犬ヶ島のレビュー・感想・評価
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僕のワンダフル・ライフ
これは珍品中の珍品だ。
西洋人が日本を描いた映画というと、最近でも同じストップモーション・アニメの「KUBO」があったけど、あれ以上に変てこだ。監督は日本好きということだが、そのわりには結構ネガティブな描写が多い。犬をゴミの島へ放逐するという発想も、日本人の動物愛護レベルの評価の低さからともとれ、フィクションとは言え、あまり穏やかではない。あと、東日本大震災後の光景もさりげなく描かれている。
日本文化の変幻自在なコラージュぶりは、かつての横尾忠則を思わせるところもあり、凝りに凝っている。たぶん日本人じゃなかったら、素直に「スゴい!」ってなるんだろうと思う。
邦題は昨今の映画の中では久々に秀逸だが、これはひょっとしたらもともと監督がつけたのかな。
思っている以上に細部にこだわってる感
日本語吹き替えがオススメかもしれない
難しい映画。
犬が人間が動くだけで生理的に気持ちいいのです。
めっっちゃ面白かった!
ストーリーやキャラより演出の面白さ!視覚情報の気持ちよさ!
キューブリックを思わせる芸術的な構図にハッとし、シャフトを思わせる演出の数々で楽しませ、カクカクした動きにハマっていき……ずっと観てて楽しかった!
日本人は日本語。犬は英語でしゃべる。なぜか日本人は英語をよく使い、(TV番組を模した)通訳が何度も挟まれる。この奇妙な言語感覚は癖になる。
でもコレは日本語を理解できて、英語もそれなりに聞き取れる(訛りとか楽しめる)から快感なような。一般の人もこの快感はわかるのだろうか?
モフモフした犬達が渋い外国人の声でしゃべってるのが面白い。シリアスな笑い。
ギャグセンスは結構高い。ドュークの噂で全部……ってのには笑った。静かにジワジワくる笑いが多かったです。
ストップモーションによる絵の動きがとにかく気持ちいいのです。
数匹の犬が振り向く。それだけで快感。
人間がコップを順番に渡す。それだけでゾクっとする。
犬が人間が動くだけで生理的に気持ちいいのです。
視覚情報が楽しすぎてストーリーを追うのを忘れるくらい;
ストップモーションって点だけでなく、最後まで新しい手法を見せてくれる演出方法も素晴らしい。
手元だけを写したり、記号化して簡略化したり、シルエット化したり、イラストを織り交ぜたり……。
演出方法の数のパワーが生きるのはひだまりスケッチなどのシャフトに通じるモノがあるかも
監督の日本愛がすごいとの前評判でしたが……確かに。和の世界観だけじゃなく、メカがメカゴジラっぽかったり、キャラの動きが急に2Dゲームみたいになったり(てかあれドンキーコングですよね?)……随所に”あれ?コレってジャパン・エンターテイメントのアレ?”って要素が。面白い!
スチームパンク/和が絡み合った世界観、不穏な音楽によりずっと緊迫感/非現実感が漂うのも良い。もう終わりかけって場面で”あれ、なんだか長いあいだ化かされた気分だなぁ”とか思った。そんな捉えどころのない時間を過ごさせてもらいました。
ストーリーは悪くないけどめっちゃ良い!って風でもない。どちらかというと世界観が良かったって感じかなぁ。
ラストの展開はキャラの心の移り変わりが唐突で入ってこなかったり;
ストップモーションで日本の世界観……っていうとKUBOがあったけど、個人的には断然にで犬ヶ島派。
KUBOが作り込みすぎてCGみたいになってたのに対し、今作はストップモーションならではの違和感が生きてた。
とにかく視覚の面白さがここ数年でもベスト級でした!
邦画のストップモーション系によくある妙に長い間を作ったりってのが無いのもよかった。
基本はどんどん物語が展開していく、ディズニーやピクサー映画ばりのみやすさもある。
上映スタートしてからあんまり話題になってない印象あるけどホント良かったです。生理的に好き。
そしてスタッフロールを見るとほとんど日本人が関わってないのに驚きました。そうか洋画なんだなぁ。
生類憐れみの逆
犬飼ってる人には大分くる
いろんな愛が溢れる映画
変わってるので一見の価値はある
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