ゲット・アウトのレビュー・感想・評価
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これが第2のシャイニングになる事を祈ってる。
いや、本当にやばい映画よ。これ。ああ凄すぎて元々乏しい語彙力がより無くなってる。
まずねまずね、すっごく不気味。「びっくりした。」とかっていう感想は多分出にくいと思う。じわじわと取り囲んできてラストで一気に襲いかかってくる感じ。例えたら森見登美彦さんの「きつねのはなし」って小説に近いよ。あ、いや内容は全然違うんだけどね。正直リメイク版「IT」みたいな音響の主張が激しいやつはあんまり好きじゃ無いのでこういうのがどんどん増えて行って欲しい!
そしてアカデミー脚本賞に輝いたそのストーリーね。これもまたアメリカの頭の奥深くでの黒人差別を上手くホラーとして落とし込んでいて社会派映画としてもホラー映画としても楽しめる作品です。
それにテンポもすごく良いね。多分この監督兼脚本家さん元はコメディアンだったらしいからコントのようにすぐ話めることに慣れてたのかな。コメディシーンも笑えるしね。
キャスティングも良かったですね。全員演技が上手いです。特に主人公は本当に上手いです。引き込まれます。
もひとつ個人的に嬉しかったのはグロ描写が少なかったところですね。爽快感のあるグロは好きですがホラーなどの気持ち悪いグロは苦手です。
後半は考察もできそうですし、社会派でもある。もうホラーの金字塔と言われているシャイニングにも追いつける映画だと思いました。本当生涯ベスト5にも入る映画でした。
どうかこの映画を見た皆さん。ゲットアウトを語り継ぎましょう。
娯楽と風刺を兼ね備えた良作
白人の彼女の実家を訪れることになったアフリカ系アメリカ人のクリス。
不安を感じてはいたが、家族から歓迎される。しかし、黒人の使用人の態度や翌日のパーティでの白人たちの過剰な羨望に不信感が募っていく…
彼女の実家を訪れるまでに起きたシーンでありがちな不当な人種差別をテーマにするんだなあと思っていたら、パーティあたりから、あれなんか違うぞと…この違和感の正体が気になり、どんどん引き込まれていった。
ビクッとなるシーンがあり、登場人物の正体に身震いし、スリラーとしても、主人公の友達がいたことで、コメディ作品としても楽しめた。
今作の違和感が、迫害する白人とされる黒人というステレオタイプの作品ではなくて、差別なんてしないよと言っている白人たちの無意識の差別を描いているからなのかなと思った。
そんな白人社会の中で窮屈さを感じつつも、諦めて生きている主人公のような黒人がいることを見せつけられた。
現代社会を風刺しつつ、娯楽作品としても楽しめる稀有な作品だった。
驚嘆した映画
ブラックスプロイテーションではなくても黒人ばかりが出てくる映画がある。
たぶん、おおくの人が、白人しか出てこない映画を見ていて「この映画には白人しか出てこないなあ」とは、感じないだろう──と思う。
だが、ゲットアウトやアスを見ていて、──黒人しか出てこない、わけではないけれど、黒人が主の映画だな、とは感じる。──のではないだろうか。
この感覚は、はたして差別なんだろうか。
筒井康隆の短編に色眼鏡の狂詩曲 (ラプソディ)というのがある。
1972年刊の文庫で読んだ。作はもっと前であろうと思う。
うろおぼえだが、日本にはサムライとゲイシャと相撲レスラーと全学連、しかいない。
かれらが毎日なにをしているのかというと、ハラキリをしたり、芸者遊びをしたり、相撲を取ったり、ゲバ棒をもって襲撃したり──している、わけである。なにしろサムライとゲイシャと相撲レスラーと全学連しかいないんだから、そうなるわけである。
先般、nhkが放映したblack lives matterを解説するアニメーションが炎上した。
わたしはnhkを好きでも嫌いでもない。
nhkが好きか嫌いか、考えたこともない。
