「凄い映画見つけた」女神の見えざる手 Yukさんの映画レビュー(感想・評価)
凄い映画見つけた
政治と金と利権と銃規制、ロビイスト......
普通に作ったら十中八九、おそろしく退屈な映画が出来上がるところを、見事な脚本で鮮烈な映画に仕立てている。
勝つためには常に先手を打ち続け、表と裏で策略を仕掛けつつ、夜も眠らず、時には仲間をも信用せず、クライアントの為に闘う、やり手のロビイストをジェシカ・チャンスティンが演じる。これがまた似合っていて良い。
どんでん返し、と言ってしまえばそれまでだが、最後まで隠し持った一撃がもたらすカタストロフィの見事さ。一点に向かって突き進むスピード感のある演出も素晴らしい。監督は大御所ジョン・マッデンでした。さすがです。
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