「アメリカ最大の問題を真面目に捉え、大逆転劇を演じる。」女神の見えざる手 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカ最大の問題を真面目に捉え、大逆転劇を演じる。
ロビイストの有名女性が銃規制法案について、政治に介入する話。
「銃規制法案に対する議員の支持数確保の争い」に関しては分かりやすく観やすい。駆け引きは見事。
何事にも闘いには孤独はつきもの。
そんな主人公の潰すか潰されるかと彼女の心境の変化が背景のウラに描かれてもおり、そこもスパイス的役割にてGOOD!
後半「銃規制法案メインなのに、何故主人公の裁判がメイン?」と冷めてしまったが、その後のその冷めを覚ますには充分過ぎる最後の大逆転劇。
ここまで彼女の計算の内なのだとしたら恐ろしいw
何故昨年公開で評判にならなかったのか?アカデミーもノミネートすら出来なかったのが不思議なくらいの作品。
映画館で観てなくて誠に申し訳ございませんでしたと謝りたい。
政治ネタが好きな人、必見です。
映画好きな方は是非観て頂きたいですね。
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グレシャムの法則さんのコメント
2020年3月16日
実情は知る由もありませんが、アカデミー会員の世界にも、全米ライフル協会の圧力が効いているのかもしれない、と私のような単細胞頭は考えてしまいました。