リバーズ・エッジのレビュー・感想・評価
全143件中、81~100件目を表示
私はすごく好きでした。重たいので全員にオススメするような感じではな...
私はすごく好きでした。重たいので全員にオススメするような感じではないけれど、原作を大切にして作っているのが伝わってきます。はっきりと言葉に表すことが私の語彙力では難しいけれど、登場人物はみんな生きるのが苦しくて、しんどくて、生きているのか死んでいるのかわからなくて、でも死に触れることで生きていることを実感して。時代は違えど同じ年代で苦しい中で生きているけれど、観ていてこみ上げてくるものがありました。
役者さんたち頑張る
園子温作品なら4つ★ ロマンポルノか
一部新聞の映画評でほめてあったので、映画館に足を運んだ。買っていた前売り券で入場したが、たまたまこの日は映画の日。1100円ならまだあきらめるが、前売り1400円までの価値はない。
1980年前後の日活ロマンポルノという感じ。
画面サイズまで、スタンダードだし…。
最近の行定作品は見ていなかったが、「オイラにもこんな映画は撮れますよ~」的なアピールを感じた。
1990年代半ばを舞台に屈折した高校生の群像劇で、ちょっと凝った作りにはなっているが、登場人物それぞれの内面がスクリーンから伝わるようなものもなく、淡々と悪さを重ねているだけの映像が続く感じ。
主演の二階堂やこの作品で初めて存在を知った土居などの女優根性を見せた体当たり演技はそれなりに評価したい。
しかし、全体としては深く心を揺さぶられるとか、強い衝撃を受けるというものはない。
ストーリー的にはベタ?
闇と病み。
原作マンガ未読の状態で鑑賞しました。
高校生たちがあまりに病んでて、こんな子たちが本当にそこいらにいたら嫌だなぁーなんて感じました。
バブル崩壊の時代が設定みたいなので…何となく世の中も人々も荒んでたのかな?
それにしてもこの高校生たち荒み過ぎ(笑)
闇と病みを描こうとすると、どうしてもいじめやら暴力やら乱れた性は外せないのだろうけど、そういう描写が主だったので、ちょっと緊張して観ていた気がしましたが、全体的に目が離せないスリリングな展開で、楽しめた作品でした。
まぁ、不要な性描写もありましたが。。。
吉沢亮君の演技良かったと思います。
シート被せられた焼死体を見る目の怖かったこと(笑)
目から興奮が滲み出ていて、上手いなぁ〜〜と感心しました。
若手の俳優さん達がとても頑張っていたと思います。
意外といいよ
期待以上
90年代のあの何かはやはり難しい
原作に対して忠実にあろうとすると
マンガでは描かなくていいものがフレームインするだけに
純粋さのようなものが薄れ、
思い出補正も甚だしいのだろうけど
安さを感じるときがあった。
描かなくていいものは
シークエンスでのカットにも及び、
たとえば河原の宝物、
たとえばルミちんの惨状など
直前まで描けばそれで充分だろうに。
90年代前半の世紀末に向かう
オウムやエヴァに向かう切迫感のような
刹那的なツァイトガイスト的な何かが描かれていたかというとなかなか難しいものがあり、
20年経って映像化することの罪深さを感じた。
考証は頑張っていたと思うけど。
というのは年寄りの妄言。
役者はよかった。
劇伴が安かった。
観てよかったか否かと言えば
観てよかった。
デート向きとかではないけど。
行き過ぎな高校生の群像劇に見えて、開けてみると、身近でナイーブな登...
当時からのファンですが。
「リバーズエッジ」の漫画が最初のカバーの時から、岡崎京子が事故に遭う前からのファンだし、同時にオザケンにもハマりまくったという人間なのですが…。
今回の映画は「うーん…」でしたね。いや、原作もイヤーな話なんですけども。それをそのまま映像化してくれるだけで良かったと思うのだけれども。
1.画面を4:3にしたのは、90年代を表現するのにいいとは思う。でも最初から最後まで…というのだと、単なるテレビサイズみたく思えてしまう。
2.インタビュー形式の部分
岡崎京子の「チワワちゃん」を彷彿とさせる感じで表現としてはアリだと思う。でも、あのインタビューの趣旨がよくわからない。いつの時間軸で、何のために誰が撮ったものなのか?
