「ちょい飽き。でもまた見たい気はする。」ワンダーストラック だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょい飽き。でもまた見たい気はする。
クリックして本文を読む
今まで知っていたトッドヘインズみは薄めでした。
なんせジュブナイルですから。
でも、ジュブナイルは大好物ですから、見てきました。
全体的には楽しく見られました。
白黒時代のローラが1977年代のジュリアンムーアで、ベンのおばあちゃんなんですね。
なんとなくその流れは予想がつきます。
そしてちょいちょい飽きたりもしました。
自然史博物館のワンダーストラックの壁展示とその絵(本?)の、意図があまりピンとこなかった気がします。
機会があれば見直してみたいです。
ベンがローズに出会って、祖母と父と母の話を聞いて安心するというかうれしい気持ちは、私は生まれた時から祖父母も父母も揃っていたため、祖父母や父母の来し方にそんなに興味が無くて、知って嬉しいという気持ちが、本当には理解できないのです。
が、物語のなかでは大抵みんなそこに拘るなぁと思って見ていました。誰から生まれた、どんな人から生まれたってことは、そんなに大切なことなのかなぁと、知り得ない気持ちを想像していました。
友達がいなくて寂しい、家族がいなくなって寂しい、母親も父親も愛してくれなくて寂しい。それらの気持ちはわかります。彼らと同じでなくともカケラはわかるんですが。
ニューヨークのジオラマになんだか切なくなりました。
黒人の男の子がすごく可愛かったです。
コメントする