ブライトのレビュー・感想・評価

ズートピアに着想を得たような設定で、ヘルボーイや同じ監督のスースク風味という感じです。退屈で時間の経過が遅く感じます。コメディ要素はなく子供向きでもないファンタジーですが、オークの苦悩や葛藤等も伝わって来ず、ワンドがワンドがと薄っぺらい感じです。後発なのでもっと振り切れた映画にして欲しかったです。

エルフやオークなど様々な種族が居て、世界観はとても見ていて面白かったです、アクションもかっこよく見ていて飽きませんでした。
様々な種族がいる中で種族差別があるという設定もとても面白かったです
見る価値は十分にあると思います
ですが、もう少し、展開があっても良かったかなと思いました、予告では剣を持っていて、ウィルが選ばれし勇者的な存在になり、敵のボスが蘇って倒すのかと思っていたのに、剣なんて頭おかしいおっさんが持っていたのをちょっと持っただけだし、結局敵のラスボスは復活しないしで、ちょっと物足りなさがあったように思いました。
あと、敵がめちゃくちゃ無双してたのに、最後が弱すぎてあれ？ってなりました笑
でも、あの世界を2時間にまとめるにはしょうがなかったのかなと思います、
逆を言えばよくまとまっていて良かったかなと思います。
面白かったのでどうせなら何本かに分けたりして欲しかったです！

ウィルスミスが持つ近未来サイバーアクションといった世界観に、エルフやオークといったファンタジー要素を無理矢理くっつけてしまった映画です。MIBでは宇宙人とガッチリ築き上げた面白世界観が本作では成立していないような違和感。
ファンタジー種族間の差別を社会問題的に描こうとしながら唐突に魔法の杖だとか闇の帝王だと言われても、コメディ要素がないからいまいち親和してないと思う。それと相棒のオーク警官とエルフヒロインの魅力が足りない気がします。見てて思い入れがわかない。
悪いところを先に言ってしまいましたが、敵役のダークエルフトリオの超速アクションはかっこよかったと思います。活躍の場は少なかったですが、エルフ魔法捜査官の上流階級っぷりなども魅力的に映りました。
差別問題を盛り込もうとせず、アクション・ファンタジー・コメディ要素を強調すればより面白い映画になったのかもしれないなと。