ラプラスの魔女のレビュー・感想・評価
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原作は面白かっただけに残念
原作がとても面白かったので見ましたが、映画では展開が速すぎて、観客が置いていかれがちです。また、原作の主要人物でも映画内ではほとんど描かれないことも多く、消化不良といった感じでした。やっぱり映画にするには量の多い作品なのかなといったところが正直な感想です。
未来は知りたくない
「もし、未来が見えていたら知りたい?」やめておく。夢も持てないし努力もしたいし、人生つまらない。でもでもでも、気象現象を的確に予測出来る能力は欲しい。この映画の内容はやや幼稚で滑稽でお茶の間的で退屈した。豊川悦二も表情の詰めが甘いし、櫻井翔も簡易な演技。その中でリリーフランキーの雰囲気はさすが。東野圭吾はやっぱり好きになれない。
映像化するのが難しいんだな、っと納得。
東野圭吾さんの小説大好きなんですけど、特に好きな箇所と言えばラストで何転もしてドキドキハラハラするところなんですよね。
映画化された作品ではそういった演出が多く見られるのですが、今回のラプラスの魔女はなんか…それっぽい感じがなくて。
唐突感とか、無理やり感とか多い感じがしました。伏線も無いし、三池監督っぽさ?のホラー感はありましたけど、超常現象の部分とか、イマイチだったかな。置いていかれた感ありました。
ミステリーではなく魔女誕生の物語
日を変えて3回鑑賞した。初回鑑賞後はもやもや感が残ったが、見方を変えた2回、3回目は十分に楽しめた。初回と2回目以降の感覚が全く違う映画となった。
映画館に行く前にレビューをみると賛否両論で評価の差が大きく、特に主演とされる櫻井翔の演技への疑問が多く見受けられた。しかし、彼は俳優ではなくタレント。主演級の他のキャストの方々と並べられ評価されるのは無理があると思いながら見始めるた。そのためか進行役として、大きな違和感を感じなかった。青江教授という現実的な役柄があっていたのであろう。
その他のキャストの方々は、各々の特徴を十分に出して自由に役を演じており、この映画の一つの見どころだと思う。福士蒼汰の演技を映画では初めて観たが、肩の力が抜けたうえでの感情の表現がみごと。豊川悦司の怪演、リリー・フランキーの静の演技など。
もちろん円華を演じた広瀬すずはすばらしい。この映画で演ずるのが最も難しいと思われる円華、その性格は?自身の感情の台詞がない(台詞では謙人にたいする思いだけか)。その円華の性格、感情の変化を表情(特に目)、体の動き、台詞の言い回しで表現し、観客に明確に示してくる(演技を観ることでわかる)。役を的確に理解し、アウトプット、それが強烈に観ているものに届く。やはりすごい。また、福士との共演場面では相乗効果も生じていると感じた。
この映画、ミステリーの雰囲気で始まる。ところが、途中から、円華が走る場面あたりから変化。アクション、SF、劇といろいろな要素が出でくる。加えて前後半でスピード感が違う。初回とまどったのはこの変化であった。初回鑑賞後に気がついたことは、この映画は物語、あくまで魔女誕生のお話。そうすると2回3回と非常におもしろく観られた。多少の矛盾は気にならなくなる。物語を楽しめばいいだけと思う。
全体では、これだけの多くの内容をよく2時間に収めたなと思う。
原作にはない場面も含めて映像も私は好きである。特に後半のスピード感の変化(円華の走りから始まる)から、廃墟の館でのシーン、そしてラストの街角のシーン、主題歌とつながるところが素敵。
ところで、この映画は魔女が誕生(円華の覚悟と自覚)したところで終わる。この後の魔女の活躍は。原作者の東野圭吾さん次第ではあるが、なんでもありのように思える。ミステリー、アクション、ホラー、SF、ファンタジー、哲学的、恋など、またそれらの幾つかを混ぜた内容。いずれでも広瀬すず演じる魔女は十分に楽しませてくれるはず。観た後、続編、シリーズ化を期待したいと感じた映画であった。
原作とはなんか違うなぁ!