ただし、このアニメーションは、社会情勢にうといわたしが、しろうと目に見ても、ふつうに古かった。
2020年に、1972年のアニメーションを見た、と言って過言ではない。
ちびくろサンボや、ダッコちゃん、の時代の代物と言っていい。
日本人が黒人を差別しているか、いないか、知らない。
この炎上にたいするニュースは、日本人の黒人にたいする差別感情が発覚した。──と、紛糾しているが、そうじゃない。
芸人が顔を黒塗りにして、笑いを誘おうとしたとしても、日本人が日本でやるなら「差別」なんか、関係ない。
日本人は黒人のことを、なんにも知らない。
日本人が黒人のことを語るのは、バスクやアーミッシュやマオリやイヌイットのことを語るようなものだ。
日本人の黒人にたいする差別感情が発覚した。とは、キリンのゾウにたいする差別感情が発覚した。と言っているようなものだ。急所を千マイルも外している。
アニメーションが伝えたのは、黒人にたいする差別感情ではなく、日本人の、外国人と世界情勢にたいする無知──だった。
アニメーションの作者は、nhkの注文に添ったのだろう──とは思うが、ほとんどblack lives matterについて知らない──はずである。
black lives matterを身近な問題としている人が描いたなら、こんな「色眼鏡の狂詩曲」にはならないからだ。
が、問題なのは国営的放送局が、無知にたいする監修が機能しないまま、そのアニメーションを放映してしまったことだ。無知に自覚がない──のを露呈してしまったことだ。
むかし、外国人の日本人観といえば、首からカメラをさげ、丸めがねをして、出っ歯で、意味不明に笑っていて、集団で行動する──というものだった。
それが、いつしかなくなった。
抗日や、日本人に対する嘲弄を意図している──のでなければ、もうそんな日本人観は、外国映画に出てこない。
でも日本人がつくった創作のなかには、black lives matterのアニメーションみたいな黒人観が出てきてしまうことがある。──と、このnhkのアニメーションは言っている。氷山の一角なのである。
筒井康隆が色眼鏡の狂詩曲を書いたのは、日本人が海外でかならずステレオタイプで描かれてしまうことにたいする恨みからである。そのカリカチュアだった。
むかしの筒井康隆の作風は、私怨を原動力としていた。いまでこそ大家だが、かつてSF作家は、文壇から疎外されていた。そういうあたまの硬い連中にたいする怨念が、筒井康隆の初期作品やエッセイの端々にあらわれる。
しかし筒井康隆が大家になったように、あたまの硬い世の中といえども、経年で均されてくるのが順当な、時の流れ──である。
SFがていどの低い読み物だと、本気で思われていた時代があった。が、きょうび小松左京や星新一や筒井康隆を、ばかにする愚か者はひとりもいない。
人々はSFを知り、SFの地位は向上した。固定概念が打破されたのだ。
そのプロセスと同様、せかいにおける日本人観も、日本/日本人が知られたことにより向上した。
わたしたちの外国人観は、どうだろうか。
アニメーションではタンクトップを着たマッチョ──粗暴にしか見えない黒人男性が怒声をあげている。その周囲に描かれた人々も、色眼鏡の狂詩曲のイラスト──と紹介されていたら信じるだろう。
つまり、首からカメラをさげ、丸めがねをして、出っ歯で、意味不明に笑っていて、集団で行動する──という画一で描かれてしまった日本人と、変わりはない。
しろうと目に見ても、おどろきの時代錯誤があった。
だが、社会派ではないので説教がましいことには興味がない──ゆえ、個人的に言いたいのは、黒人を差別してはいけない──ではなく、無知を露呈してはいけない──でもない。
もちろん黒人を差別してはいけないし、無知を露呈するのは恥ずかしいことだ。が、私的には、痛くないなら、痛がるなと、言いたい。
キリンがゾウを差別している──として、その真実に、心から向き合えるだろうか。
それについて心から怒りがこみ上げてきますか?
