犬ヶ島のレビュー・感想・評価
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声優さんの声にホレボレ
ウェスアンダーソンはアニメに転向すべき
とても素敵な作品でした
ウェスの新作というだけで見逃すわけにはいきませんでした。
今回はストップモーションアニメなのですが、これがまたすごい。
スクリーンの端から端までびっしりと作り込んだ絵作り、目に飛び込んでくる鮮やかな色彩。
今回も最初からわくわくさせてくれます。
「鮮やかな」と書きましたが、前作「ブダペスト」のようなビビッドな世界ではなく、どちかというとダルトーン。
例えるなら大友克洋の「AKIRA」のような色味を感じました。
今作のポスターを大友氏にオファーしているため、少しそうしたイメージがあったのかもしれません。
ストップモーションなので何となくわかってはいたのですが、1分もすると尋常じゃない作業時間が容易に想像できます。
これ全部手作業かと思うと、うわー…となります。それくらい圧倒的。
そして声優陣がとんでもなく豪華。いわゆるウェス作品常連俳優のビルマーレイ、ジェフゴールドブラム、エドワードノートン、ハーベイカイテル、ティルダスウィントン、マーリー・エイブラハム等、日本からは渡辺謙、夏木マリやオノヨーコ(役名も同じ)までも。
使われる言語は英語と日本語でかなりチャンポンなのですが、これは完全に意図しての事だと思います。
ここら辺もオリエンタルで雑多な文化の日本を表現したかったのでしょう。
また二つの言語ですが、犬と人間の言語の隔たりにもうまく作用しています。
日本語には字幕が入らなかったりする(物語の進行に必要な部分は入ります)ので、日本人的にはさらに美味しいです。
そしてその作品は今回もとてもキュート。ウェスのディープさも含め、やっぱり絵本みたいなんですね。
心温まるとても素敵な作品でした。
二本愛に溢れた犬映画
アンダーソン監督のイメージの中の「なんちゃって日本」なので、細かいことは言いっこなし。
要は、黒澤、小津など過去のいろんな映画をちゃんと見たうえで、日本のイメージを構築しているので、なんちゃってでもそこに愛があります。
エピソードに「ありえない」展開がありすぎて、かなり不思議な作品なんですけど。
ストップモーションアニメならではの、パペット・フィギュアをアーティスト達が動かして作り上げた、動きと画面が芸術的。
飲み物のラベルなど、細部にわたって作り込んだ小物を見ても面白い。
あと、何より犬が事実上の主人公なので、かなり好き。
ウェス、ありがとう
シュールさのレベルが高すぎてギャグなのかどうかがよくわからなかった...
☆☆☆★★ クセが凄い! ファンには堪らんでしょうなあ〜( ˘ω˘...
☆☆☆★★
クセが凄い!
ファンには堪らんでしょうなあ〜( ˘ω˘ )
おっちゃん…そんなにこの監督の作品が好みでは無いので。やってる事の1/3も理解出来てませんが💦
ここまで臆面も無く、トンデモ日本趣味満載で表現されてしまうと、最早何も言えないですね。
或る意味素直に脱帽っス_| ̄|○
多分やりたい事を思う存分にやり切ったんでしょうね〜。
『七人の侍』が高らかに鳴り。『市民ケーン』を思いっきりパクる。
太鼓の響きが耳から離れないわ〜(^^;;
※ 分からない箇所が沢山有ったので、ネットを色々と見ていたら…。
どこか、この作品には。震災で崩壊した瓦礫の山を前に、茫然自失とした日本人の姿を見た監督からの【日本人への応援歌】との意見が有り。成る程、深読みすれば《雲丹》は三陸の事かも知れんし。《メガ崎》は長崎と、捉えられなくはないのかも…と。(何故、福島らしい地域名では無いのだろう?)
おそらくは、その様なキーワードが沢山散りばめられており。それらを読み解くには、かなりのマニア度が必要なんでしょうね。
2018年5月27日 TOHOシネマズ/シャンテシネ1
たまにはこんな映画もいい
吹き替えで見るべき!🐕
情報量、多ッッ!?
ぽっちゃり三人組が太鼓など音を奏でる姿と音楽にオープニングからテンションも上がる。
小林アタリ君の片言な喋り方と声に癒され感情を剥き出しに怒るシーンとかクスっと和ませられる。
犬ヶ島って今の日本にも存在している社会問題で悪徳ブリーダーによる無数の犬が劣悪な環境でそんな映像はニュースでも見る。
子供が楽しめる感じとナメていたが本作は大人が楽しみ興奮したり出来るアニメーションでW・アンダーソンだからこその手腕が光る。
ラスト付近は無難に纏めてしまった感は否めないし小林アタリ君の冒険に犬たちのシーン以外がチラホラと退屈だったりもするが楽しい!!の一言。
やたらと多い情報量に乱されてしまいがちで二度目の鑑賞は映像を中心にリラックスして観たい。
わたしは好き
ダルすぎて1時間で退出した。 英語俳優は演技してるけど、日本語音声...
ダルすぎて1時間で退出した。
英語俳優は演技してるけど、日本語音声がまったくディレクションできてないから単純に音として耳障り。要するに監督は「奇妙な響きの音」として日本語を使いたかっただけで、そこに演技を求めてねえ。
一事が万事全部それ。ウェスの目から見て奇妙な色、奇妙な響きを集めただけで、そいつらに演技をさせよう、物語を構築しようという気概はゼロだ。
「オリエンタリズムたっぷりのハイテク大国、NIPPON」という30年前から使い古されまくったモチーフを、ビタイチ掘り下げられてねぇのに最先端を気取ってるサマが鼻につく。
それでキャラの行動論理がフリークス揃いというならまだ見どころはあるが、全員フツー。ガワだけ色鮮やかな人形だが、中身は凡庸。「子供はまもるべきもので、犬は人間の友人で、大人はずるい」。うんざりするほど画一的。なんにもない。
常に正面顔で会話する"顔マンガ"みてえな単調な構図を、オシャレでカッコイイと思える意識高い系のアーティストにオススメの一本だ。
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