「ちょっと遅めの"心の大掃除"に」はじまりのボーイミーツガール せっちゃそさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと遅めの"心の大掃除"に
ピッタリな作品だと思います。
ストーリーは本当に王道を往く王道なんですが、新年で心が求めていたんでしょうか、観ていてとても清らかな気分にさせていただきました。
互いにきっかけをつくって少しずつ距離を縮めていくところとか、親友にその気持ちを悟られないようにするところとか、本当に心がほっこりとさせられます。誰しもが経験があることでしょうから。
あとそんな主人公たちをサポートしてくれる仲間たちがいい味出してます。青春モノには欠かせませんね!
主人公のヴィクトールの仕草や様子なんか見ていると「あぁ、わかる。わかるで」って昔の自分を思い出すかのような気分になること間違いなしです。
とともに、こういう時代があったんやなぁ、、、、と懐かしく、そしてそこに戻れない自分に悲しくもなり感情が静かにゆっくりと揺れ動きました。そう、冒頭のブランコのように。( ´;ω;`)
観ていて時々背景の画のきれいさにハッとさせられました。
学校の校庭やマリーの家と庭などなど印象に残るカットも多く、監督の力量の高さも感じさせられます。
正月休みでやることも、観たい映画もない!という方には少し遅めの"心の大掃除"にピッタリな一本だと思います!
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