周囲に白人または黒人の友人も知人も、いない。
しごとでも日常でも、black lives matterとは無縁である。
それどころか、生まれてこのかた、自分の半径三メートル内に、黒人がいたことは、海外旅行時でもなければ、コンビニのレジで外国人のアルバイトと対峙したとき──ぐらいである。
それが、ほとんどの日本人である、はずだ。
織田信長だったろうか。忘れてしまったが、むかし漂着した船員に、黒人がいた。殿様は、驚いて、家来に洗えと命じた。ごしごしこすったが、はたして黒いままである。家来は「殿、汚れが落ちません」と報告した──にちがいない。
黒いひとを初めて見て、汚れだと思ったから、洗った──これは差別だろうか?
身近に黒人が存在していないならば、日本人の黒人観は、その時代や殿様たちと、たいして変わってはいない。それはnhkのblack lives matterのアニメーションが証左している。
にもかかわらず、日本人が黒人を差別しているか、いないかなんて──。
たわごともやすみやすみ言うべきだ。
いったいどんなポジションにおいて、黒人にたいする差別について、語ることができる──と言うのだろうか。
いみじくもバイエマクニール氏の発言にはこうある。
『「首を押さえつけられ、死に至った黒人男性を、自分の息子、父親、もしくは兄弟と重ねて見ることができないのであれば、Black Lives Matterについて説明する動画は作るべきではありません。関わるべきではないのです。それは、黒人の命をその他の人間の命とは別だと考え、『黒人の命も同等に大切である』ということを軽視することになるからです」』
black lives matterを知り、理解することは必要で重要なことだと思う。
ただし、痛くも痒くもないことに、追従しているフリをつくるのは、芸能人の意識高いアピールみたいなものだ。
マクニール氏も、言いたいことの焦点は、黒人を差別しないで下さい──ではなく「わかってないなら、だまってろよ」なのである。
ましてや、そのアニメーションが使われた番組名が「これでわかった!世界のいま」なのであれば、炎上は合理としか言いようがない。
日本人がアメリカの潮流を模倣するときポーズが介入する。──と個人的には思っている。
かなまら祭で、ピンク色の男根を御神体とあがめ、町を練り歩くひとたちが、LGBTにたいする差別反対!と絶叫していたら、われわれはそれに、どう反応すればいいのだろう。
black lives matterの日本国内のデモ行進で、白人や黒人に交じって叫ぶ日本人女性が、山田詠美のソウルミュージックラバーズオンリーやベッドタイムアイズの愛読者で、外国人のちんこはデカいから気持ちがいい──と考えていたとしたら、どんなもんだろうか。
じゅうぶんに有り得る。
海外のムーヴメントを日本人が日本でやるなら自己アピールかファッションにしか見えない。たとえ、そうでなくても、端からは、仮装の行列か、12月24日のKFC行列にしか見えない──のである。
──冒頭に戻るが、ハリウッド/白人の映画を見ているとき、われわれ日本人は、たいてい白人側のスタンスで、それを見ている。
間違いだ──とは思わないが、迂闊だとは思う。
そのむかし、わたしたちが白人の島に漂着したばあい、殿様は驚いて、家来に洗えと命じる──だろう。ごしごしこすったが、はたして黄色いままである。家来は「殿、こやつの黄色は落ちません」と報告した──にちがいない。
ブラックスプロイテーションもスパイクリーもジョーダンピールも、博愛や融和を説いているわけじゃない。そんなことはぜんぜん言っちゃいない。
Do the Right Thing(1989)をご覧になっただろうか。あまりにも峻烈だから主人公をイタリア系に置き換えている──に過ぎない。
徹頭徹尾、人種間の諸問題は、相容れない人/事として、扱っている。かれらが発しているのは、一種の諦観である。白人にたいする尽きない敵愾心である。
ただしジョーダンピールはその怒りを隠して、スパイクリー以上にスパイクリー的なことを洗練した手口でかたる手腕がある。いわば、客観性がある。
