「映画の興行が本格的に変質してくる気配」アイリッシュマン 蛇足軒瞬平太さんの映画レビュー(感想・評価)
映画の興行が本格的に変質してくる気配
パチーノ、デ・ニーロ、ペシ、カイテルそしてスコセッシ。
このメンバーでジミー・ホッファ。
ケネディ暗殺の背後も何となく匂わせています。
最近だとジェシカ・チャステインの「アメリカン・ドリーマー 理想の代償」でも描いてました。(ジェシカ・チャステインのカッコよさはレビューにも書きました。)
「デトロイト」の傍若無人の警官の背景にもこういう社会があったのでしょう。
バイオレンス、ロックの分量が減り、さすがのスコセッシ色も薄くなったなあと感じていたら、後半に昨今のスコセッシ色が濃密に出てきました。
このスペックでこのストーリーで都内数館で1週間の興行に感じた事。
今後更に、マーケットは分かれていく気配。
本作に関して、
◯どうしても映画館で観たい人(観に行けない人も含む)。
◯ネットで充分。
◯興味無し、映画は好き。
外資のサイト等プラットホームを確立した組織に国内の興行会社が吸収されるか、倒れるかになりそうな気配。
まずはDが国内の興行のグランドデザインを、塗り替えるらしい。
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