ヴァレリアン 千の惑星の救世主のレビュー・感想・評価
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映像エンターテイメントの洪水!
予告を見た時にかなり情報量の多いヴィジュアルだなぁと思った。
この手の映画は映像に金がかかってるだけで、中身が無くて期待ハズレってパターンが多かったが、本作はリュックベッソン監督という事もあり、「フィフスエレメント」の様な素晴らしいヴィジュアルエンターテイメントを味わえるのではと、劇場での鑑賞を選択。
ひょっとしたら駄作かもという不安の中、結果は「フィフスエレメント」程ではないものの、リュックベッソンらしい良質なSFエンターテイメントでなかなか楽しめた。
これでもかと、詰め込めるだけ詰め込んだヴィジュアル世界は思った程物語の邪魔にはならず、むしろその想像力の洪水に圧倒された。今までこんなヴィジュアル見た事ないなってくらいのユニークな映像体験を味わう事ができ、これはまさに劇場でしか体験できないものだ。
こーした素晴らしいヴィジュアル世界の中で男女2人の若き登場人物が明るく元気に活躍する様はとにかく観ていてすがすがしく、そんな2人を中心に動いていくストーリーもシンプルでわかりやすく、エンディングのオチもリュックベッソンお馴染みのスタイルで今も変わらず良質なエンターテイメントを提供してくれるリュックベッソンは健在だなと思った。
欲を言えば、音楽がエリックセラだったらなぁと思ってしまったのはノスタルジーにひたりすぎか。
あと、クリーチャーデザインに関してはもうちょっと可愛いさがあるといいのになって思うキャラがいたり、この辺は好みの別れるところか。
何はともあれなかなか楽しめたので劇場に観に行って正解だったなと思った。
魚顔
満腹
壮大なスケールと凄まじいアクションとの中和
まず冒頭の語りから壮大な宇宙の世界に引き込まれた。冒頭どの数十年を、人の老いや都市の発展などで表しており、世界観が作られていた。アルファ(千の惑星)も壮大で、複雑で、カンパニーの美術装飾などの努力が感じられた。アルファの広大さや重量感、都市感が強く伝わってきた。アルファに存在する様々な地域も一つ一つが見ものだ。見てて面白く、一つ一つの世界が創造されている。
ヴァレリアンとローレリーヌの二人に注目したい。冒頭から二人の場面が多いが(主役だからということでもあるが)、どの場面でもヴァレリアンのローレリーヌへの気持ちは感じられるが、この時点ではまだ愛ではなかったと感じる。ローレリーヌもヴァレリアンを意識しているが、`愛´というものを認識させてあげようとしていたのかもしれない。その二人のやり取りがチーム感やパートナー感を醸し出しており、長年の`相棒´というものを感じた。それが物語が進むにつれ`愛´となっていくのも見応えがあった。
ヴァレリアンのアルファでの追尾飛行シーン。アルファの複雑な街を縦横無尽に駆け巡り、アルファの広大さと無限さが感じられた。SF映画ならではの宇宙での飛行シーンと接触シーンが迫力のあるものであった。その後のローレリーヌがアルファを助けに?どんな手を使ってでも追いかけて行ったのが`愛´だなと感じた。パートナーだからであるかもしれないが、それは個人的には愛であると思った。
ローレリーヌは強い人間であると感じていたが、意外と探求心が強く、ドジな一面もあった。ヴァレリアンも自信家ではあるが、しっかりと考えて行動しており、後半には他人を思って行動していたのが魅力的だ。
天国横丁やビックマーケットの場面が面白い。横丁や市場ならではの人混みや賑わい方、建物の統一のなさが面白い。ビックマーケットの世界観がすごい!
そして物語後半のヴァレリアンとローレリーヌ、バブルのアクションシーンが見応えがあった。軽い身のこなしと迫力のあるアクション。興奮するしかないものであった。ヴァレリアンの一つ一つの行動が善に向かっていた。
最後の惑星パールの人達との場面。映画冒頭に出てきた惑星パールの壮大な自然と豊かさを取り戻そうと努力しているミュール人が素晴らしかった。心が広く寛容であるのも人?としての見本だなと感じた。
司令官と将軍の対立が出てきて生まれるヴァレリアンの戦闘シーンがミュール人やローレリーヌを守るために繰り広げられているものだと感じ、愛を感じた。最後の司令官への仕打ちはヴァレリアンとローレリーヌらしいと思った。
ヴァレリアンとローレリーヌの最後のシーン。漂流船の中で愛に満ち溢れていた。二人の描く愛とはどういうものかはわからないが、ヴァレリアンが愛に気づき、ローレリーヌも愛を認めたのが感動的であった。
想像していたよりは戦闘シーンが少なく、見易いかったので良かった。制作陣も撮り方が、見せる撮り方で良かった。宇宙の広さ、大きさを、物体を小さく映し、作ることで、宇宙の壮大さが表されていた。
これはIMAX/3Dとか4D上映で観るべき!