まるでかれは黒人でも白人でもなく「白人と黒人のあいだにはいざこざがあるそうですが、それをカリカチュアしたらこんな感じになるんじゃないですか」と言っているか──のようだ。
その超越的な第三者のような見ばえがゲットアウトの凄みだった。
最後の最後で、冷めちゃいました。
今までにないストーリー展開のサイコ映画。面白かったです。どのように話が進んでいくのか考えながら、楽しくみれました。でも終盤で、彼女の変貌があからさまになった時点から、もうお約束の「13日の金曜日」のごとく(ちょっと古いよね)、躊躇なく殺しまくりのエンディング。ここで、一気に冷めちゃいました。最後の最後まで、変わった形で終わらせてほしかったです。
余談ですが、主人公の友達で、太ったメガネをかけた人物ですが、色々裏で友人を助けようと動いていたけど、結局、何の役にも立ちませんでしたよね。
脚本家すごい
2、3年前に見て今でも覚えてる
単純にホラーシーンが多いんだけど最後は人間の怖さ
伏線も多く散りばめられていて後から気付いてゾッとする映画
脳みそだけ入れ替えてもあることが起きると昔の頃の記憶を一瞬取り戻すっていう設定、エグすぎる
悲しくて怖い映画でした
『違い』こそ強くて脆いと再認識させる傑作
個人的にホラー映画は苦手です。そもそも怖がりというのもありますが、不条理性の高い作品をエンタメに求めていないというのが根底にあります。そんな中、監督の最新作「アス」に牽かれてこの作品も見ました。個人的にはアス以上に好きだし、オールタイムベスト級の作品でした。
近年、女性の社会参加、子育てをしながら仕事も進めるを推進する体制が整ってきています。素晴らしいことです。これは前提です。とはいえ、男性も自ら望んで男性に生まれてきたわけではありません。もしかしたら、自分のお腹の中に子どもがいるという体験を心から望んでいる男性もいるかもしれません。レディースデーや女性専用車両しかないのはどうして?専業主夫が認められにくい世の中なのはどうして?と思っている男性もいるでしょう。ここで言いたいのは、特にフェニミストと呼ばれる人たちが「女性は立場がまだまだ低い」と訴えるのに対して、そんな女性になりたい、もしくは低いと言われている立場にこそ憧れがあると思っている男性も一定数いるということ、さらにフェニミスト的な活動が加速しすぎるとひいては男性に対して無自覚に差別的な意識を持ちうる可能性があるということです。
この映画ではその構図を「黒人」と「白人」に置き換えると少し分かりやすく見えてくるなと思います。「オバマ大統領は素晴らしい」「黒人を差別なんてしていない」と意識的に何度も語られることが黒人側にとっては違和感を覚えるという描写から始まっていくのですが、ハッとさせられました。そうした『違い』こそ決定的な強さを持ち、その一方で人間的な脆さを露呈してしまうという、面白いメッセージを提示してくれた作品でした。
演出というか伏線の張り方も実に巧みでした。デフォルメし過ぎず、でも何か違和感を抱かざるを得ない会話や身の振り方が、最終的にどんどんと回収されていく様は本当に見事としか言いようがない。
話の着地の仕方も良い余韻でした。監督が始めに作ったラストとは変えているらしいのですが、こっちの方が良いと思います。首を絞めたくても首を絞められなかった想いこそ、帰属意識だろうと思います。その事実を誇りと思えているかどうかは別として。
何度でも見返したい作品です。
一瞬立ち止まってよく考えてみる
日本に住んでいると日頃からレイシズムについて考える機会が少ないので、こういう映画を観ると一瞬立ち止まってよく考える。
オカルト映画としても十分に面白いが、それだけの要素でこの作品がアカデミー作品賞を取れた訳ではないことは私にもわかる。
この映画には黒人差別意識と黒人の優れた能力に対する憧れが同居していて、アメリカ社会のリベラル的な立場の人々の実情がよくわかっていないとうまく評価できないのではないだろうか。
私のレイシズムに関する知識で書けるのはここまでで、それを差し置いてもエンターテインメントとして楽しめる映画だ
思ってたのと違った
黒人が白人彼女の実家に案内される話。
なんか思ってたのとちがいました。
もっと精神的なホラーで
