リバーズ・エッジのレビュー・感想・評価
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謎のドキュメンタリー調。
原作は素晴らしいのですが、この映画はクソ。詩的な感じもないし、原作をなぞっただけ。1990年代の世紀末的な空気感も出ていない。最後の二人のセリフは詩的で、映画で唯一の好きなところです。他は空虚。
ストーリーが無い致命的映画
未成年喫煙、愛のないセックス、ドラッグ、
引きこもり、過食症嘔吐などなど。
不安定な高校生のカオスをとにかくてんこ盛り。
的ボケ甚だしき作品。
で?
これだけ盛って、断片数珠つなぎで、
起承と来るが転結なしのオンパレード。
こんなフルコースの渦中で過ごしている
人種がいる訳もなく、現実味や警鐘を
鳴らすようなものさえ伝わらない。
故に駄作なのだ。
傑作気取りもいいとこだな。
最後に二階堂ふみさんのフルヌード。
ごちそうさまでした。
名女優としての認めているが、この映画で
脱いだのはもったいない⤵️⤵️
タバコ吸いすぎ映画
ヌードが注目される二階堂ふみ!しかし、タバコ吸い過ぎ・・・
今年は『愛と仮面のルール』、『伊藤くん A to E』に続き、タバコ吸い過ぎ映画が連発しています。この映画の中でも二階堂ふみは20本くらい吸っていたでしょうか、しかもポイ捨ても多すぎです。火事にならないかと心配する間もなく、序盤でマンションの上から火だるまになった人間が落下してきました。スクリーンサイズも4:3のスタンダードサイズという今どき珍しいもので、行定勲監督と思えなくてビックリいたしました。
主要登場人物6人のドロドロで歪んだ人間関係。しかも全員高校生です。舞台設定は93年らしいのですが、彼らの家族というのはほとんど登場しません。ちょうどバブルの崩壊の時期で、家族の絆までもが崩壊しているような雰囲気でした。売春、ドラッグ、セックス、死体愛好家、摂食障害、ゲイ(売春込み)、など普通でない若者たちが織りなす暗い群像劇。家族が出てこないので、ドキュメンタリー風インタビューという形でストーリーを補っていました。
若草ハルナ(二階堂ふみ)の彼氏である観音崎(上杉柊平)はハルナ以外にも、誰とでも寝るルミ(土居志央梨)ともドラッグ、セックスを楽しんでいて、欲求のはけ口があるにもかかわらず学校ではゲイの山田(吉沢亮)を裸にしたりしてイジメを行っているという、とんでもない男。さらに山田と下級生の吉川こずえ(SUMIRE)は死体愛好家。そんな山田に純粋に付き合っているカンナ(森川葵)がいるという構図。
ルミは妊娠したために相手が誰かはわからなかったものの観音崎に中絶費用を要求。そして観音崎はルミを絞め殺す。しかし、ルミは息を吹き返して自宅へ戻ったときに、ぽっちゃりの姉と言い争いになり、逆切れした姉によってズタズタに切り刻まれる。一方、カンナは山田と仲の良いハルナに嫉妬して、マンションに放火しようとして自らが火だるまとなって転落。この終盤の勢いは凄まじいが、火だるまの様子は台詞だけで解決されている。凄い映画となるためには、この部分を描いてもらいたかったところだ。こうした厭世観たっぷりな内容というのも、やがて訪れる世紀末思想の反映なのかもしれない。
漫画のままで良かったんじゃない
見終わった後に怒りに似た感情さえ覚える近年では類を見ない酷い映画、、、そもそもこれ映画か⁈
漫画のままでいいんじゃないの?
