アトミック・ブロンドのレビュー・感想・評価
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「あぁ、そう言えばアメリカ映画でしたね……」
設定・ストーリー自体はよくあるもので特に特筆することはなく。なので話運びも下手をすると退屈になる、というか退屈なところが多かったのだけれど……。それを補ってあまりあるシャーリーズ・セロン。彼女が画面に出ているだけで「成立」してしまうこの凄さ。それで心が離れずに観ることができた。正直彼女でなかったら退屈きわまりない作品になっていたのではないかなあ汗
アクションシーンは爽快さはないのだけれど、その分そこに肉体があり血があり、痛々しさがガツンと伝ってきてグッド!
今作はとにかくシャーリーズ・セロンしかりジェームズ・マカヴォイしかり「俳優力」で成立している珍しいアクション映画(スパイ映画とは言わないよ)でした。
なんか想像と違った。
ジョン・ウィックのような、脳天気なハードガンアクション映画だと勘違いして、劇場に行ってしまいました。
スカッと爽快な気持ちになりたかったので。
アクションは素晴らしいし、役者さん、スタントさん、頑張ったなぁと、素直に感心しました。
しかし、ストリーの時間軸が行ったり来たり、さらに人物関係の相関も複雑。
例えば時間軸に関しては、名作「ユージュアル・サスペクツ」のように、テンポ良く整理されていればいいのですが、それが出来ないので、物語がテンポ良く進まない。これで退屈しちゃいました。
せっかくのアクションも、なんか、ワクワクしないんですよね。
「長回しでやっててスゴイね!」って感じはしますが、それよりも
「フィフス・エレメント」のディーヴァシーンのアクションのような、小気味よいカット割りで構築した方が、自分は良かったと思いました。
80年代のニューウェーブを多用したBGMは、全体的に一貫性がなくて、なんかとってつけたようでした。
総合的に、退屈な映画でしたが、シャーリーズ・セロンさんの美しさ、アクション、ファッションなどなど、写真集的な魅力がありました。
シャーリーズのファンなら、ぜひ観るべき一本だと思います。
松田優作の後継者、現わる。
これはすごいモノを観てしまったのではないか。
デビッド・リーチのやりたかったことが、やりたいようにできたのではないか。
アクション映画のあるべき姿を見せつけられた気がする。
かなり複雑なプロットを、時間軸をさわりながら進行していく。この脚本だけでも相当クセが強いのだが、デビッド・リーチは強引な演出で見せていく。
冒頭のシーンもかなりなのだが、なんといってもクライマックスの超絶長回しである。ただの長回しではなく、アクション込み、というかアクションのみである。
アクションの長回しといえば、我々が思い出すのは「最も危険な遊戯」(村川透監督)のそれである。松田優作だからできたあの長回し。
長らく、松田優作の後継者を探していたが、ここにいた。
シャーリーズ・セロン。
あなたこそ松田優作の後継者、かもしれない。
これはDVDを買って、あの長回しを何度も何度も見てみたい。
まぁ~パンクだこと!
最近のスパイ映画は、コテコテで重厚長大!と言うか、007かトムクルーズ君しか無い感じでしたよね。
なんとなく宣伝見ていて、気楽に楽しめそうだなと言うのがファーストインプレッション。実際に見てみると、まぁ殺す殺す!派手に血糊が飛び散るわ、次々に殺す殺す!最近のハリウッド映画は最期の場面をいかに避けていたかが、よく分かりましたわ。
しかも、80年代のパンクロックの音楽に乗せて、どんどん場面は進行して行く感じ。悪くなかったですよ。音楽も古さを感じさせない形で使われていて、新しさを感じさせてくれました。
女優さん格好いいわ・・・ちょっと昔ならアンジェリーナ・ジョリーあたりを出してくるところなのでしょうが、お若くて元気の良い女優さん、ピチピチしていましたわ。
なんか、オヤジじみた感想ですみません。CD欲しくなりましたわ。
アクションスター、シャーリーズ
「ワンダーウーマン」大ヒットの裏で影に隠れてしまった女性アクションもの。1989年東西冷戦下のベルリンに派遣されたMI6の女性スパイが主人公。シャーリーズ・セロンは「これ、スタント違うんちゃう?」と思うシーンもあり、「マッドマックス怒りのデスロード」に続き、もうアクション俳優になったのか?ツイン・ピークスThe returnの裕木奈江並みの体当たり。意味が違うけど。でもやっぱり綺麗。
世間的には「ワンダーウーマン」の方が評価が高いけど、こっちの方がロックで好み。80年代洋楽ファンも楽しめるよ。
魅力的な映画?
