「うん、、」ビブリア古書堂の事件手帖 ももさんの映画レビュー(感想・評価)
うん、、
原作4巻まで読了
ギュッとまとめた感じでした。
うーん、、まず、大輔が栞子さんを初めて目にするシーンが欲しかったです。あのシーンは小説の文面のみでもとても魅力的でロマンチックだったので映像化を楽しみにしておりました。が、始まりのシーンは葬儀。。おばあちゃんのキャラも、原作では強調するように大仏のような顔と書かれているほどキツイ性格だったはずが、優しい食堂のおばちゃんになっており、大輔をぶったことを詫びるシーンも唐突というか、食堂でのシーンで違和感がありました。
また、それからに隠されたおばあちゃんの秘密を明らかにする推理のシーンもすごく一瞬で、本を見ただけで特に質問もせず推理とは少し言い難い感じで残念でした。はっきりと大輔のおじいさんが本当のおじいさんではないとは言わなかったので原作未読の方にはわかりにくかったシーンでもあったと思います。
そして、原作で晩年を狙う笠井の容姿に似ていたので予告を見た時から犯人が成田であるとは思っておりましたが、登場から怪しすぎて原作未読でもすぐにわかったと思います。海岸の付近まで逃げるシーンは原作の病院の屋上に逃げるシーンになぞらえて作られたのだと思いますが、原作未読の方にはなぜ警察に通報しなかったのか?という疑問が生まれてしまったのではと思います。また、投げ捨てられた晩年は本物だったのでしょうか…?原作ではこの笠井との対決のあと本物が登場しますが、映画では登場しなかったので本当の晩年を捨てたのでしょうか?本の大好きな栞子さんがそんなことをするわけがない。原作では大輔を騙してまで本物を手元に置くのに…?と、疑問がいっぱいです。
見てガッカリした方はそこで終わりではなく、原作を読んでいただきたいです。もっとたくさんの推理だったり、古書についての知識だったりが登場します。