「ダルすぎて1時間で退出した。 英語俳優は演技してるけど、日本語音声...」犬ヶ島 kobaさんの映画レビュー(感想・評価)
ダルすぎて1時間で退出した。 英語俳優は演技してるけど、日本語音声...
ダルすぎて1時間で退出した。
英語俳優は演技してるけど、日本語音声がまったくディレクションできてないから単純に音として耳障り。要するに監督は「奇妙な響きの音」として日本語を使いたかっただけで、そこに演技を求めてねえ。
一事が万事全部それ。ウェスの目から見て奇妙な色、奇妙な響きを集めただけで、そいつらに演技をさせよう、物語を構築しようという気概はゼロだ。
「オリエンタリズムたっぷりのハイテク大国、NIPPON」という30年前から使い古されまくったモチーフを、ビタイチ掘り下げられてねぇのに最先端を気取ってるサマが鼻につく。
それでキャラの行動論理がフリークス揃いというならまだ見どころはあるが、全員フツー。ガワだけ色鮮やかな人形だが、中身は凡庸。「子供はまもるべきもので、犬は人間の友人で、大人はずるい」。うんざりするほど画一的。なんにもない。
常に正面顔で会話する"顔マンガ"みてえな単調な構図を、オシャレでカッコイイと思える意識高い系のアーティストにオススメの一本だ。
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