「三菱自動車の病巣」空飛ぶタイヤ さすまーさんの映画レビュー(感想・評価)
三菱自動車の病巣
三菱自動車が繰り返し組織的にリコール隠しをしていた事件をとりあげた骨太なテーマの作品。
がっ、経営的に追い詰められているにも関わらず運送会社に悲壮感とか苦悩感があまり伝わってこない。たぶん1シーンの芝居が短時間かつ細分化されすぎてて、各々の感情がいまいち伝わってこないんだろう。映画というよりドキュメンタリーの「ドラマ」になってしまっている(しかも詰め込みすぎ)せいか、深田恭子が無駄に色っぽいせいなのか…
組織の病巣、被害者の悲哀を本格的に描くなら、この映画では尺が足らない(映画というよりドラマ向き)ような気がした。
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