ゲット・アウトのレビュー・感想・評価
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これは良い
「どうもなんかおかしい」って話が続いてくのね。まあサスペンスだと思って観てるから「これは、主人公の恋人が実は悪い奴だ」とあたりを付けてんだけど、その通り。
そこから「どうすんのかなあ?」と思って観てたら、やっつけてったね。そこは意外だった。そんな直接的にやっちゃうんだって。
他人の体を乗っ取るのに脳を手術するっていうアナログ感が良かったな。いまなら「脳内データをデジタル化して」とかコンピュータ使いそうなもんだけど。
それで、元の意識が一部残るからおかしな反応が起きるところがあるとか、辻褄がビシッと合ってる設定が良かった。
それにしても、主人公、写真撮って送っといて良かったよね。
上々でした。
ビンゴカードがどれもハズレなしでビンゴになってる所で「ええっ?」となってそこから無言で「落札」するまでのシーンにしびれた。ほぼ構図が見えた瞬間だった。恐るべき秘密結社の目的が'70年代らしきビデオ映像で創設者によって語られるシーンも秀逸(この創設者が今も恐ろしい方法で生きていたわけだが)。昔のCMのような映像でアメリカの片田舎ならありそうな雰囲気が漂う。しかし最も凄いと感じたのは、女性の使用人が主人公のスマホを触った理由を説明に来て、主人公の問いに混乱する様を表情だけで見事に演じて見せた所。かなりアップでスクリーンに大きく映し出されていて、不自然な笑顔、涙、悲しみ、また笑顔と次々表情が入り交じる難しいシーン。秘密が明らかになるとこの表情の意味が分かるのだが、凄すぎる。この人にアカデミー賞あげて下さい! それと、この秘密結社の餌食となった場合の怖さといったら、まさに生き地獄に落とされるわけで本当に恐ろしい。くだんの女性使用人の涙もそのせいであったと分かると胸が苦しくなるほど。
かなり精神的に揺さぶられました。キレのいいサスペンススリラーでした。
正直
この系統の作品は見飽きた感ある。
酷い話、インビテーションよりハラハラしなかったし、ギフトより想像通りの展開だった。面白いところは面白いだけどね!!
最初、頭でドアノックしちゃうキュートさもあり、警官に食ってかかる芯の強いキーラナイトレイ要素もあるめちゃくちゃいい感じの彼女からして怪しくてですね。伏線もバリバリだし。
ただオープニングに関しては百点満点ではなかろうか!!!あの音楽に合わせた動きよ!見応えあったよね!!
正直なところDVDスルーでよかったです。
まあまあだった
現代も人種差別があり、それを告発するようなヒリヒリするサスペンス映画かと思ったらとんでもSFみたいな話だった。もっとも信頼すべき彼女が一番悪いとわかった時は驚いた。
伏線=フック=トリガー
始めにどなたか、『SUNKEN PLACE』の字幕、どう書いてあったか憶えていたら教えて下さい。なかなか上手い日本語訳だった筈だったのですが、すっかり失念です(泣
業務連絡はそこそこに、今作品、なかなか人を喰ったような構図になっているところが絶妙である。ホラーのイメージで予告をし、黒人差別を匂わせて、結局、或る意味黒人賛美だからこその脳移植によるブラックジャックなブラックジョークにオチを付けた、結局ホラー映画ってことで、どんどんストーリー展開が転がってゆく。いくつか、伏線が張られるのだが、実は自分自身そんなに回収ができず、鑑賞後のネットでのネタバレサイトで気付いたくらいだ。それ位、今作品、ちょっと難しい、頭の回転の速い人向の内容なのではと思う。説明してくれれば簡単だし、すぐ理解出来る答なので、無理やりこじつけた伏線ではないのが又、頭脳ゲームを連想させる運びである。只、細部は一寸強引なシーンや演出(あの状況で、フラッシュを焚くことをするとか、色々な男を誘拐できるのかとかetc::.
