「ネコ好きではないのに号泣」旅猫リポート いちこ。さんの映画レビュー(感想・評価)
ネコ好きではないのに号泣
もちろん嫌いではないですが、特にネコやいぬが好きというわけでもないです。動物と一緒に暮らした経験もないわたしでも泣けるのかな〜と思いながらも、レビュー高めだったのと、福祉くん目当てで鑑賞しました。
もう自分でもびっくりするくらい泣きじゃくる結果でした。今年いちばん泣いたくらい泣いてました。
人や動物との出会い、相手を思いやることなど、本当に目の前の幸せを大切にしたいと感じるような映画でした。
主人公の境遇もですが、やっぱりラストがもう前が見えないくらい、声が抑えられないくらい泣いてしまいました。
わたしは看護師をしています。今まで何度か入院中にどうしてもペットに会いたいと言われた方がいます。映画と同様に外での面会のみ許可されているので、みなさん車椅子で会いにお連れしています。いつも本当に喜んでもらえますが、今回映画を鑑賞してすごくすごく胸が締め付けられました。一緒に暮らしているネコやイヌのことを気にされながら亡くなる方も何人か今までいました。散歩にお嫁さんが連れてってくれてるか不安とか、知人に預けているから迎えに行けるように元気になりたいとか。
患者さんにとってかけがえのない家族ということは十分理解しながらいつも関わってるつもりでしたが、まだまだわかっていなかったと映画見ながら思って、余計に泣けてきました。
人でも動物でも、長年一緒に暮らしてきた家族が寄り添って想い合えること。この上ない幸せだとおもいます。すごく尊いと改めて感じました。
とても心があたたかくなりました。キャストの方も本当に素敵でした。福祉くんにぴったりの主人公でおもいっきり感情移入して見れました。
光希ちゃんのナナも最高によかったです。