gifted ギフテッドのレビュー・感想・評価
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ストーリーよりも演技力で泣ける
母親を亡くした才能のある少女が
母親の弟と過ごすが祖母が邪魔する話。
アメコミ好きな僕は
アメスパのマークさんと
キャップのクリスさんと聞いて観た。
最初に言うけどこの作品は
よくある話でよくある展開。
でもなぜが気がつけば泣いていた。
それはなぜか。そうマケナちゃんである。
才能ある少女演じたマケナちゃんが
段違いでえぐいのである。
細かい感情の表情良し、
無邪気な仕草、笑顔も良し、
子供が出すであろう寂しさも良し、
マケナちゃんこそがギフテッドというぐらい
100分彼女に惹かれてた
でもそれだけではなく
マケナちゃん関係ないとこで
ジンとくるシーンもあります。
特に病院のシーン。
こんな愛の伝え方日本人にはできない。
いろんな意味で非現実的な世界が
味わえて泣ける作品。
ごちそうさま。
個にとって必要なこと
予告編でジワジワときてそれでも横目で通りすぎ、ふと自分の中にある雲に気がついた時に観賞。
タイミング、内容、共にバッチリでした。一見ありがちな設定なんだけれど、少しだけ感じる違和感が後半を引っ張ってくれて、もうラストに向けてわけのわからん感情の洪水に身を委ねていました。ただただ良かった。
しかも、ミステリーの傑作の様にある違和感のお陰で「もう一度確認したくなるヒューマン映画」に仕上がっております。
教育って誰のもの?
始めはフランクに否定的でした。
才能を与えられた子には
それを伸ばすための早めの教育こそが
必要なのだという刷込みが
おいらの頭にあったから。
校長先生の言うことがごもっとも。
そんなおいらをぐらつかせるのは
小学校の生活のなかで
みるみる生き生きとしていくメアリーの姿。
祖母のエゴイスティックな教育姿勢が
暴かれていくに連れて
いったい教育が誰のものなのか
想いは千々に乱れるのでありました。
そしてフランクの前職が語られた瞬間
なぜそれを捨ててまで
メアリーと共に姿を消したのか
この一本はおいらにとって
ミステリーと化したのでした。
子育て、教育で何が一番大切なのか? 自分のエゴは決していけない 本...
子育て、教育で何が一番大切なのか?
自分のエゴは決していけない
本人の望むようにしてやりたい
でも甘やかしてもいけない
お金は無くてもそれ以上大切な事もある
でもお金が無いとうまくいかない事もある。バランスが大切なことはわかる。
いくら考えても明確な答えは見つからない。
結局愛や考える力を与えてあげる事が大切なことか?
子を正しく育てようという健全な社会の現れ
子が育っていく上で何が大切か。
愛情はもちろん大切。金を含めた環境の良さも健やかに育つためには必要。その子に特異な才能があればそれを見つけ伸ばしていくのも保護者の責務。
おそらくそれを大人が集まって考えていく社会って健全なんだと思う。
今作はそこにメアリーの天才的な数学の才能と、イブリンという強烈なエゴの祖母を絡ませて話を紡ぎだしている。
メアリーがなんとも愛らしい❤️
フランクが手放したくないのもわかる。
また天才的な才能❗
イブリンがその才能を愛する気持ちも理解できる。
それぞれの思いがぶつかり、結果としてよい収まりかたで良かった。
イブリンは我が娘に自殺されているが、だから反って頑なになってんだろうね。
私の育て方は間違ってない❗って。
将来見たときに何が幸せなのかはわからないが、
まずは子供には無邪気に笑っていて欲しい。
そんな社会であり続けることを切に望む。
ピーナッツの世界みたいな日常
7歳の少女メアリーが素晴らしい。誰もが彼女の幸せな未来を願わずにはいられないはず。サリー・ブラウンのような皮肉に笑い、後半は当然のように泣いてしまう。人に優しくできなくなった時に観る映画。
「ギフテッド」という言葉の意味
子供にとって幸福とは?
観ている間中そう考えさせられた。
親権をめぐる裁判を取り扱った作品は、古くは『クレイマー・クレイマー』や『リアル・スティール 』などがあり、目新しいテーマではない。けれどもいつの時代も、子供にとっての幸せを考えることは、社会にとって「古くて新しい」切実な課題なのだと思う。
数学の天才が出てくる映画は、『ビューティフル・マインド』『奇跡がくれた数式』などがある。彼らは数学に没頭し、すばらしい業績を残した。
しかし与えられた才能を活かして社会に貢献することが、彼らにとって幸福な人生だったのだろうか。
「人は皆その能力を最大限社会に役立てるべき」というのは世間的には正しいとされているけれど、主人公フランクはメアリーに、その能力を活かすことだけに人生を費やしてほしくないと考えている。
翻って私たち凡人はどうだろう。役に立たないことを恐れすぎていないか。
ギフテッド(=神様からのギフト)とは、特殊な才能のことだけを意味しているのではないと思う。
生まれてきた命、メアリーと名付けられた一つの命のことをも指しているのではないか。
そうそう、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』という作品とも、何か通じるところがあるよね。
人に愛されると言う最も優れた才能。
幼い姪に愛情を注ぐ独身男。親を感じる間も無く、母を亡くした7歳の天才少女。静かで平凡だった2人の日々は小学校の入学を機に表情を変え始める。
まずはじめに。マッケンナ・グレイスちゃんが天才すぎる。まさにgifted。
彼女の表情や言葉の出方はほぼ大人。嬉しいも悲しいも全部貰ってしまってニヤニヤプンプンし尽くした後はボロ泣きでした。
フランクと母親のイブリン、隣人のロバータの人間的な背景にもっとフォーカスして欲しいくらい魅力的なキャラクター。忘れてはならない猫のフレッドも!