始まってすぐに画面がスクエアであることに違和感を感じいつの映画かと調べたら2018年2月だと#
比率4対3のブラウン管の時代演出なんだろうが、あくまで型の表現であって、映画は生もの。画面の中の生きた表現を感じとって演出の中に入り込んでいくのだが、スクエアであるがために最後まで入り込む事が出来なかった。
行定監督が意識してやってるのかもしれない。若者の他人を受け入れない頑な表現だとしたら、その意図はある意味成功しているが、二階堂ふみさんが、見せる演技力に引き込まれそうになる度に、共演者の演技力の無さと、チープな演出やセリフで画面の外に追いやられてしまう。
最近の邦画は観ていて気持ち悪いものばかり。気を引こうと暴力とSEXと同性愛にドラッグに殺人とあらゆる調味料を加えてドロドロに煮詰めたが、淡白で味気ない。
堤枝監督の万引き家族は、生々しさやリアリティを追求して評価されたが、この映画は若者のリアルさを追求しつつ、形ばかりの薄いエッセンスだけを詰め込み軽薄な表現になった、あるいはそうした。そんな感じの映画です。褒められるとこ一切なしなしの動画。
痛々しいほどの1994年の青春
オーストラリアの日本映画祭で観ました。
私が生まれるぐらいの年代の高校生達の物語。
こんな時代があったのかと驚きました。どこかリアリティがあって、主人公の“無関心”さ、当時の様々な問題を上手くミックスした作品
2021/01/17
見返しました。やっぱり良い作品。
知らない空気ではあるが嫌いじゃない
知らない空気でアウェイ感はあったが嫌いではない。感じる痛みも違うが分からないでもない。
二階堂ふみのフル・ヌードは初めてなのだろうか?小沢健二のエンディングテーマは〇。
二階堂ふみの裸!それだけの映画
この手のフワッと終わって病んでる?こ洒落た?邦画特有の良さげな雰囲気の映画は避けてきけど二階堂ふみ、吉沢リョウに釣られて見てしまった…
結局何が言いたいのか解らないのは自分が病んでないからですかね?ホント俳優と裸の無駄遣い
エヴァンゲリオンQ以来のつまらない映画でした。
俳優さん達の体当たりの演技、二階堂ふみ、吉沢リョウがいたので★1にします。
暗い
オーディションかオファーかわかんないけど
どのキャストも似合わない役を頑張って演じていたと思う。
良くこの過激な作品を引き受けたなと思う反面若者達の重い青春を魅せられると言うより。お通夜な雰囲気で気持ちも落ちて暗いバットエンドな作品でした。
今やる意味
原作は未読です。
90年代の物語を今映像化する意味が見出だせませんでした。
インタビューで語らせてしまったのも個人の背景を描ききれない
苦肉の策みたいな感じにしか取れなかった。
悪くないんだけど
ふーん、それで?
が率直な感想です。
猫は誰が…
ひと昔の今更感
1990年代はトレンディドラマもマンネリ化してきて、バイセクシャルだの薬物だの禁断の愛だのネクラだのマザコンだの拒食症だの自殺だのがドラマで流行っていた頃。
変わり者目線が流行った頃だ。特に日本で歴史が動いた訳でも無く。バブルが弾けて経済以外に何かを求めていた時代。
そんな当時の遺物を今更映画化した所で、取り柄になる所も無く誰得映画と化していた。
多分私と同じ年代の物語。共感もしない。
当時のTVドラマの方がまだマシレベル。
懐かしいとも思わず、二階堂ふみと無名女優が裸になりお馬鹿さん状態。
いい演技も無し。
う〜ん。つまらない。
周りの映画は進歩してんだから退化する様な映画作ってんじゃねぇ!と言いたくなる作品でした。
縁に立つということ
若い頃、誰しもが自分の行いの縁に立ったことがあるのではないか?
これ以上やったらまずい、と思いとどまったからいま平凡と生きているが、その縁をも越えてしまったら、おそらく今はないだろう。
登場する10代の若者たちは皆、様々な縁に立っている。それは身近にあることだらけで、映画に入り込みやすい。
同性愛、過食嘔吐、愛のないセックス、様々な問題の縁で生活していた若者がその縁を越えてしまって、過去を後悔する。主要な6人のそれぞれの縁が描かれているので、ストーリーはテンポが良いが、内容が内容だけに重苦しい。
ただその日々の生活をあえて淡々と描くことでメリハリが生まれ、まとまりがいい作品になっていたと思う。
また、スタンダードサイズであることも考えられているなぁと感じた。
学校生活という閉鎖された環境や、縁にたって周りが見えていない、という印象を受けた。
ああ、こういう人良くいるよね。と思ったらその人に見せてやりたい映画だった。とても良い作品。
減点したのはセックスシーンが下手だったことかな…
あえてそうしているのか?本番しちゃえばいいのに笑
思春期の感性の豊かさが見ていてうらやましくなる映画で、何回も見たく...
