「タイトルが大仰な割には。」ラプラスの魔女 ガバチョさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルが大仰な割には。
ちょっと残念な作品。アピールする要素はいろいろあるように思えたが焦点がぼやけてしまっている。ミステリー要素も弱いし、人間関係の描き方も薄い。自然現象を予見する特殊能力とそれを利用しようとする国家権力、芸術の為に家族を犠牲にする映画監督、科学の為に娘を実験材料にして手術する科学者など面白そうな要素は多い。だが見終わって感じるのは、親子の間の単なる復讐劇だったのかなという程度。素材をエンターテインメントとして生かし切れていないのはもったいない。
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