「あえて辛口な事を書きます」gifted ギフテッド ルナルナさんの映画レビュー(感想・評価)
あえて辛口な事を書きます
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泣きましたよ、別れのシーンとか、ラストのクライマックスとか、子役の子の演技に泣かされましたよ。でも、でも、です…。
姉の遺児を男手ひとつで育てる叔父と、祖母が養育権を争う物語ですが、彼は彼女そのものを愛し、祖母は彼女の才能を愛しているに過ぎない。彼女の親友であるネコを捨ててしまうことでも明白。観てる側も制作側も、誰が彼女を育てた方がいいか明らかな視点で映画が作られている気がします。
まず、養育権を争う裁判シーンが3分の1 くらい占めてて思ってたのと何か違うなー…と感じ始める。
里親に彼女を預ける決意するの際も、一度会っただけで、しかもピアノにズームインってどうよ!彼はピアノを買えないんじゃなくて、買わないんでしょ?もう、あのラストに持っていく為の展開にしか思えなかった。
心温まる作品とは思うが、感動作ではない。主人公がどうしようもないダメ男とか、母親に対してトラウマがあるとか、最後に彼女を取り戻すことで主人公も何かを乗り越えたなら、もっと深い作品になり得ただろう。
確かに、子役のマッケンナ・グレイスちゃんの演技は、素晴らしいかった!本当に可愛かった!
何となく、ハリーポッターシリーズのハーマイオニーを連想した。
それにしても、「奇跡がくれた数式」「僕と世界の方程式」「ドリーム」等々、映画には数学の天才が多いなー。
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