リバーズ・エッジのレビュー・感想・評価
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二階堂ふみの身体を張った演技と、小沢健二の歌をもってしても、岡崎ワールドを映像化するのは難しい。
河原に放置された、”宝物の死体”の存在を共有することで、若草ハルナ(二階堂ふみ)と山田(吉沢亮)とこずえ(SUMIRE)は不思議な絆で結ばれていく。
山田の自らの性癖に悩む姿を始め、荒涼とした若者達の心がヒリヒリとした映像で伝えられる。
それを彩る、岡崎京子の長年の友人小沢健二の”アルペジオ(きっと魔法のトンネル)”
それでも、魔法は起きなかった作品。
<2018年2月16日 劇場にて鑑賞>
闘ってるのは伝わりました
大人になるまでの通過儀礼を”こころ”で感じた作品でした!
二階堂他1名があっさりぬぐ、やる
善し悪しが分かれてますね
この世にはびこる全ての歪み
もう一度見たくなる
ストーリーが無い致命的映画
タバコ吸いすぎ映画
ヌードが注目される二階堂ふみ!しかし、タバコ吸い過ぎ・・・
今年は『愛と仮面のルール』、『伊藤くん A to E』に続き、タバコ吸い過ぎ映画が連発しています。この映画の中でも二階堂ふみは20本くらい吸っていたでしょうか、しかもポイ捨ても多すぎです。火事にならないかと心配する間もなく、序盤でマンションの上から火だるまになった人間が落下してきました。スクリーンサイズも4:3のスタンダードサイズという今どき珍しいもので、行定勲監督と思えなくてビックリいたしました。
主要登場人物6人のドロドロで歪んだ人間関係。しかも全員高校生です。舞台設定は93年らしいのですが、彼らの家族というのはほとんど登場しません。ちょうどバブルの崩壊の時期で、家族の絆までもが崩壊しているような雰囲気でした。売春、ドラッグ、セックス、死体愛好家、摂食障害、ゲイ(売春込み)、など普通でない若者たちが織りなす暗い群像劇。家族が出てこないので、ドキュメンタリー風インタビューという形でストーリーを補っていました。
若草ハルナ(二階堂ふみ)の彼氏である観音崎(上杉柊平)はハルナ以外にも、誰とでも寝るルミ(土居志央梨)ともドラッグ、セックスを楽しんでいて、欲求のはけ口があるにもかかわらず学校ではゲイの山田(吉沢亮)を裸にしたりしてイジメを行っているという、とんでもない男。さらに山田と下級生の吉川こずえ(SUMIRE)は死体愛好家。そんな山田に純粋に付き合っているカンナ(森川葵)がいるという構図。
ルミは妊娠したために相手が誰かはわからなかったものの観音崎に中絶費用を要求。そして観音崎はルミを絞め殺す。しかし、ルミは息を吹き返して自宅へ戻ったときに、ぽっちゃりの姉と言い争いになり、逆切れした姉によってズタズタに切り刻まれる。一方、カンナは山田と仲の良いハルナに嫉妬して、マンションに放火しようとして自らが火だるまとなって転落。この終盤の勢いは凄まじいが、火だるまの様子は台詞だけで解決されている。凄い映画となるためには、この部分を描いてもらいたかったところだ。こうした厭世観たっぷりな内容というのも、やがて訪れる世紀末思想の反映なのかもしれない。
現在65歳〜70歳の方々の想い出噺しかなぁ
電話が携帯じゃない。現代は携帯。
連絡が取れるか?取れないか?はいつの時代も同じ。
人は強くなりたいがなかなかなれない。自分の高校生の頃を思い出す。少しゾッとする。あの時あんな事やこんな事したなぁ〜と反省すべき点は多々あるが、かと言って30年たった今過去の歴史や経験をなぞり活かし綺麗な真っ当な大人になれたかどうかと言うと間違いなくNOだ。この作品の登場人物の不安定な年頃の若者たちは現代では、おじいちゃん・おばあちゃん。確かにこの年代の方々は元気だ。ただ思い伝え方が本当に下手くそだったのではなかったのだろうかと思う。この作品
最近やっと映画化出来るようになったと思う。もっともっと早くに映画化されてたら、現代の40代30代の考え思想感も違ってきたのではないだろうか?大人の都合で
撮れない作れない作品は多々ある。思考を停止させるさせたい。若者たちは常にその被害者である。しかし現代において携帯文化スマートフォンのの始まりにより尚の事性は乱れに乱れる。50代60代を利用する10代20代は少なくない。果たしてそのような形でお金を得て何に使うのだろうか?自分で料理を作った事もない女性がいくら高い食材の美味しいもの食べたとしても、それは幻想にしか過ぎない。全く意味がない。仕事の在り方も変わってきてる現代では自分の夢や生き方などを見つけるのは難しくなってきてるように思う。そして私はこの作品を見て一番思ったこと感じたこと。ありきたりではあるが好きな人本当に大事に思ってる人には嘘をつかない。嘘をつかなくていいような生活を送りたい。結局のところは自分が一番好きな人と一緒に入れなくても、気持ち悪い行動を取る人は最悪だからだ。貞操観念の良し悪しまで考えてしまうが、そこに尽きる。嘘と矛盾に散りばめられた世界の中で、一人ぐらいには正直に生きて行けたら、これが一番の幸なのではないだろうか?
漫画のままで良かったんじゃない
見終わった後に怒りに似た感情さえ覚える近年では類を見ない酷い映画、、、そもそもこれ映画か⁈
漫画のままでいいんじゃないの?
始まってすぐに画面がスクエアであることに違和感を感じいつの映画かと調べたら2018年2月だと#
比率4対3のブラウン管の時代演出なんだろうが、あくまで型の表現であって、映画は生もの。画面の中の生きた表現を感じとって演出の中に入り込んでいくのだが、スクエアであるがために最後まで入り込む事が出来なかった。
行定監督が意識してやってるのかもしれない。若者の他人を受け入れない頑な表現だとしたら、その意図はある意味成功しているが、二階堂ふみさんが、見せる演技力に引き込まれそうになる度に、共演者の演技力の無さと、チープな演出やセリフで画面の外に追いやられてしまう。
最近の邦画は観ていて気持ち悪いものばかり。気を引こうと暴力とSEXと同性愛にドラッグに殺人とあらゆる調味料を加えてドロドロに煮詰めたが、淡白で味気ない。
堤枝監督の万引き家族は、生々しさやリアリティを追求して評価されたが、この映画は若者のリアルさを追求しつつ、形ばかりの薄いエッセンスだけを詰め込み軽薄な表現になった、あるいはそうした。そんな感じの映画です。褒められるとこ一切なしなしの動画。
痛々しいほどの1994年の青春
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