レオンのレビュー・感想・評価
全53件中、21~40件目を表示
クセになる
結局のところ…なんだこりゃ?と思いながらも最後まで見れてしまった。
終始おふざけ感が漂っていて、B級待ったなしな感じなのである。
だけど…知英さんはもの凄く良かった。
舌ったらずな日本語は時折耳障りではあるものの、彼女の振り切り方は半端なく…時折、竹中さんと被る程だ。
ワザとらしい芝居が渦巻く中で、彼女の仕草にだけは違和感がなかった。
気づいたり、驚いたり、恋してみたり。
目は口程にモノを言うって諺通り、彼女の芝居の熟成度を彼女の目が物語ってた。
知英さんを堪能する為の作品。
奥ゆかしい彼女は、とても可愛いらしい!
まぁ、乙女な竹中さんも見応えあるといえば、ある…んだろう。
知英は頑張っている。しかし竹中アクが強い。
知英がまぶしい
知英ちゃんサイコー
神キャスティング‼︎
舞台挨拶も楽しかった
知英最高
タイトルに隠されたオチに、"なるほどね"とひざを叩く
いきなりマイナスイメージだったりする。というのも、オジサンとOLの身体が入れ替わるという陳腐な設定だし、タイトルがリュック・ベッソンの代表作「レオン」(1994)を連想させるのはいかがなものか…と。
しかしフタを開けてみると、意外と面白い。原作はスマホマガジン 「Hot-Dog PRESS」の連載マンガなので、映画化など想定外だから、名画とカブるとは思いもよらなかっただろう。そして観ればわかる、"重大なオチ"がタイトルには隠されている。
OL・小鳥遊玲音(たかなし れお) は派遣社員で、彼氏にフラれたうえに派遣契約を解除される。その玲音と身体が入れ替わるのは、玲音がクビになった会社の社長・朝比奈玲男(あさひな れお)。一代で会社を立ち上げたワンマン経営者で、典型的なオンナ好きのセクハラ上司である。
OL・玲音を演じるのは、一世を風靡した韓国の少女アイドルグループ"KARA"の元メンバーである知英(ジヨン)。映画初主演である。
KARA脱退後はソロ活動と並行して、たびたび日本のドラマに出演している。スタイル抜群のジヨンだけに、地味で引っ込み思案のOL玲音がファッションで見違えるように変化する様子はダイナミック。何よりも"ジヨン"だと言われないと、韓国人であることすら忘れてしまうほどの流ちょうな日本語。失礼ながら、韓国人タレントの"ごじゃいます"発音は悪寒が走る。なのでジヨンの演技に大拍手である。
セクハラ社長を演じるのは、竹中直人。そのオヤジっぷりはイメージ通りといえば、その通りで新味はない。しかしその共通認識を逆手にとって、ジヨンのシーンをそのまま竹中直人で演じさせる。
男に迫られるジヨンが、スカート姿の竹中直人だったりして、たびたび劇場は笑いに包まれる。これは劇場版の「ぼくたちと駐在さんの700日戦争 」(2008)や、テレビドラマを数多く手掛ける塚本連平(れんぺい)監督の笑いのツボがいかんなく発揮されている。
タイトルに隠されたオチに、"なるほどね"とひざを叩く。
(2018/2/24 /ユナイテッドシネマ豊洲/ビスタ
全53件中、21~40件目を表示