「静かに狂おしい哀しみ」ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦 lynx09bさんの映画レビュー(感想・評価)
静かに狂おしい哀しみ
歴史とは過去でも知識でもない、痛みのある現実だ。と、痛烈に教えてくれる物語。やはりナチス党は化け物のように描かれているのだが、主人公サイドも暗く輝いて、危うさや狂気がみてとれる。必死な時代の痛烈な熱量が、哀しげな笑顔が、少年のバイオリンの調べに乗って刺さってくるようだ。
今年はこの手の上映が近所で多く、嬉しい限り。しかと刻んで生きていきたい。
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