「埃っぽい70’sムードが印象的な男臭くてスマートなピカレスクアクション」ローガン・ラッキー よねさんの映画レビュー(感想・評価)
埃っぽい70’sムードが印象的な男臭くてスマートなピカレスクアクション
元アメフト選手のジミーは典型的なレッドネックの建設作業員。突然解雇を言い渡された上に、元妻が遠くの街へ引っ越すと聞かされ、最愛の娘サディとも会えなくなると絶望していたが一念発起、イラク戦争帰還兵の兄クライド、美容師の妹ミリー、服役中の元金庫破りジョー達とストックカーレースのサーキットにある地下金庫から現金を強奪することにする。
段ボールで作ったサーキットの模型と冷蔵庫に貼った箇条書きのメモだけで荒唐無稽な計画を淡々と実行する様がなかなか軽快、全く予想しない展開で観客を一瞬ホロっとさせてからシフトチェンジして一気にエンディングまで駆け抜ける爽快さにまいりました。
カントリーとブルースばかりの劇伴で全編埃っぽい70'sムードながらあくまで現代劇、チャニング・テイタム、アダム・ドライバーにダニエル・クレイグと結構豪華なスター映画ですがそんな香りが全くない男臭くてスマートな作品でした。
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