田島カンナのインタビューがあるなら、若草ハルナのインタビューは、ぬいぐるみが燃えてたらダメだろう。
3.カット割り
岡崎京子の漫画の雰囲気って、静かで淡々としたイメージなんだけれど、カット割りが早すぎるし動きすぎる。
街を流れる工場排水で濁った大きな川。セイタカアワダチソウが茂る河原。今、漫画版を見返したわけではないけど見開きでシーン…と見せるイメージ。
今回の、映像は綺麗だけど、パンダウンとか短いポンポンとしたカット割とかで、状況を感じるというよりも説明された感じがしてしまう。
それでいいのか?と思う。
4.配役、演出など
森川葵はミスキャストだと思うなー。申し訳ないが、食べるたびに吐いてる体型には見えない。年齢的に高校生は厳しいかもしれないが水原希子くらいの細さは必要。少なくともそういう役だ。
特に彼女が食べ物を汚く食べるシーンは、質の悪い再現ドラマのようで単に不快だった。
「牛乳」でつなぐ部分は演出としては良かったかと。
ラスト近くのウィリアムギブソン、2人同時に発声すると、うるさく感じる。
二階堂ふみと吉沢亮が、パート分けた方が静かに刺さったのではないか?
5.歌
アルペジオは単体で聞くとスゴい歌だと思う。一部、深読みの人々の分析で「なるほどー」と思ったのだけれど小沢健二と岡崎京子の90年代が丁寧に丹念に込められている。(え、そこは言わない約束では?とも思う)
この歌が2018年の岡崎京子に捧げる歌として存在する分には大歓迎。二階堂、吉沢のつぶやきも沁みる。
ただ、この映画の最後に流れた時に流れるとついていけない。リバーズエッジの世界観なのに、作者の話になってしまう。
この曲を最後にかけるのであれば、それなりの解釈変更を行い、ラストをなんらかする必要があったのではないか?
→まぁ、公開時の小沢のコメントを見ると映画のラッシュを見た上で書き下ろしたということなのでそれは実質不可能なことだとは思うが。
以上、そんなことを考えつつ、2010年代も後半になって岡崎x小沢に(搾取されつつ)あーだこーだ言えるのは嬉しいことだと思う。5月は武道館だし。
二階堂ふみだけは完璧でした。
クッソつまらん意味不明
青春映画でも恋愛映画でもなくもはや出来の悪いAV。R15?R18じゃなきゃおかしいでしょ。内容汚すぎ、でも唯一良かったのは二階堂ふみのヌード見れること。
高校が舞台なのに、暴力、ドラック、セックス、煙草、話題がヤバイ 二...
感じること
何だか、ブルース・リーの台詞みたいだが、90年代サブカルのバイブル的漫画が原作の作品である。自分も正にこのバブル世代の人間だが、今作品は未読、いや、読み始めて岡崎杏子の絵柄が身体に合わず、何となくオシャレ雑誌のタッチの匂いに読む気が失せた記憶がある。今回、主演の二階堂ふみがプロデュース的立ち回りで関わったということである。あの時代のナニかを知りたいと感じたのかも知れない。以前観た『密のあわれ』の方が、脱ぐべきだと思ったのだが、今回そんな力の入れよう故、裸体を披露したのだが、これの方が痛々しくて、マグロで、女優としてのファーストヌードとしては余り美味しく無いんだと思うのだが・・・女優魂に火がついたのだろうか?
作品自体のストーリーは原作に忠実らしい。ただ、ネットでも散見されるあの、所々差し込まれるインタビュー型式の心のモノローグ的吐露は、非常に不可解で物語をブツブツ切ってしまう変な演出である。もっと表現方法があったのでは?と思ってしまう。それ以外は、結局、作品を評価するイコール原作を評価するになってしまうので、漫画そのものの雰囲気や特徴に依るところを好きか嫌いかに二分してしまうことになる。決して嫌いじゃないのだが、でも細かいところでの詰めの甘さみたいなものに一寸興ざめしてしまうのを感じる。例えば、イジメにしても、殴る方だって拳は痛い筈。それにイジメの最終着地は金の恐喝だ。でもそれは本作では起こらない。まぁ、そこまで追込まないところが作風なのだといえばそうだが・・・
映画の画角が所謂スタンダード画と呼ばれていて、昔のアナログテレビの画角なのもこの作品の時代を表現したとのことだが、これもそんなに寄り添うのが必要なのだろうか?オザケン主題歌も含めて、今作品こそ、もっと今風にアレンジしても良かったのではと感じる。
わあ、モンキーズのHEAD
高校生のころから何度も原作を読んでいたので、映画には期待していなかったが、案外に良かった。セリフはほぼ原作通り。ほとんどのセリフを覚えている自分にちょっと引きました。
山田くんがカッコいい。ウィリアムギブスンの詩は読んだことがないので、今回初めてフルで聞いたが、美しかった。声がいい。
モンキーズのヘッドはもらわないけど出てくる。
あの年代のときにインタビュアーのおじさんにあんな本当のことっぽいこと言うかな?というのは疑問。声もいやらしいし、私なら絶対何も答えない。特に吉川こずえはああいう湿っぽいつまらないことを言ったりはしないと思った。
あの頃の自分と今の自分の距離について思いを馳せた。目に見える全てが優しさと遥かな君に伝えて。
38にもなればランコムくらい余裕で買ってあげられるよね。いまあの子たちは幸せになれたかな。
全143件中、81~100件目を表示