)は、計算されたシークエンスなだけにぼやけてしまった感が感じられる。
とはいえ、役者陣、とりわけブラックの人達の演技はしなやかさを通り越し、それこそパンサー的な動きを感じざるを得ない。
だからこそ、恋人役の白人女性のサイコパス感をもっと演出できたらなぁと悔やまれる。
差別意識を逆手に取った巧妙なB級ホラー
実に良く出来たB級ホラーだ。B級ホラーとしての楽しみが存分に溢れており、そしてB級ホラー的な演出の細部が行き届いているので、分かっていながらまんまと騙され、分かっていながらもまんまとドキッとさせられ、分かっていながらまんまとハラハラしてしまう快感。良く出来ているからと言ってA級ホラーになるわけではない。けれども、手を抜くからB級なわけでもない。この映画にはB級ホラーとしての研ぎ澄まされたものを感じるほど。笑いどころもあるし、興奮どころもある。エンターテインメント感も満載で、極上のB級ホラーを楽しむという感じ。
この映画がユニークなのは「B級ホラーと見せかけて、実は差別の物語」なのではなく、むしろその逆で「差別問題の物語に見せかけたB級ホラー」をやってのけたところだと私は思う。物語が、観客一人一人がそれぞれ潜在的に抱えている差別意識を見事に利用して構成されたものになっているのが、B級ホラーとは言えなかなか巧妙な部分で、それはやはり多民族国家であるアメリカという土壌ならではのものだなと感じた。受け手側の無意識化にある差別意識を逆手に取り、そこをあえて刺激して作為的に物語をカムフラージュしながら、しっかりとしたB級ホラーの筋書きが仕上がっているという妙技。この映画を見ながら、ついつい人種や差別や人権のことを意識してしまうだろう。映画はそれを見越したうえで「え?差別?違うよ、この映画はB級ホラーだよ?」という顔を見せる。だから尚更、見ている側は差別を意識させられる。でも見終わった後は、B級ホラーを楽しんだ満足感が残る。うん、面白い。
ホラーを映画館で観るのはかなり久しぶりだったけれど、なんだかジェットコースターやお化け屋敷に近いような感覚の楽しみがあって悪くないなぁとこの作品でホラー映画をかなり見直した。なんとなくホラー映画は深夜に退屈を持て余して自宅のテレビで見るものだという気がしていたけれど、映画館で見るとまた少し違ったアトラクション的な楽しみのあるジャンルなのかもなと感じ、今後ちょっとホラー映画でも映画館へ足を運んでみようかなぁと思うようになった。
意外な展開
人種差別がメインテーマかと思ってたら、途中からサイコ家族に監禁され命狙われる展開が意外でした。
祖父母は使用人に生まれ変わったみたいですが、毎日あの生活で本当に幸せなのか疑問です。
彼女は、メーテルだったんだ・・・
ポスターからして不気味で、キャッチコピーも気になるよね。
冒頭の一発目のドキッ!で、構えてしまいます^^;;;
場面変わって、美人の白人な彼女の実家に招かれて戸惑う主人公の黒人男性・・・
道中での職務質問でのやり取りも含め、オバマさんが大統領になっても肌の色や職種的な差別やらは根底にあるんでしょうねって部分を思わせながら物語は、不気味に進むので引き込まれます。
実家に着くと、黒人の使用人2人の様子が何か変!?
やたら愛想のいい両親の態度が何か変!?
兄が変すぎるくらいに変!?
パーティーに集まる人の様子が何か変!?
そんな自分の不安を癒してくれる彼女でしたが・・・・
親友からの情報で異変に気づいて、見つける彼女の過去の写真!?
そこからのジェットコースターのように舞台は急変!!
拉致され目の前のTVから流れる真実に恐怖に支配される姿がポスターです。
エンディングは、当初と変わったそうですが・・・あのラストで良かった^^;
もう一度見て途中散りばめられてた伏線を確認したい〜☆3.6
機械化人間にする為に人間を銀河鉄道999で、旅を装い運ぶメーテルを思い出しました〜w
黒人蔑視ではなく...
