ビジランテのレビュー・感想・評価
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ただの三兄弟の喧嘩映画かと思いきや。
これは現代の様なのですが?ちょっと現実の時代にそぐわないけど
桐谷に尽きる
極限の環境
入江悠監督のオリジナル作品。 ショッピングモール誘致や外国人労働者...
入江悠監督のオリジナル作品。
ショッピングモール誘致や外国人労働者との軋轢など、実際に地方都市が抱えている問題、地方都市の閉塞感を見事に1つの映画としてまとめている。
離散した三兄弟が父の死をきっかけに、広大な土地の権利を巡って、それぞれの思惑をぶつけながら、物語を紡いでいく。三兄弟が運命に翻弄されながらも抗おうとする姿が実に生々しい。
三兄弟を演じた大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太が好演。特に、桐谷健太が、抗えない状況の中、必死に兄弟の絆を取り戻そうとする三男を熱演。
入江悠監督の作品は初めての鑑賞だったが、次回作に期待せずにはいられない。
センスの問題
お洒落程無意味なものはないが、それとは違いこの世の中には、生きる上で”センス”というざっくりした尺度で定められる何か、がある。
その点でこの映画はあまりにも”センス”がない。
音楽的にも、演出的にもストーリーとしても。
監督がこの絵を撮りたい。こういうもので勝負したい、という気迫は大いに伝わる。
だがそこに、世に言う”センス”がない。というより、”センス”が悪い。
この圧倒的センスの悪さを評価するべきなのかもしれないが、これを評価する人は、やはり無意味なお洒落を重要視するタイプなのではないかと思ってしまうのです。
桐谷健太が好きだし、監督の代表作もみておもしろいと感じたことはあるが、この映画はあまりにも評価しづらいと感じる。
賛否両論になりやすいけど私的にはいいね!
賛否両論あると思う作品ですが、私的には良かった。まずは、桐谷健太さんは何時見てもそれなりの雰囲気が有っていいよな、元AKBの篠田麻里子が出ていますが、なんかいまだにGet lostの状態かな、「紙兎ロぺ」でのお姉さんでは良い味を出していますが、女優さんを目指す以上は、このままではな・・・
前田敦子もいまひとつだけど、大島優子だけは、あの世代の普通のねーちゃん役をそっけなく演じられるんだけどね・・・・
で、お話の方ですが、よく考えたね、ある意味有りそうな感じである意味単純なんだけど、実はあまりおう言った作品はないし、よく考えて作ったかな・・・
私的にはテンポも良かったし、強いて言えば、もう少し強烈に作り上げた方が良かったかな、もっと良かった気がするけど、出ている役者さんが良いので、使いきれていますが、もっと思いきり使っても良かったかな・・・
しかし、入江悠さんの作品でしょ、日本映画界って、なんでもっと思いきり映画を撮らせて上げないのかな・・・いつまで経ってもマイナーなままだと思うけど・・・・
明日はどっちだ?
社会の裏を抉った快(怪)作
ひたすら重く、切ない映画
絶望的にカッコいい桐谷健太。
撮影と音楽の産む雰囲気は素晴らしい、が。
撮影は素晴らしく、音楽も素晴らしい。演技も皆悪くない。けれどそんなに面白くない、というのは「美しい星」と似ている。
パーツパーツではゴッドファーザー的な要素も見え、絵面的にはおおっとなるが、やはり脚本が足りないと思う。
そもそも逃げ出さずにはいられない殺したいほどの父がかなり空洞。そこに迫るものがないから一向にドラマが盛り上がらない。いなくなった長男も何かあると思ったら何もない。意外にステレオタイプで配置されているだけ。長男の飛び出す理屈、いなくなった時間が補填されてクライマックスに迫っていかないので、結局、テクニカルに素晴らしかったカメラと音楽の産む「雰囲気」の映画で終わった。
撮影と音楽のほうが脚本からの世界観を広げられていたので脚本と演出が追いついていない感じ
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