5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生のレビュー・感想・評価
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先天性の目の障害というパンフレットから読んで行った為はじめから目が...
先天性の目の障害というパンフレットから読んで行った為はじめから目が見えないのだと思っていたが、なんといきなり…
家族の支え友人の支え同僚の支え、それはすべて主人公の頑張りがあるからこそ助けてくれる
最後、同期が上司に試験を受けさせてやってくださいと言ったのも主人公の頑張りをわかっていたからこそ
幸せの道は誰にでもあると信じていた彼が障害には勝てないと受け入れそれでも諦めずやり遂げようとしたところがぐっときた
ぼやけて視界を再現?するようなところや音の聞こえ方などどれだけ目が見えないと耳に頼りそれが影響してくるかの表現がとてもよかった。
すごい
先天性の病気により95%の視覚を失ってしまったサリー。5つ星ホテルで働くという夢を実現させたいサリーは、無謀にも目が見えないことを隠して一流ホテルで見習いをスタートすることに成功する。周囲からの助けも借りながら、持ち前の明るさと機転を利かせ、サリーは次々とホテルの研修課題をクリアしていった。しかし、完璧かに思えた偽装計画は、ある女性との出会いによって、徐々にほころびが出るようになってしまう。特にサリーとマックスの関係性が絶妙、そしてサリーを襲う様々な困難に手を差し伸べる温かい人々の心意気が感動を呼ぶ。
修了試験に無事合格したサリーとマックスは2人でレストランを開くのだった。気持ちが暖かくなる作品。
人の優しさに触れ心温まります。
実話をベースに、先天的な疾患により5パーセントの視力の青年がホテルマン見習いとして成長していく話。
恋したり、努力でハンディキャップを乗り越えたり、不幸が重り無理をして身体を壊したり、挫折しながらも乗り越えていくポジティブなストーリー。
賢くて機転が利く優しい主人公のサリーと、オンナ好きの同期、厳しくも優しい上司たち、アフガニスタンからの難民、恋人や優しい家族など登場人物はみんな魅力的だった。
好青年の主人公が前向きに頑張るシーン、破滅していく様子や、さわやかに立ち直っていく姿はとてもリアルに感じた。
部屋の描写も心の変化と比例して変化していく演出が更に現実感を与えた。
困難にぶつかっても暗くない、そんな明るい人っている。切り替える力の大事さを強く感じる前向きな映画。
エンドロールは最後まで観る事をお勧めします!
いいやつばっかり!困難乗り越えて夢を叶える素晴らしさ!
友人からのすすめで鑑賞
好きなタイプの映画でした!
テンポよし、ストーリーよし、感動あり!
見応え充分で満足しまくりです😮✨
マックスがええ人すぎた〜
あんだけ協力してくれる友人と出会えたことが資産。
人との出会いのチカラを感じる。
サリーの一回落ちぶれるかんじがなんとも痛々しかったけど、最後はキラキラ輝いてて、憧れます😊
ハリウッド映画のようなドイツ産ハートフル・コメディ
思春期に発症し出した病気のために、95パーセントの視力を失った青年が、憧れていたホテルでの仕事に就くために視力の障害を伏せて研修に望むハートフル・コメディ・・・という風にこの映画の事を解説して、おおよそ映画のすべてが語りきれてしまうというのは、些か残念な気も・・・。
ドイツで生まれたこの作品は、いい意味でも悪い意味でも、なんだかハリウッドのハートフル・コメディを見ているかのよう。いい意味でハリウッド映画のように明朗だし爽やかだし喜劇は分かりやすくロマンスは程よい甘みだし・・・。けれども一方で、悪い意味でハリウッド映画のように大味だしご都合的だし、展開の一つ一つが単純化されてまるで記号のように類型的だし、そのため実話を基にしているというのにどこか現実感のない絵空事のように思えるところも少なくない。ただまぁ、それは必ずしも欠点というわけでもないかもしれないとも思う。ある種「ハリウッド・コメディの様式を擬えたドイツ映画」として観る分には十分に楽しく清々しい作品だからだ。個人的に最近ちょっとハードな作品が続いていたので、この映画で気分がリフレッシュされるような感覚もあったし決して悪くはなかった。
