になって最後の夏。 新たにキャストも加わるが、世...
こんなところに、青春スポーツ映画の傑作が…
俺は、この映画をあえて、スポーツ映画と呼びたい。それほど、スポーツの真髄が詰め込まれていた。
挑戦、挫けそうな心の克服、価値観が違うチームメイトとの合理的解決、心の拠り所との別れ、そこからの真の自立、そしてまた挑戦。やはり、スポーツ映画だ!
上の句・下の句を同じ映画館で一気に観られたのもよかった。111分と103分だが、長いとは全く感じなかった。1か月あけて別々に観たら、星0.5は減っているように思う。こういう映画ってスピード感、一気にという勢いも大切だと思うんだよね。興行上しょうがないのかもしれないが、自分は今後も前後編映画は極力、一気観(いっきみ)をめざそう。
結びは、「初見の人に若干冷たくないか」と俺が思うくらい、前作のあらすじなしでの本編。
まあ、ヒットシリーズの3作目はこんなものか。あのスターウォーズだって、ルークは誰で、ハン・ソロとの出会いはこういうエピソードだよ、って説明はないもんね。
そういう風に、初見の人に少し冷たい感じだけど、前2作観た人にはすんなりつながるストーリー。恋愛好きな人は、新、太一、千早の恋の行方が気になるところだが、自分は前にも書いたように "青春スポーツ映画" として観ているので、恋の決着はどちらでも納得できるわけで、それよりも強い新が団体戦に参戦してくれたことが嬉しい。スピード感も前2作と同じく。高校時代にバドミントンでなく、かるた部でもよかったよなあと本気で思う。
きっかけは「広瀬さん(すず)でも観るか」という感じで行ったが、まったくの拾いもの。主役が一人輝く、ではなく、出演者全体が輝く中に主役の広瀬さんもちゃんとはまっているという感じ。それほど周りがよかった。男子も女子も。
繰り返しになるけれど、挑戦、成長、友情、そして片想い。青春映画の重要アイテム、全部入ってます。ひとつのことを中心に他の人とつながっていく気持ちよさ。
かるた人口が増えること間違いなし。
「上の句」「下の句」で出来がよかった配役陣
真島太一:野村周平
綿谷新:真剣佑
若宮詩暢:松岡茉優
大江奏:上白石萌音 (舞妓はレディ)
机くんこと駒野勉:森永悠希
西田優征:矢本悠馬 (ごめんね青春!)
ドSの須藤暁人:清水尋也(ソロモンの偽証)さすが
「結び」での際立ちは、賀来賢人演じる周防。クイーン松岡茉優も、マンガ的キャラの見事な実写化を3作通して見事に演じきったが、周防さんもすごい。予備校の夏期講習後の独白は浸み入る。太一が動く動機付けとしては、これくらいはないとね。
全編通して、マンガの実写版には避けられない「駆け足感・詰め込み感」は否めないけれど、でも3部作という長さでエンディングするのは、映画としてはベストな方法と自分は思う。
よい映画でした。
「結び」では、みんな、2年経って、顔がシャープになったこと!
そのうち、3部作、一気上映という映画館が出てくるだろうから、そしたら一気見するぞ〜!楽しみ。
追伸 遅ればせながら、原作マンガを読んでいます。
素晴らしい! やはり思ったとおり、最高クラスのスポーツ青春マンガだった。手に汗握る!セリフに感動する。泣ける。あ〜、いいものを観た!!!
追伸2 読んでいます。
映画に格納されなかった部分、どこも素晴らしい。
「この子たち、誰も残念だったね、といったねぎらいを言わない。本当に勝ちたいんだ」
「応援じゃない。キャプテンじゃない。盗めるものがあれば盗んでいくんだ。私もだ」
アラタ君
ちはやふるは映画3作品を当時映画館へ見に行ってましたが、レビューしていなかったのでもう一度配信を見て記録としてとりあえず結びを。
当時アラタ君は、シュッとしてる感じの高校生、主人公の幼なじみの青年、というだけしか印象が無かったので、るろうに剣心を見た時に縁がアラタ君と分かってまた見たかったんですが、
今回鋼の錬金術師のスカーにもなり、ようやく配信で見直しました。
普通の高校生役だから当然ながら全然違っていて、既に色々な作品で見ていたことが不思議な感覚でした。
映画としては、競技カルタにアツい高校生がいることも、そもそもカルタ部というものも知らなかったので、興味深い作品でした。
クイーンは確かオタクだったか、厳しく強い女性の中におちゃめな面もあって、クイーンがとっても可愛らしい女の子だったことを思い出しました!
特級過呪怨霊の祈本里香ちゃんもそうですが、ああいう桁はずれに強い女の子、大好きです(笑)
素敵でした
これね… おもしろいですよ。
上の句 / 下の句 みたいな「単なる青春映画」と違います。
物語が立体的になったと思うし、コメディ要素も利いてます。
もはや、原作とは切り離して考えるべきだとは思いますが…
松岡茉優も、ここに来て、しっかりキャラが入った感じがしましたね。
笑わせる場面も「松岡茉優として面白い」ではなく、若宮詩暢として面白かった。
あと、賀来賢人が良かった。
わたし、あの人のことをよく知らなくて…
「へぇ、賀来千香子の甥っ子が俳優になったんだ」くらいは知ってたけど、特に何に出演してたかも知らないし。
この映画の宣伝のために、メインキャスト達が「しゃべくり007」に出てるのをみたのだけど、その時の印象はナンダカチャライヤツくらいなもので、特に好印象でもなく。
でも、劇中では、とても存在感がありました。
「この映画における周防名人」とは、どんな人物なのか。
とてもクリアに提示できていたように思います。
黙ってると、すごく格好いいのねw
私は、この映画、好きです。
とても楽しみました。
面白かったな
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