不気味でゾクゾクするものかと思ってました。
序盤はかなりいい感じだったんです。
召使いの2人の表情完璧でしたよね。
あの不気味な感じがもっと欲しかった、、
ネタ明かしが始まってからはうーんって感じ。
普通に面白かったんですけど、
ハードルが高すぎたのかな〜と。
彼女の実家に挨拶に行く予定がある人は
観ない方が良い!笑
切ればジャンルの血が出る監督
公開当時に劇場で、最近またCSで観直しました。
当時はすごくよくできてるのに感動して、初監督でこれはすごい!と株が爆上がりしたことを覚えています。
アカデミーの脚本賞も朗報だと思いました。
ただ、映画好きの家人からすると、初見でも序盤の展開や、やり取りから、ほぼこの後起きることが正確に予測されており、あくまでジャンルものの正統に則った、枠からはみ出ない構成なんだとつくづくわかりました。
画面のルックや演出などはともかく、筋書きとしては極めてオーソドックスな、みんなが安心して手のひらに収められる1本ということです。
私は気取ってなくてそこがいい! と思ったわけですが、マニアックな映画好きには物足りないとしても、それは仕方ないのかなとも思います。
作り手が観客の心をきっちりコントロールして、振ったものはきちんと全部きれいに回収して劇場を出ていただくという「おもてなし」というのは私には最高の職人技に見えるのですが、贅沢を言えばもうひと捻りあっても良かったのかなと。
でも同時期に観た「デトロイト」のずっと眉間シワが入ってる感じに比べると、ユーモアや余裕、アフリカ系アメリカ人として生きていることのリアリティを感じて、こちらの方が素直に好きだと言い切れます。
「オバマに3期目があったら」に集約されるイヤーな感じや、連綿とつづく黒人への幻想と憧れなど、散りばめられた悪意の自然さもさすが元コメディアンの監督ならではだなあと思いました。
まあこれは日本に暮らす私が他人事の目で見ているからかも知れません。
「ドント・ブリーズ」も近年のよくできたおもてなし作品でしたが、あれに比べると脚本のツイストがなく、ストレートに結末へたどり着いた印象はあります。
とはいえ低予算で贅肉の一切ない104分というタイトな作りは全面的に支持します。
ノーラン(の弟)にも爪の垢を飲ましたい。。
目を尖らせて真顔にならなくても、娯楽として気楽に楽しんでってよ、という作り手のメッセージを受け取りました。ついていきます。
ついてった結果の「アス」はちょっとイマイチだったけどまた次作を楽しみにしてます。
何か変だ?が連続する社会派ホラー
しかしよくできた作品だ。主人公の黒人クリスは長期にわたり地味な連続したドッキリにかけられているみたい。不気味な事例がここまで続く社会派ホラーはなかなかない。とにかく脚本が秀逸。黒人差別はまだ蔓延るアメリカ社会。オバマ政権から差別主義者のトランプ政権に丁度変わる頃。鎮静化されつつある黒人差別が再燃するのではという不安を根底に感じた。アメリカの闇は深い。
不気味
評価の高かったスリラーを鑑賞。
序盤から何かあるオーラが、めちゃめちゃでていて見る人を引きつける感はありました。
これは、秀作かもと思わせる展開。
ただ、中盤のパーティぐらいから落ちが見えてきてしまった点は、いただけない。
これでアカデミーの脚本賞?と思っている人は多いのではないでしょうか。
それまでは、かなり秀作でした。
テンポがいいので気になる方は見てください。
ホラーが苦手の人でも楽しめる、怖くない驚きの映画。
白人女性と黒人男性のカップル。
女性の家族に彼を紹介する為、彼女の実家に行くことに・・・。
その実家で遭う、不思議な雰囲気の黒人のお手伝い達。
そして、パーティーで偶然に会った半年前に行方不明になっている友人。
彼が違和感を覚えて脱出を試みるが・・・。
ビックリ度 5
3.5
アメリカの人種差別映画を観ると、
こんなことあってはならないと強く思いますが、
今作はこの深刻な問題をスリラーというか
クレイジーにして訴えていました。
違和感が次第に本当の恐怖になっていく演出が凄い。
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