「自然界のフィクションも受け入れないと観れない映画」ラプラスの魔女 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
自然界のフィクションも受け入れないと観れない映画
劇場公開時は賛否両論(否の方が多いが)激しかったこの映画。
やっと自宅で観れましたが、感想としては「色々なこじ付けが凄いな」と思った作品でした。
ある硫化水素事件にて大学教授が関わり、ちょっと普通じゃない周りの人間も関わる作品。
自然現象を利用するという面はフィクションと割り切れば何とかギリギリ観れる範囲だったが、それよりも一つこの作品はある事を間違い、それにより意味不明な作品にしてしまっている事。
それは「予測」
劇中で「予言」では無く、自分の手を離れた後に起きる現象。その未来には何かしら自ら「仕掛け」をしなければ「予測」が成立しない。
それをこの映画はメインとして扱い、説明・利用しているにも関わらず、ラストは「予言」寄りの仕掛けを起こすのには?としか感じられず、これが「自然界を利用するのはいいが、脚本設定が破綻してるんじゃない?」と自然界フィクションの限界結果に笑わせて頂いた。
「予測もテーマにした作品なんだろ?脚本家さん。予言にしてどうすんの?」
脚本が酷いだけに、出演者の意気込みも分かる様な作品。
櫻井翔君の平凡な教授役にツッコミは入れません。
玉木宏の警察官役のヘタクソさにツッコミを入れさせて頂きます。
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