音楽と映像が好き
シャーリーズセロン様が美しすぎる。
シャーリーズセロンは以前にも殺人鬼を演じた際体重をかなり増やして役を演じた強者女優である。
今回のスパイ役の彼女もすごい!!
複数の強靭な男相手にもひるまず闘いを挑む!!💪✨
そしてあの美しさ!!
お洋服も可愛い。
彼女のファッションにも注目してください。
ザ.マミーにも、出てた女優さんとの熱いラブシーンあり。15禁納得です。(*`・ω・)ゞ
全く期待せずに行きましたが
セロンのアクションに釘付け
「ジョン・ウィック」の共同監督をしたデイビッド・リーチによる
女スパイアクション。
89年の東西に別れていた頃のドイツが舞台。
英国のMI6に所属する主人公が東ドイツから要人を
西ドイツへ連れ出すミッションを託された。
「ジョン・ウィック」のようにほぼすべてのスタントを
俳優本人が演じ、かつ監督がスタントマン出身ということで
アクションシーンのリアリティを徹底追及。
女性のような細い体で屈強な男を倒すには?
ストーリーは二転三転する皆が仮面をかぶった
誰が味方で敵なのか?が根底にあるサスペンス要素が強く
「ジョン・ウィック」のようなアクション密度は少し低め。
要所要所のアクションは素晴らしく特に後半に入る頃の
建物内から外に出るまでのアクションシークエンスの
長回しシーンは圧巻。体感で10分以上、
戦いながらもボロボロになるセロンに見とれてしまう。
オチに次ぐオチというような要素で引きずり込まれ
「ユージュアル・サスペクツ」的なドンデン返しも用意されている。
時代背景含めキャラクターがどの国に所属している人物で
どの国家間が敵対しているかある程度理解しながら観ないといけない。
そういう意味でストーリーが若干わかりにくいと評している方も多いようです。
セロンが好きな方は問答無用で見るべし。
今の時代の(スパイ)映画
動きがどんくさく見えなくもない予告…
時代遅れのスパイ映画かな。
ドイツが東と西に別れていた時代を知る人間が限られている中でよくこんな作品を作ったなと思いました。
しかし、今は歴史なんて簡単に調べられる時代。冷戦って何だよ?西ドイツ、東ドイツって何だよ?調べればこの映画の世界背景なんて直ぐに分かるし、この映画の女主人公には歴史なんて関係ない。
どんな時代だろうがスパイ活動をするのがこの人達の仕事。しかし、今を生きる我々には時代遅れな設定。もうちょっと新しい時代設定にしてくれればストーリーに入って行けたかな。
映画の中のシャーリーズ・セロンはアザだらけになりながら任務を遂行する戦士みたいな感じで戦う女としては見応え充分だ。
自分より力のある男をぶっ倒していく爽快感と彼女のセクシーさにおっ立たない男は居ないだろう。
長回しアクションが最高!!
長回しのアクションが素晴らしく、特に後半の車のシーンが良かったです。敵が堅めのアクションと美でセロンのこだわりを感じます。進行は少し凝っていて分かり辛い面もあり、アクションからアクションの繋ぎとしてもっと単純で良かったと思います。ソフィア・ブテラが出ているのに彼女のアクション無しは残念です。沢山の楽曲は(邦画ですが)「イニシエーション・ラブ」のように単にかけているだけという感じで、効果的な使用ではなかったように思います。
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