原作読んでから見ると関係や犯人等全てわかってるので入り込みやすい。
でも途中かなり削除してるしケントとちさとの関係説明もない。小説ではここが結構肝なのに映画では円華と青江教授の関係にフォーカスしてる。結局嵐の櫻井君とすずちゃんを配役する事への影響かと思う。
タイトルが大仰な割には。
ちょっと残念な作品。アピールする要素はいろいろあるように思えたが焦点がぼやけてしまっている。ミステリー要素も弱いし、人間関係の描き方も薄い。自然現象を予見する特殊能力とそれを利用しようとする国家権力、芸術の為に家族を犠牲にする映画監督、科学の為に娘を実験材料にして手術する科学者など面白そうな要素は多い。だが見終わって感じるのは、親子の間の単なる復讐劇だったのかなという程度。素材をエンターテインメントとして生かし切れていないのはもったいない。
消化不良...
まあ、可もなく不可もなくな感じかな。
東野圭吾だと、何か期待し過ぎちゃうのがいけないのかな〜(−_−;)
主役が解決に役立ってる気があまりしなかったです。
櫻井くんのあのおっさん感は好き(笑)
難しくなかった〜ホッ!
原作未読でしたので、少し不安もありましたが、大丈夫でした。
三池監督が、東野圭吾さんの作品を映画化するということも楽しみの1つでしたが、とてもステキな映画で、勝手に思っていた監督のイメージがどこかに行ってしまいました。
役者さんも素晴らしく、どんどん引き込まれて行きました。
ラストシーンも納得⁉︎
とても良い気持ちで映画館を後にすることが出来ました。
芯がぼんやりした竜巻は大概弱い
三池崇史監督最新作は、東野圭吾のベストセラー小説の映画化。
“ラプラスの悪魔”というのは、「ある瞬間の全ての物質がどう振る舞っているかを解析できる
だけの知性があれば、未来に何が起こるかもその人には予測できる」といった提唱らしい。
その“ラプラスの悪魔”に匹敵する知性を持つ者による、通常では予測不能な自然現象を
利用した殺人を解き明かす……ダイナミックで面白いミステリになりそうじゃないすか。
しかし残念ながら……そんな題材の割にはミステリとしてこじんまりしているというのが最終的な印象。
イマイチの2.5判定をつけさせていただいた。
...
物語の設定を聞いたとき、まず自分は「様々な自然現象をモチーフにした怪奇事件が幾つも発生する
ミステリ」を期待した。だが劇中では、事件のパターン(自然現象)はせいぜい2種類ほどだし、
トリックの解明にしても、現象を映像で見せただけでなんとなぁく説明した感じで終わってしまう。
なので本作は、「あ、そういうことかッ!」という推理モノ特有の面白味に著しく欠けるんよね。
まあ『常人では予測不可能な自然現象』を観客に向けて解説するのがまず難儀だろうと思うし
(数学や物理学という言葉を聞いただけで僕はめまいと吐き気を覚えますぅぉえあっ)、
そもそも本作に登場する“ラプラスの悪魔”は、現象を数式や仕組みとしてではなく直感的に
予測しているように見えるので、本人たちも現象の説明を他人に出来る訳でもないのだろう。
原作未読だが、映像化自体が難しい題材なのだろうな、と理解はする。
ただ、櫻井翔演じる地球化学専門家・青江の役回りには、その点も含めて大いに不満。
あのキャラは、物語を進める役割にしても、観客を導く役割にしても、存在感が弱過ぎる。
事件解決の上で主人公らしい活躍をしてくれればだが、トリックの解明も、
事件の解明も、ひたすら他のキャラから情報をもらうだけなんだもの。
事件解決に何か貢献したかと言うと……ホントに現場の案内か車の運転くらいなんじゃ……。
いちおう悩めるヒロインを勇気付ける言葉がラストに作用する流れではあるので、
主人公としての体裁はギリギリ保ったと言えるような言えないようななのだが、
基本は事件に巻き込まれて成り行きを見守るだけのキャラに終始していて残念。
本作は『誰が犯人か』を推理させるタイプのミステリでも無いので(その点だけで言えば火サス並み
の強度しかない)、トリックの解明に関わる部分にこそ、もう少し力を入れて描いてほしかった。
...
