「ジャッキーからのお年玉」カンフー・ヨガ ao-kさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャッキーからのお年玉
ここのところ、政治色の強い作品やシリアスな作品が多かったジャッキーだが、久々に王道路線に帰ってきた!!
『ライジング・ドラゴン』で大掛かりなアクションは最後と言っていたジャッキー。だが、正直、それ以降の作品はどれも物足りない印象が拭えなかった。やっぱりジャッキー映画の魅力はテンポの良いカンフーと、手に汗握るスタントとの融合、そして、現代版バスター・キートンとも言うべきコミカルさにあるはずだ。
そんな期待に本作はバッチリと応えてくれている。90年代に『レッド・ブロンクス』や『ファイナル・プロジェクト』でジャッキーの魅力を十分に引き出したスタンリー・トン監督は今回もジャッキー映画のツボをしっかりと押さえてくる。ハリウッド映画とは違う香港映画の独特のテンポがなんとも小気味良い。
ここでストーリーの粗さを気にするのは野暮というもの。氷河での格闘、ドバイでのカーチェイス、そして、インドでの秘宝探しと畳み掛けるようなドタバタアクションは純粋に楽しいと思わせてくれる。やっぱりジャッキー映画こうでなくちゃ!ファンには嬉しいお年玉映画として有り難く頂戴しよう!
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