劇場公開日 2017年11月23日

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「最強の親子愛であり、友情の物語でもある」gifted ギフテッド ともさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5最強の親子愛であり、友情の物語でもある

2023年8月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

最高の家族・友情の映画。登場人物みな魅力的!
主人公の心情がとても分かりやすく伝わってくる。みなの言動や行動に違和感がなく、筋が通っているシナリオだった。

彼女の、歯に衣着せぬ物言いが素敵だし、教室で「彼は素晴らしい作品をつくった」と堂々と言い放った勇気や自分の正しいと思うことに忠実に行動する行動力、保護者と自分の教師の一悶着に大人な態度を見せるところとか、キャラクターが好きだった。
意志の強さとか、本当に母親に似ているんだろうなぁと思わせることがあってそこもまた良かった。
そのときその歳でできることを楽しそうにやっている姿に、安心したりもした。

主人公の、彼女との向き合い方がとても好き。
のらりくらりとしていて生活も裕福とはいえないことをよく自覚しているからこそ、「この子にとって、自分と暮らしていることが本当の幸福なのか?」と考えたのだと思う。
と、いうか、どの親だって、1度はそんなことを考えると思う。自分のやっている子育ては正しいのか?子を幸せにできるのか?
最後に主人公が口にした言葉が全てだと思う。「こんなに素敵で賢く優しい子に育ったんなら、自分の子育ては間違っていない」と。

裁判の度に、彼女の意思は反映されないのか!?となども思ったけど、それは判断材料にはですかね〜

「離れたくない」と涙し合う2人に釣られて号泣した。美しい家族愛をそこに見た。
ハッピーエンドで終わるだろうなとは思ったけど、最後まで展開が分からなかった。
里親に預けるという展開が、なるほどそれはそれで現実的なオチなのかなと思ったりもした。
きちんと綺麗なハッピーエンドで、安心しました!

とも