「微妙」ラプラスの魔女 三日月キリンさんの映画レビュー(感想・評価)
微妙
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絶妙に微妙
演者の演技は悪くない。
しかし、設定を盛り込みすぎてまとめ切れなかった漫画のように、
突出した面白さがない。
主人公が科学の知識をひけらかすわけでもないし、
人工的な天才が何人も現れて襲ってくるわけでもない。
刑事が組織に抵抗するわけでもなく、
主人公とヒロインが恋に落ちるわけでもない。
所謂映画のベタがなく、
かといって新しい設定もない。
原作があるのなら、それを薄めて再現しているのだろう。
批判が出ないようなつくりを目指して。
でもそれが何の起伏も感じさせない映画にさせてしまっている。
ラプラスの悪魔をもじっているんだから、
もっと科学的なねたを放り込んできて欲しかった。
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