「安定のウィル・スミスとアメリカンワンダーランド」ブライト sasさんの映画レビュー(感想・評価)
安定のウィル・スミスとアメリカンワンダーランド
クリックして本文を読む
やはりウィル・スミスがハスに構えて必死に巨悪と戦う姿は様になる。基本無敵と言っても良い。彼の人柄?か演技力からくる良い人オーラは見る人に共感とストーリーへのコミットを促す。
現代か近未来のLA、オークやらエルフやらと共存する魔界都市の描写が良い。アメリカの現実の混沌を表しているんだろうけど、実際のLAは2023年から先が見えませんね。
テーマは正義、冒険、成長物語だか、アメリカの現状を踏まえると捻りとオチに工夫が必要であったか。オーク出身のニックは同族の栄誉と警官への憧れの二兎を追い、ニックも叶えられない正義への挫折感と小市民的な細い幸せを守る妥協点をフラフラしてる。
クライマックスに向けたダークロードなるものの復活阻止はSFやファンタジー的には正しいが、もうゴーストバスターズでも何でも3、40年前からやってるネタなのでなんだか盛り上がりには欠ける。続編は作ってもシナリオ的には難しいかも。
いずれにしても安心して楽しめたので観れて良かった。ウィル・スミスは、ゴールデングローブ賞の事件にめげずに、できれば更なる役者としての新境地を開いて欲しいと思いました。
コメントする