去年『ドント・ブリーズ』だった今年度のスリラー枠。
と、言われていたが、個人的には本作の方が怖かった。(あの黒人女性が凄く怖い!)
黒人蔑視ではなく、黒人を羨む一族のストーリーとは、我々の持つ先入観をうまく突いている。
脳移植、という話になって急にリアリティが失われて茶番劇っぽさも出たが、それでも伏線がうまく回収されていた。私としては、最後はバッドエンディングが良かったなぁ。
満足
前半がダラダラだったけど、黒人の意味不明な不気味さが良かった。
悪い奴がサクサク殺されてくのにスカッとした。
予告だけみてたら彼女は味方だと信じてたけど…。
友人が殺されるんじゃないかとハラハラしたけどラストも良かった。
グロさが足りなかったなぁ
両腕をひじ掛けに縛られたまま、耳に手が届くか確認してみたり・・・
超一流のサスペンス映画である。何が凄いって、その伏線のひきかた。動機設定のアイデアもさることながら、これだけ練られたプロットはなかなかない。
主人公の黒人クリスは、恋人である白人ローズの実家に挨拶へ行くことになる。クリスの心配は、"ローズが両親、家族に自分が黒人であることを伝えないこと"だが、ローズは、"両親は人種を気にする人じゃない"と一蹴する。
ところが、郊外の人里離れたアーミテージ家に訪れると、そこは黒人の使用人2人がいる典型的な白人家庭だった。父親はオバマ大統領支持だと言ったり、深夜の庭を走り回る黒人使用人。クリスの感じる違和感は、徐々に不安から恐怖に変わっていくことになり…。
不気味な怖さは、「パラノーマル・アクティビティ」を始めとするホラー作品を量産する、ジェイソン・ブラムが率いる"ブラムハウス・プロダクションズ"がプロデュースする作品なので、想像がつく。ところが監督・脚本は映画デビューとなる、アメリカのお笑いコンビ"キー&ピール"のジョーダン・ピールという異色な作品。
ピール自身、"お笑い"と"ホラー"は表裏一体といったコメントをしているが、実際、ウイットに富んだシニカルなセリフ回しに、"笑えない怖さ"を感じる瞬間がある。
アフリカ系アメリカ人に対する人種差別問題を逆手に取った、意外すぎるほど秀逸なオチ。この映画は、"差別"と"羨望"も紙一重かもしれないと指摘していたりもする。観終わると、セリフでもある"Get out"の意味に、"なるほどね"と膝を叩くことになる。
この作品には、ミステリー作品にありがちな”穴”が見当たらない。とにかくツッコミどころがないのだ。・・・あとで、両腕をひじ掛けに縛られたまま、耳に手が届くか確認してみたり・・・ふふふっ(笑)。
リアクションがウソっぽくないのは、徹底的に練られ、丁寧に拾われた細かな配慮の完全主義にある。人物設定、セリフ、行動、小道具…。カメラのフラッシュが必要な要件なので、主人公はカメラマンでなければならないし、そこからその才能に憧れる、失明した画商の人物設定も引き出される。
序盤の警察官の対応から、警察に対する不信感を植え付け、警察官による黒人への不当な対応を彷彿とさせる。エンディングでの赤色灯のドキドキ感。ところが友人が警備員という設定回収の巧みさに唸る。ホントは別エンディングもあったらしいが、Blu-rayで収録されるという。
(2017/10/28/ユナイテッドシネマ豊洲/シネスコ/字幕:種市譲二)
ラッキー
アフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、白人の彼女ローズの実家へ招待される。過剰なまでの歓迎を受けたクリスは、ローズの実家に黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚えていた。その翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティに出席したクリスは、参加者がなぜか白人ばかりで気が滅入っていた。そんな中、黒人の若者を発見したクリスは思わず彼にカメラを向ける。しかし、フラッシュがたかれたのと同時に若者は鼻から血を流し、態度を急変させて「出て行け!」