海辺の週刊大衆
劇場公開日:2018年4月14日
解説
作家としても活躍するお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹が主演、劇団「ヨーロッパ企画」の上田誠が脚本を手がけ、無人島に取り残された男が、一冊の週刊誌とともに救助を待つだけという、何もしないサバイバルをシュールに描いたコメディ。目の前には果てしない海が広がる無人島に、ただひとり取り残された男。砂浜にはなぜか「週刊大衆」が一冊だけ落ちており、男は「週刊大衆」とともに救助を待つことに。妄想が唯一の特技ともいえる男は、「週刊大衆」を使ってさまざまな妄想を繰り広げるが、一向に救助はやってこない。男の妄想はやがて、自分の過去の記憶へと移っていくが……。又吉のほか、「NMB48」の渋谷凪咲がヒロインとなるユキ役、劇中の「週刊大衆」の表紙を飾っている磯山さやかが本人役で出演。
2017年製作/82分/G/日本
配給:KATSU-do
スタッフ・キャスト
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2019年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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「無人島に何を持ってゆくか」という問いは奥が深い。とりあえず命を繋ぐことが最優先、運よく恵まれたとしても、いつ来るとも知れぬ救助を待つ間、孤独と不安に苛まされることは想像に難くない。適応能力の一つとして空想癖が妙薬とは・・・。
無人島に漂着といってもシチュエーションとして使っているだけだから悲壮感が全くない。笑えるほどではないがクスリとくるものがあるかどうか、他人の妄想、言葉遊びにつきあう時間と包容力のある人以外には無理でしょう。
私の場合は、又吉の一人称で語られるトーンに慣れるまでドン引きでしたが妄想が進むにつれ私の中の妄想が化学反応を起こし始めているのに驚きました。袋とじの真相をあえてぼかしたのは上手いですね。
あまり話題にもならず低予算の小品ですが映画界の裾野の広さを感じます。かっての実験劇場ほどの主張や先鋭さがない分、観る方も気が楽です。
2018年4月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ストーリーはリアリティがまったくなく、バカバカしくくだらないけど、そのせいか気負うことなく気楽に見れて、くすくす笑いで結構おもしろかった。
子供時代を鈴木福、楽兄弟が共演していたが、可愛らしさ、癒しを加えて、むさくるしさを緩和していた。
2018年4月15日
Androidアプリから投稿
原作未読
清掃員として働く男が旅行に出かけたところ船が沈没。気がつくと独り無人島に打ち上げられており、何故か目の前に1冊落ちていた週間大衆を読み漁り妄想に耽る話。
遭難したこととか、週間大衆に載っている記事やグラビアをネタに、言葉遊びをしたり、学生時代や高校時代を振り返ったりと、ひたすら妄想コントを繰り返すす。
これといったストーリーや展開らしい展開はなくふざけた作品だけど、ニヤニヤマッタリ楽しめた。