ヴァレリアンとローレリーヌは本当に実在しているかのような二人で、些細なミスも苦にしなく、パートナーの協調性が感じられた。二人のGive and Takeの関係と、一方を失いたくないという強い想いを感じられた。二人で一人として行動できる良いパートナーだと感じた。
この素晴らしい作品を作り上げたカンパニーは凄く、称賛できるものであると思う。この世界を作り上げたのは凄く、物語の世界が壮大で、とても素晴らしい作品であった。
《Pick Up People》
「ローレリーヌ」
"ローレリーヌ"を演じる"カーラ・デルビーニュ"の動きが凄いと感じた。女優のアクションわ越え、一人の政府の人間、ヴァレリアンの相棒になりきっていた。"ローレリーヌ"も`愛´というものを強く発揮し、ヴァレリアンにも説いていたのだと感じた。
3/30(金) TOHOシネマズ日比谷にて
IMAX 3Dでの鑑賞
4/3(火) ユナイテッドシネマ豊洲にて
4DX/3Dでの鑑賞
4/4(水) TOHOシネマズ日比谷にて
IMAX/3Dでの鑑賞
4/5(木) ユナイテッドシネマ豊洲にて
4DX/3Dでの鑑賞
あの世界に住んでみたい...
懐かしいSF世界
映像が主、ストーリーが従
リュック・ベッソン監督のSF最新作
試写会に参加させていただきました。登壇ゲストのリュック・ベッソン監督はチャーミングで、とてもよい方でした。
様々な異星人の出てくるSF作品のため、鮮やかな映像美がすごいです。特に、険しい自然から歓楽街まで様々な環境・種族の混在する風景をドローンのように上空視点から景色がすごい速度で通り過ぎる部分は圧巻です。
歓楽街パートの店や衣装を見ても、毒々しさを感じるほどに鮮やかで、世界観をうまく演出しています。
ストーリーは、本筋に入るまでが少し長さを感じましたが、上官が攫われてからが本番なので、そこからは予告編で観た通りアクションあり冒険ありになります。独善的な主人公・ヴァレリアンと有能だけど主人公を見捨てられない相棒・ローレリーヌのやり取りは、現場パートもサポートパートもバディものとしてバランスが取れているなあと思いました。
本作で一番楽しみにしていた、リアーナのショウダンスのシーンは本当に100点の出来でした。作中にも出てきますが、アーティストの仕事です。他の部分で多少難があっても、このシーンで全体評価が嵩上げされます。イーサン・ホークの出演も楽しみにしていたのですが、出演時間はそんなに長くはなかったのが少し残念です…(ストーリー上仕方がないのですが)
フィフス・エレメントやLUCYの好きな方は、観てみると現在のリュック・ベッソンについて新たな発見があるかもしれません。
とっても綺麗な映画
タイトルなし(ネタバレ)
700年後の未来、世界連邦のもとで数千種の異星人が交流する世界。特別捜査官コンビ、ヴァレリアンとローリーンは上官の命令で700年の年月をかけて宇宙ステーションから進化した超巨大浮遊都市アルファに治安維持目的で派遣されるがそこには大きな陰謀が隠されていた。
フランスのコミック、いわゆるバンド・デシネが原作だそうですが、監督・脚本がリュック・ベッソンなので徹頭徹尾偏差値が低く、どこかで観たような造型の異星人やモンスターが無数に出てきてセンス・オブ・ワンダーは微塵もなし。リアーナのポールダンスを延々観せられる等無駄なサービスも伴って展開もダラダラでシャレも冴えず、これと言ってサプライズも効いてないので何度も睡魔に襲われ、SF活劇としては全くの低レベル。しかしながらカーラ・デルヴィーニュ扮する相方ローリーンが途方もなく美しく、デイン・デハーン扮するヴァレリアンが彼女にフラれたり、命を救われたりするツンデレラストーリーとして背筋を正して鑑賞し、目ヂカラがハンパない元モデルを好んで登用するベッソンの選球眼の確かさに感動するのが正しい作法と理解しました。
エロっちそうでそうでもないSF
発想が斬新で珍しく既視感が少ないSF
とにかく出だしからエロいんだが
でもそういう映画じゃないのでね
リアーナの七変化とか蝶釣とか
アイデアは面白いが感情移入とか一切しない
草食系デイン・デハーンと役柄との
煮え切らないミスマッチ感が最後まで続く
ハリウッドのSFとは一味違うというはあるが
見終わった後の欲求不満感はなんだ?
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