この作品にはモデルになった人物がいるというので少々言葉が憚られるのだが、あくまで映画として5パーセントの視力の主人公が5ツ星ホテルでの研修で奮闘する、というのはトピックがあるし興味深い設定だとしても、ついつい現実的なことを考えるとホテル側からしたらなんとも迷惑な話だよなぁとふいに冷静にさせられる部分も。勿論、障害があるからと言って就労に差別があってはならないとは思うが、かと言って雇用には企業側の責任が伴うわけで、そこに嘘が存在してはやっぱりいけないし、サリーの失敗を補償するホテル側の立場を考えると・・・なんて私はついつい企業側の気持ちになってしまったよ、まったく。なので単純に「がんばれサリー!」と手放しに応援する気にはなれず、何も知らない研修指導者を悪者のように見せるのもなんだかなぁ?と思いながら観ていた。かろうじて恋人の子どもを見失い、はぐれてしまった時に恋人から突きつけられる言葉により、サリーの独り善がりに冷や水がかかって少し安堵した次第。「いやいや、これは映画なんだからさ」と言うのも確かにその通りなんだけれど、でもそういう鈍感さや図々しさこそ、悪い意味での「ハリウッドっぽさ」なんだよなぁと思ったりもした。
なんだかんだと言いながら、私がこの映画を観て真っ先に思ったのはとにもかくにも、マックスってめっちゃいいヤツじゃん?ってこと。こういうハートフルコメディ作品では、「主人公の親友」がいい存在感を出してくれると気持ちがいいもの。そういう意味で、最初はあまり印象の芳しくなかったマックスが、その内面が出れば出るほどにとにかくいい友達なのが見ていて爽快。サリーに関わる人々がみんな善良で心優しい人たちであるというのも、2時間を快く過ごせた理由の一つだったと思う。
映画を観終わった後の気分もフィールグッド・ムービーという言葉そのものずばりだと思ったし、気分が落ち込んだり、難しいことを考えすぎていたりする時に、こういう映画を観るとやっぱりシンプルに元気が出るんだよな・・・と実感するのだった。
本来のバリアフリーをめざす"障害者コメディ"という意欲作
これは障害者視点で描かれる、"障害者コメディ"といっていい。新しいタイプの映画だ。
本作は実話ベースだが、自虐要素もある、"障害者あるある"を楽しんでいるふうさえある。チャリティの「24時間テレビ」のパロディで話題になった、NHKの「バリバラ」(バリアフリーバラエティー)の考え方に似ている。
若くして95%の視力を失った青年が"5つ星ホテルで働きたい"という夢をめざす…という設定から、反射的に"感動しなければ"と身構えてしまうのは、おカド違い。
本作は、"障害者"の起こすドタバタ劇の中で、困難に立ち向かう前向きな青年の強い意志と努力を明るく描いているが、"健常者"の若者だってやはり立派なホテルマンを目指して頑張っている。
"障害者"を"健常者"と同等に扱うことを本来的なバリアフリーとするならば、哀れみを乞うような典型は、すでに"上から目線"なのではないか。
本作はさらに、障害者の行動や姿勢を、健常者より"模範的"に描くようなこともしていない。
主人公のサリーは、目が見えないことを隠してホテルの面接をクリアして見習いになる。理由はどうあれ、これは"経歴詐称"という立派な犯罪である。頑張れる、頑張れないの問題ではなく、本来なら即刻クビである。
追い込まれたサリーがクスリに手を出して堕ちていくところなどは、"単なるバカ"である。また目が見えないのに子守りを請け負い、迷子にしてしまうなんていうのは、愚の骨頂である。"健常者"のなかにもバカはいるし、"障害者"のなかにもバカはいるという、あたりまえを描く。
原題もシャレている。"Blind Date"というのは、"友人などの紹介で、初対面の人とデートする"ことで、お見合いの変形みたいなもの。それと"Blind=盲目、目の不自由な人"を掛けている。弱視の主人公が、ホテルの経営者や同僚たち、お客さんたちと触れあって人生を切り拓いていくことを見事に言い表している。もちろん邦題はミスリードである。
セクシャルマイノリティも含め、ダイバーシティ(多様性)な映画を作ることを是とするならば、健常者が作るこれまでの映画は偏見に満ちていた。
本来のバリアフリーとは、こんな映画を観て、"すごく笑えた"、"楽しかった”と何も考えずに言えるようになることなのだろう。
(2018/1/16 /角川シネマ有楽町/シネスコ/字幕:吉川美奈子)
良かったけど
心暖まるいい映画だったなー、と思ったけど、せっかく夢がかなったのに、ホテルの仕事ではなくマックスと店を始めたのには少し拍子抜けしてしまいました。今までの夢を上回るくらいの新しい夢ができたということかな。
心温まりました、
6本目。
私だったら、クスリに手を出さないし、
私だったら、研修生の立場で口答えしないし、
まして、自分が遅刻したのに
「嫌がらせですか?」なんて言わない、
なんて思ったけど、
でも、そもそも、私だったら、夢を見ることさえ出来ず、夢を叶えるために努力せず、泣いて「どうせ、見えない」って諦めてたと思う。
周りのみんなの優しさにも、本人の心の強さにも感動しました。
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