アトミック・ブロンドのレビュー・感想・評価
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アクション映画なのにオシャレ
ドイツが東西に別れていて、壁が壊される直前の話。
ひとつひとつのシーンがどれも絵になる。ファッションも80年代ファッションなのに、かっこいい。
ボーダーのTシャツを着ている主人公と同じシーンに写っているランプの柄もボーダーとか、カーチェイスで脱げ落ちた赤いヒールとか、ひとつひとつこだわりを感じる。
個人的に一番ツボに入ったのが、ティル シュバイガーが出てたこと。
すっかりおじさんになってて、気づかなかったけど、嬉しいサプライズでした!!
アクションシーン、痛すぎます。。
ロシア人ってそんな不死身なの?てか人間なの?ってくらい、これも、ツボに入りました。
冷戦末期の空気感を色彩のコントラストで表現、切り立ったアクションシークェンスと80’s欧州ポップスが詰まった美しいアクションスリラー
冷戦末期のベルリン。英国MI6のエージェントが殺害されトップシークレットのリストがKGBに奪われる。MI6のロレインはリストを奪還し二重スパイ、通称"サッチェル"の正体を突き止めるべくベルリンに赴くが到着早々から様々な敵の襲撃に遭う。
現代史の転換期である1989年を背景にした地味なスリラー。要所にシンメトリーを配した印象的な画作りが『ジョン・ウィック』1作目に似ているなと思ったら撮影監督が同じジョナサン・セラ。日中はモノクロに近い褪せたブルー、夜はギラついたレッドと色味を完全に塗り分けて冷たいトーンに統一された風景の中で満身創痍になりながら淡々と任務を遂行するシャーリーズ・セロンがとにかく美しい。
地味とは言いましたが格闘シーンは流麗でありながら痛々しいバイオレンスが漲っていて、どうやって撮影したのか見当がつかないテクニカルなカメラワークで捉えたカーチェイスとともに冷たい世界観を一層引き締めています。時代が時代なのでサントラはユーリズミックス、ネーナ、ATF等80'sの欧州ポップスのオンパレードでつい口ずさんでしまいます。
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