「素晴らしく素晴らしく興味がある内容」女神の見えざる手 カメさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしく素晴らしく興味がある内容
個人評価:4.6
まずはジェシカ・チャスティンが、本作でオスカーを取れなかった事が不思議でならない。
日本でこの役柄を演じれる女優が誰がいよう。
本作は2つのテーマが巧みに絡み合っている。神の手腕をもつロビイストのエリザベスの人物をサスペンスとして描く本筋と、それを繰り広げる舞台として用意されたのは、国内外誰もが興味を持つアメリカの銃規制の法案の賛否。この2つのテーマをエンターテイメント作品として、素晴らしく秀逸な脚本でまとめている。
社会派な映画は数多くあるが、ここまで分かり易く問題提議としてアメリカ銃社会を批判し、そしてある意味で中立で描き、エンターテイメントとしてまとまっている作品を他に知らない。
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