「映像エンターテイメントの洪水!」ヴァレリアン 千の惑星の救世主 snake666さんの映画レビュー(感想・評価)
映像エンターテイメントの洪水!
予告を見た時にかなり情報量の多いヴィジュアルだなぁと思った。
この手の映画は映像に金がかかってるだけで、中身が無くて期待ハズレってパターンが多かったが、本作はリュックベッソン監督という事もあり、「フィフスエレメント」の様な素晴らしいヴィジュアルエンターテイメントを味わえるのではと、劇場での鑑賞を選択。
ひょっとしたら駄作かもという不安の中、結果は「フィフスエレメント」程ではないものの、リュックベッソンらしい良質なSFエンターテイメントでなかなか楽しめた。
これでもかと、詰め込めるだけ詰め込んだヴィジュアル世界は思った程物語の邪魔にはならず、むしろその想像力の洪水に圧倒された。今までこんなヴィジュアル見た事ないなってくらいのユニークな映像体験を味わう事ができ、これはまさに劇場でしか体験できないものだ。
こーした素晴らしいヴィジュアル世界の中で男女2人の若き登場人物が明るく元気に活躍する様はとにかく観ていてすがすがしく、そんな2人を中心に動いていくストーリーもシンプルでわかりやすく、エンディングのオチもリュックベッソンお馴染みのスタイルで今も変わらず良質なエンターテイメントを提供してくれるリュックベッソンは健在だなと思った。
欲を言えば、音楽がエリックセラだったらなぁと思ってしまったのはノスタルジーにひたりすぎか。
あと、クリーチャーデザインに関してはもうちょっと可愛いさがあるといいのになって思うキャラがいたり、この辺は好みの別れるところか。
何はともあれなかなか楽しめたので劇場に観に行って正解だったなと思った。
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