劇場公開日 2017年9月22日

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「アイドル映画だけれど、普通の映画として見ても面白いし、レベル高いと思います。」あさひなぐ Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アイドル映画だけれど、普通の映画として見ても面白いし、レベル高いと思います。

2019年1月2日
PCから投稿

乃木坂46のドラマ『初森ベマーズ』が好きで、よくツイッターに感想を書いていた。

続編やるか、映画化してほしいと思っていた。

『初森ベマーズ』の方はまだだけれど、同じスポ根物の原作、乃木坂46出演で、この『あさひなぐ』が映画化になった。

主演はベマーズと同じ西野七瀬さん。

ベマーズではライバル校の天才選手だった白石麻衣さんが、同じ学校の頼れる先輩になり、ベマーズではチームメイトだった生田絵梨花さんが逆にライバル校の強敵役になった。

その他、同じ高校の選手としては、伊藤万理華さん(キャプテン役)、松村沙友理さん(天然系お嬢様役)、桜井玲香さん(ヤンキー系剣道経験者役)が出演していた。

原作は『初森ベマーズ』みたいなスポ根アニメやマンガのパロディーのような物ではなく、日本の伝統競技だけれどあまりメジャーではない”薙刀”をやる高校生の現実的な青春ストーリーです。

映画の内容的には、最後がちょっと違うけれど、ほぼ原作通り。

特に試合のシーンがよくて、全部本人ではないとおもうけれど、薙刀がうまくて違和感がなかったし、効果的にスローモーションや音楽を使って盛り上げていた。

あと乃木坂メンバーの演技も、おのおの舞台やドラマ、映画にも出ているせいか普通の女優さん並にうまくて、アイドル映画の域を超えていた。

ただちょっと気になったのは主役の東島旭役の西野七瀬さん。

最初に西野さんありきで一番初めに発表していたけれど、この役、人気とか考えないで、乃木坂の中から選ぶなら、生駒里奈さんじゃなかったのかと思った。

身長が低い役なのに、西野さんは微妙に身長が高いから、すごく違和感があった。

それからメガネがあまり似合わないので、せっかくのかわいい顔が生かされていなかった。

西野さん本人のキャラも一見弱そうな感じだけれど、実は肝が据わっていて、度胸もあり、すごく負けず嫌いなところがある。

どうしても出演させたいなら、元のキャラとかわいい顔を生かせる、桜井さんのところ(八十村将子)でよかったような気がした。

少なくとも4、5年前なら絶対に生駒さんだったと思う。

生駒さんも昔はセンターやっていて、美少女軍団の乃木坂の中でもトップクラスでかわいかったのに、今は見る影もない。

人間いろいろ変わっていくし、若いから顔も変わったような気もしなくもないけれど、逆に今だったら、さらに主役の東島旭役に合っていたような気がした。

あとできれば生田さんのところ(一堂寧々)は大園桃子さんがよかった。

出身は同じ熊本ではないけれど、九州出身だし、剣道やっていて、乃木坂での立場も一堂寧々に近いものがあると思う。

前に見た映画の『咲 -Saki-』のところで、多人数のアイドルグループでキャラの合っている人を入れていけばいいと書いたけれど、人気、経験、実力が絡んでくるから、そんなに単純にはいかないらしい。

Push6700