思春期の感性の豊かさが見ていてうらやましくなる映画で、何回も見たくなる映画でした。見るたびに新しい見方ができるであろう映画。原作を読みたくなりました。
あと、吉沢亮さんが結構良かった
実存的不安を抱える若者達の青春ストーリー
青春あるある、な話だった
程度の差はあれば 若者なら悩むし いつか通る過程
愛されたいし、求められたいし、認められたいし、肯定されたい
稀有で特異なキャラクター設定だけど、皆の悩みは普遍的
死という不幸が胸糞悪くさせるけれど
全体の基調は、切なく ほろ苦く 青い感じ
つまり青春ってことかな
ラストで、オルガンとストリングスの音色が響くと、暗い青色がオレンジ色に包まれる感じがして ホッとした
最後に全部オザケンが持っていくみたいで ちょっとニヤニヤな作品だった
懐かしさと切なさと、いろんな気持ちがごちゃ混ぜで、観てきました。 ...
懐かしさと切なさと、いろんな気持ちがごちゃ混ぜで、観てきました。
ハルナはハルナだったし、山田くんは山田くんだった。こずえはヘルタースケルターよりこずえしてました。ルミちんも良かったな。
そしてそれは風船がぱちんと弾けるように起こる。ぱちんと弾けるように起こるのだ
岡崎京子さんファンですが、観て良かったなと思います。
10代だった私の聖書
ギリギリで観た。
10代の頃、原作を何度も何度も読んでは心のよすがにしていた身としては、もしどれだけ駄作だったとしても、劇場で見届ける義務があるような気がして。
役者はみんな、当て書きかと思うほどのハマりっぷりだし、これ以上ないほどがんばってる。
二階堂ふみはハルナそのものだし、懸念してたSUMIREもこずえの存在感があった。
森川葵なんて、渋谷系に傾倒する女の子そのもの!
山田君も観音崎も、ほんとに原作から飛び出してきたよう。
その中でもルミ役の土居志央梨は凄かった。根はいい子なんだけど深く考えず生きてるうちにとんでもないことになってしまう役を、まさに生きていた。
役者は言うことなし、ストーリーはほぼ原作通り…なんだけどどうしてもモヤってしまうのは、やっぱり私が行定演出が好きじゃないからなのかな…。
同じ原作とキャストで別の監督が演出したものが見てみたい、と思ってしまった。 西谷弘バージョン、呉美保バージョンとか…
現代設定にするのは難しいと思うけど、「ウゴウゴルーガ」「ロケットパーンチ」「キテレツ」みたいなワードを原作のまま使う必要があったのかなぁ?
原作では時事性を盛り込むことで「あなたと地続きの物語」と伝える意味があったと思うけど、2018年に映画化するにあたってそれを入れると「過去の物語」ってことの強調にしかならないし、今の若い人が見たら「何それ」「寒っ」としか思わないんじゃないかな。
と思えば「ありえない」「ヤバい」みたいな現代語も現代的に使ってて、時代劇としても中途半端。
原作にあったキャラクターのモノローグを入れなかったこととか、映画オリジナルのインタビューシーンとかはそれなりに効果的だったと思うけど、最後のハルナのインタビューはさすがに長すぎ&説明過多。
と色々思うところはあれど、あの原作を忠実に映像化してくれたことの意味はあったのかもな、とエンドロールのオザケンの声を聴きながら思った。
それにしても、この過剰でいびつな物語は、今の真面目でバランスの良い若者たちの目にどう写るんだろう。
R15は伊達じゃない
近年の邦画では出来が良いなと。随所にキャラのインタビューを入れ、よく考えると違和感ありありだが、この効果のおかげで作品が締まったが感じになった。
主要キャストの熱い演技も良いが、なんと言っでも二階堂ふみの安定の自然体演技が凄い。普通の若い女優なら裸体を綺麗に魅せるべく尻を上げ胸を張るのだが、二階堂ふみは違う。ラブホにて全裸で立ちテレビを観るシーン、姿勢が悪く尻も下がり気味。まさに、何も飾らない素の演技。キュートでネコのような女優に、これからも目が離せない。
ストーリー的には、個人的にもうひとつ波乱が欲しかった。
不器用な男女たち
夢や希望を持てない不器用な男女たちの物語。固定電話を使用しているのでいつの時代の内容かと思いましたが原作は1993年ということで納得。個性的な人物を上手く表現した作品であり女優陣の体を張った演技に魅了された。
2018-67
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