そしてグッと惹きつけられるフレーズに印象的なシーンが溢れている作品。
リアリティを求める人にはお勧めできないですが、心の浄化をしたい時にはぜひ!
また観るだろうし、ディスク化したら買うであろう愛し続けられる一作です。
オーソドックスな作り
子役の子が本当にかわいい。小憎らしい感じも含めてチャーミングでした。担任の先生のやばいシーンに出くわした時の挨拶が、何とも大人びてて笑えました。あとは隣に住むはじけたおばちゃんもとても魅力的で、ダメおじさん家族を優しくを支えてあげる感じがいいですね。
ストーリーはオーソドックスで、多分そうなるであろうという結末に向けて、一直線な感じなので、あまり意外性はありません。そんな中で、裁判のシーンはなかなか凝っていて、本当に難しい判断になるなーというところで、取引に入るあたりリアリティもありました。
このダメおじさんが、もう少しだけ真っ当な生活していれば、何の問題もなかったのにと思いました。そこはもう少し背景を丁寧に描かれた方が良かったですね。
ともあれフロリダの田舎の感じも素敵で、いいアメリカ映画見たなーと満足の一本でした。
幸せのかたち
娘を産んで間もなく自殺した天才数学者であった姉に託されて6年半子育てをしてきた弟と、小学校に通い始めて持っている才能を周囲に知られた娘の話。
普通に育てたいと願う叔父と才能を伸ばしたがる周囲と才能にすがりたがる祖母。
彼女にとって幸せなことは何かを考えたらわかりそうな話だけれどね…
良い人と嫌な人がはっきりしているし、わかりやすく単純なストーリーで意外性は殆どないけれど、テンポが良くて温かみのある展開と無邪気だったりナマイキだったり愛らしいメアリーに癒された。
愛に溢れた至極の一本
観終わった後に振り返り、あのシーンもこのシーンも思い出すだけで思いが溢れてきます。
フランクがメアリーに愛を教える病院でのシーン、再会して直接フランクがメアリーに愛を伝えるシーン。
そして最後の、イブリンへフランクが真実を伝えるシーン。。
メアリーの、天才と普通の女の子を見事に表した演技、時には未熟なフランクを叱ってくれるロバータの絶妙な味つけ、ボニーも良いタイミングで純粋さを運んできて本当に良い役割をしてる!
語り始めればキリがない。特にメアリーの魅力、愛を求める純粋さ。
本当にキリが無いので、ここではフランクのイブリンへの愛という側面に焦点を当ててみたい。
ダイアンが自殺しているし、メアリーを奪おうとするイブリンはすごく悪役です。
ただ、そうでしか愛せない、愛を伝えられない不器用さ。「あなたを傷つけたいわけじゃないんだけど対立してしまう」んですよね。
どの親もこのジレンマを抱えているのではないでしょうか。フランクの、どうしてもどうしても言えなかった真実。。それを知った時のイブリンの表情には胸が張り裂けそうになりました。
フランクが、とにかくメアリーと一緒にいる事を守りたかったのであれば、いくらでもどのタイミングでもこの事実をイブリンに伝える事は出来たはず。
フランクはメアリーにとっての最良を悩んでいた、という理由はもちろんあります。だけど、母親であるイブリンを傷つけたくなかった、だから多くを語らなかった、、とも捉えてしまいました。
「いつも一緒にいた」ダイアンに、愛情を上手く伝える事が出来なかったイブリン。確かにダイアンは望んでなかったかもしれない。
でも、ダイアンの証明をイブリンが引き継ぐこと。それが最良だ!と、イブリンをとかく応援したくなりました。
フランクの、不器用だけどあたたかい愛。それはメアリーに対してだけでなくイブリンに対しても向けられていたんじゃないかな。。
最後のハッピーエンドを、心から嬉しく思いました。メアリーに友だちできて良かった!ダイアンも喜んでいるはず。
まだまだ語りつくせませんが、とにかく愛に溢れた本作。観れてよかったです!是非、劇場でご覧ください。
あえて辛口な事を書きます
泣きましたよ、別れのシーンとか、ラストのクライマックスとか、子役の子の演技に泣かされましたよ。でも、でも、です…。
姉の遺児を男手ひとつで育てる叔父と、祖母が養育権を争う物語ですが、彼は彼女そのものを愛し、祖母は彼女の才能を愛しているに過ぎない。彼女の親友であるネコを捨ててしまうことでも明白。観てる側も制作側も、誰が彼女を育てた方がいいか明らかな視点で映画が作られている気がします。
まず、養育権を争う裁判シーンが3分の1 くらい占めてて思ってたのと何か違うなー…と感じ始める。
里親に彼女を預ける決意するの際も、一度会っただけで、しかもピアノにズームインってどうよ!彼はピアノを買えないんじゃなくて、買わないんでしょ?もう、あのラストに持っていく為の展開にしか思えなかった。
心温まる作品とは思うが、感動作ではない。主人公がどうしようもないダメ男とか、母親に対してトラウマがあるとか、最後に彼女を取り戻すことで主人公も何かを乗り越えたなら、もっと深い作品になり得ただろう。
確かに、子役のマッケンナ・グレイスちゃんの演技は、素晴らしいかった!本当に可愛かった!
何となく、ハリーポッターシリーズのハーマイオニーを連想した。
それにしても、「奇跡がくれた数式」「僕と世界の方程式」「ドリーム」等々、映画には数学の天才が多いなー。
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