ミステリとしても不満だが、この映画はミステリ以外の部分もイマイチ。
まず、脇を固めるキャラの扱いがぞんざいだ。
玉木宏の役は中途半端な存在感のままで尻切れトンボな結末を迎えてしまい、
彼もまた事件の情報を観客に説明するだけのキャラに終始してしまったし、
高嶋政伸の役も、悪党ではなく“ヒロインを守ることに関して忠実な男”という設定なの
だろうが、ヒロインとの関係が全く描かれないので終盤の「ありがとう」が響かない。
佐藤江梨子の役に関しては……そもそも何がしたかったかすらもピンと来ない。
それに……『物語には必ずメッセージやテーマを入れるべき』とは言わないが、
この物語は……なんというか……“芯”が無い。首尾一貫したものが感じられない。
例えば全ての事件の発端であるあのキャラは、ラストで自然現象や未来予知とは全く関係無い話で
ひとりで盛り上がってたし、最後のヒロインの問い掛けも、それまでの流れとの関わりは薄い。
全体的に、各キャラや要素ひとつひとつの関わり・積み重ねが弱過ぎて、そのせいで
各キャラがどれだけ感情的な、あるいは示唆的なセリフを吐いても心に響いてこない。
それどころか、ちぐはぐな要素を無理やりつなぎあわせて仕立てたような話を
延々と聞かされているような退屈さと居心地の悪さを感じてしまった。
...
以上。
116分という決して長くは無い上映時間の作品だが、なんだかやけに長く感じました。
キャストが豪華だったりアイデアが面白くても、キャラや事象がどのような形で作用するか、
それらがどう化学反応を起こして、結果として物語がどのように膨らんでいくかは……
映画もまた予測が難しい現象やよね、と、なんとなく締めて終了。
<2018.05.04鑑賞>
キャストも微妙だしCGがショボい
僕は昔から東野圭吾の小説が大好きなのですが、この作品は読んでませんでした。
なので東野圭吾作品の映画は読んでる作品が多かったのですが、これは数少ない未読のまま観に行った映画です。
率直に言うと、全然面白いと感じませんでした。
ですが、キャストについては刑事を演じた玉木宏が一番良かったです。キーマンではありませんが、映画の世界観に邪魔することなく存在感が出されてました。
広瀬すずもそれほど自分の個性を出すことなくキャラが出てたのでまあまあ良かったです。
それ以外のキャストは正直微妙でした。
特に福士蒼汰が下手でした。
「ちょっと今から仕事辞めてくる」では割りと良い味が出てたのにこの映画では台詞回しが全然上手くないし、映画の中で福士蒼汰だけが作品から分離してるようにも思えました。
また、豊川悦司もこの映画では良い演技がしてるように見えなかったです。
舞台で一人芝居をしてるかのような台詞回しでした。
また、この作品で鍵となる仮説の「ラプラスの悪魔」の要素を使った能力は「なるほど」と思って感心しました。
あとこの作品は他の東野圭吾作品でも描かれてるがあるのですが、それは国家権力です。その描写は普通でした。
あと、CGのシーンが何個か出てくるのですが、これがかなりショボいです。
最後の場面である建物が出てくるのですが、周りの背景は実物なのにその建物だけショボいCGという構図でかなり違和感がありました。このシーンだけは「十三人の刺客」のように建物を実際に建てた方が絶対良かったです。
話自体は東野圭吾作品ということもあってそんなに嫌いではないのですが、キャストや演出の問題もあって全然楽しめなかったです。
青江教授に
専門分野の解析、公式をさせていないから薄い
青江が教授でなくても一般人でも務まった役になってる
教授の意味がないから
それとサイコロと気象は相当違いが有ると
公式を画面に出せば良い
昨日見た孤狼の血の方が残るものがある
うーん…イマイチ…。
予告から想像していたものと違ってSFミステリーといった感じが意表をつかれました。割と丁寧に描かれていたと思いますが、どうも展開に無理があったり、ラストも納得のいくものでは無かったりで私は面白く無かったです。
ベテランキャスト陣の演技は流石の安定感でした。予想以上に福士蒼汰くんの演技が良かったので今後に期待したいです!
ミステリー好きに。
東野作品は好きで初期中心にほとんど読んでますがこちらは未読で映画館へ。
キャスター業で見せる頭の回転の良さ等から、私の中で最近好感度高い櫻井翔さんが主演ということで、楽しみにしておりました。
最初から引き込まれる感じで、期待どおり。
玉木さんやリリーさんなど、ベテランキャストの安定感も良かったですね。若手の2人も青春映画とは違うミステリアスな演技を見せてくれました。主演の櫻井さんも味が出てきましたね。彼は家族ゲームでの演技が印象的で、あんな感じの気が触れた演技もまた観たいなと思いました。
演出としては、もう少し全体的に怖さ、おどろおどろしさ、とかがあるとさらに良かったかな?とも思いましたが。最初の入りが結構ゾワっとする感じだったので。
でもこのちょっと清潔感ある感じがまた後味良くて良いのかな。うん。
DVD出たらもう1回観たいです。
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