とクリスに襲いかかってくる。精神科医の母親に催眠術をかけられ囚われの身になったクリスだったが、なんとか逃れる。実は黒人の家政婦と庭師はローズの祖父母であるとわかる。ローズ一家は黒人を次々と襲っては謎の脳手術をしていたのであった。車で逃げるクリスを祖父母が襲ってくるがなんとか撃退するがショットガンを持ったローズに追われるが最後はショットガンで撃ちまくってくるが、祖父はショットガンで自殺、クリスはローズの腹部に一発みまって首を締めるが殺せなかったが、異変を突き止めたクリスの友人が最後は救ってくれる。
先の展開が読めてしまって面白くない。
「ゲット・アウト」字幕版で鑑賞。
*概要*
アフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、白人の彼女ローズの実家へ招待されるが、過剰なまでの歓迎を受けたクリスは、ローズの実家に黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚える。。。
*主演*
ダニエル・カルーヤ
*感想*
ネット上で満足度が99%だと知り、雨の中、普段行かない映画館へ足を運びました。他のお客さんはほぼカップルでした(笑)
期待したんですが、すみません!僕はダメでした…面白くなかったです。。(^^;
何故かというと、先の展開が読めちゃうから。
クリスの彼女、その家族がどうせ黒人を誘拐して拉致したんだろうな?って、彼女が初登場した辺りからず~っと疑ってましたし、クリスの親友が最後助けに行くんだろうなって予想してましたし、結果は予想通り。(笑)
黒人のメイドはかなり不気味で確かに怖かったけれども、ちょっと、、僕には合わなかったです。
個人的に最後は何らかしらのどんでん返しが欲しかった! そしたらスコアは上がってたかも知れないです。。
確かに怖かったんですが、、ん~個人的に合わなかったです。。
水面を往き来
とにかく1時間半超の間に何度も裏切られた。
家の使用人2人が漂わせるサイコ感、ラストへの持っていき方による精神的に観客も追い込まれるホラー要素は圧巻。
観た後にことの顛末を整理すると使用人たちは洗脳されてるのかとか、ローズは常人なのかとか、親睦会の意義とは何かとか、長い本編に散りばめられた伏線が見事に回収されていたように思う。それもただの伏線ではなく、観客に対するフェイクもありなかなか。
白人に内在する差別主義的感情が如実に描かれていてそこも良かった。
その一方で終盤の展開の一部がB級映画の感じを醸し出していたところは残念。
幻覚
白人が黒人を支配する。黒人は白人の目をいちいち意識しながら生活をする。
は一番分かりやすい比喩的な表現として扱ったのかなと思いながら観ていました。
一番の注目ポイントは催眠術、目だったなと感じます。
作品中盤あたりから夢なの?現実なの?現実か!なところがありますが、私は最後まで全ては主人公の、思い込みと彼が見て感じる自分本位の世界の景色、若しくは夢の話なんだと感じました。
オレ黒人。黒人だけど大丈夫?
女の地元行く。黒人を見つけ、そして探しては同じような気分だろ?ここおかしいよな?オレら仲間だよね?と言わんばかりに黒人ばかりを目に入れては、自分と似たようなあいつらが不気味だと言う。そしていずれ自分も同じようになるんじゃないかとよりネガティブな世界観を創造してしまう。
後半でも主人公が見つけて見た写真も、最後助けに来たのが警察じゃなく黒人の友人だったのも主人公の単なる考え方からの当たり前、幻覚で、最後の最後で女を殺さなかったのは、その固定観念が取っ払われた、やっと受け入れられた=幻覚から覚めた唯一の現実に気付いたからじゃないかなと。
頭かっぽじって、脳ミ…みたいなシーンは結構何かを捨ててる印象があったが、それも考え方リセットみたいなイメージで捉えて観ました。
鹿もグッド。
とにかく素晴らしい映画でした。
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