「オークが正義の警官なのは面白いけど、他がイマイチ。」ブライト 平田 一さんの映画レビュー(感想・評価)
オークが正義の警官なのは面白いけど、他がイマイチ。
続編制作決定したから、そろそろレビューを書こうと思って、久しぶりに腰を上げたが、あまりにもミスマッチすぎ。水を差すこと承知で言うと、良さげな題材だとは思う。ただ時世が反映されているにしても、イマイチだった。多分オークと人間の異色バディムービーゆえか、それかスミスの出番率が高すぎた故なのかも。
括るなら『MIB』+『トレーニング・デイ』だけど、悲しいぐらいにジャンル同士がまったく融合できてないし、エルフやオークのメイクアップが心底ダサい姿だった(オークはまだしも、エルフのメイクは『マレフィセント』級にダサい)。スミスの役もこれまで演じたポリスメンの焼き直しだし、悪い意味で『バッドボーイズ』ぽさを放出しすぎてた。
ノオミ・ラパスもどうしてオファーを引き受けたのかが分からない。まだ未見の『ミレニアム』で有名になってからの、ハリウッド進出作ってどれもピンと来ないんだよね(『プロメテウス』は顕著だったし、『シャーロック・ホームズ』も然り)。あれはそこそこ有名よりもまだ無名の実力派にオファーを出してあげた方が面白くなれたと思う。
唯一、ルーシー・フライの役は面白かったし楽しかった。この人の活躍を観るだけなら良いかなあ…。
もしかしたら”早すぎた作品”なのかもしれないけど、もうちょっと…どころかかなりの工夫が欲しいところかな。露骨にオーク丸出しすぎたところがダメだったのかな(オーク差別みたいだけど)。
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