キュア 禁断の隔離病棟のレビュー・感想・評価
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水にどっぷり浸される狂気と正気の狭間の映像美
日常に疲れた!祝日前夜に社会と切り離されて気が狂いそうな映画が観たい!と思い立ち鑑賞。
結論、とても好き。
前半はスローテンポで山奥の謎の病院にどっぷり浸かっていくような感じ。
"水"に浸っていくようね。
後半は絵画や舞踏会やレトロな道具…流石パイレーツオブカリビアンの監督!と唸りたくなる映像美!
途中「あれ?シャイニングのオマージュか?」と思うようなシーン有り!
自分の狂気と正気の狭間で奮闘する感じとても好きです。
さて、最終的に本当にイカれてるのは誰?
今後も定期的に観たい作品!
デハーンだけは賞賛しときたい
ええっと、シャイニング+シャッターアイランド+ロリコンムービー、かな。。
ほんで、なっげえよ。笑って済ませられるくらいの尺にしといてくれ、結局バカみたいな内容なんだから。しんどいわ。
ほんと、オチにずっこけた人多いと思う。おお、この期に及んでゾンビかい、って笑
もう、それ出てくるとまじめな感想も吹き飛ぶので、これぐらいにしとく。ただよくぞこんな作品にこれほどの演技を注いだデハーンだけは賞賛しときたい。
タイトルなし
期待していなかったが、ミステリアスな展開に惹き込まれた。話は長く、序盤はゆっくりと展開していくが、病棟、所長、娘、飲まされる水、うなぎ、患者など全てが謎で、途中からスピードアップ。グロいシーンもあるが、ラスト主人公と娘はどうやって暮らしていくのだろう。
チョッと長い
とは言っても、ストーリー的に この位になってしまうのは致し方ないのか…。
ただ、良く解らない所も多いし、主人公(デイン・デハーンは好きだけど)の人物像も、なんだかな~。
アイツも200年も前から生きてた?!
不老不死の秘薬?を研究開発してた?うなぎで?
ストレスを与えない様に管理している人達から何を抽出した?
何故、老人ばっかり??
だからうなぎがどうした?!
解らないことだらけじゃないか!
若返りが期待できない老人の細胞から、不老不死の秘薬を造り出せるとは、到底思えないし(そこの矛盾が良いんだと言われればそれまでだけど…)。
投げ掛けてばっかりで 答えが皆無だし、途中で何度か寝落ちしちゃったけど 頑張りました。
全体的に古っぽい作品なので、そこは昔の映画(ゴシックホラー)を観てるみたいで良かったですよ。
うなぎとバレリーナ人形、そして謎のビタミン剤
スイスアルプスの麓にある古城内の療養所。運転手は「行きばかりで帰りの仕事がない」と言うところで、この不気味な物語がスタート。じゃ、最初に心臓麻痺で死んだ優秀営業マンはどういう関係があったの?と気になってしょうがないのだが、謎めいたCEOペンブロークからの手紙の文面のせいで、目が覚めたら胎児のように元には戻れなくなるんじゃないかと、眠気を感じることさえなかった。
美しいアルプスの景観とは裏腹に、療養所には200年前に起きた火事と、男爵が妹と結婚したという不気味な物語が垣間見えてくる。治療には水しか使わないという病院の方針。しかし、最初からウナギを用いて不老不死の秘薬を研究しているとの噂も。そんなことより、早くペンブローク氏をNYに連れて帰らなければならないという社命を帯びているのに、老人ばかりの中にいた不思議な少女ハンナのことも気になってしょうがないロックハート。骨折したためにタンクの中に入れられる治療とか、脱出して会社に連絡するためにハンナにビールを飲ませてしまい、また監禁される。何度も監禁され変な治療をされても、彼もまた徐々に正気を失い、たまに正気に戻ったりということを繰り返す。
怖かったのは歯が抜けるシーン。それを医者に言ったら、今度は歯を抜かれるというおぞましい事態に・・・。さらには口の中にウナギを注入!これが不老不死の薬を作る基になっていたんだな!そんな中、ハンナがプールに入って初潮を迎え、ヴォルマー初潮がほくそ笑む。純血を守るための禁断の近親結婚への準備が整ったのだ。200年前は妹だったけど、その時に生まれた子供が行方知れず。それがハンナだったなんて・・・。今度は自分の娘との近親・・・。いや、その前にお前たち今何歳なんだよ?!と、突っ込んでみたくなる。ヴォルマーの仮面の下には気持ち悪い焼けただれた顔。200歳超えだなと理解できるのだが、ハンナも200歳を迎えてるハズ。病院職員たちや患者たち、とにかく結婚式でのダンスを楽しんでる光景も面白いのだが、ついにロックハートは抜け出すことができるのか?!
人体実験も水とウナギだけというファンタジックなホラーだったけど、意味不明な点も多い。何かのメタファーだとしても、結局は両親の死の暗い過去とか、不正が見つかった仕事からの現実逃避には違いない。また、3時7分という時計の謎は中途半端だったのに、ロックハートが禁煙しているという伏線が見事だったりする。病棟監禁モノだったら『アサイラム監禁病棟』のほうが面白かった気がする。
長いのとラストがちょっと
家で早送りしながら観るのにはいいと思うけど、劇場で観たら多分寝るか退屈して周りの人の観察をしたくなる映画。
無駄が多い割に説明的過ぎないのはいいと思うけど、差っ引いても無駄が多い。
あんなに長生きの鰻がいっぱいいるなら日本にも是非輸出して欲しい。
スイスは鰻の金山やん!とかどうでもいい事考えちゃう位長い。現代社会の闇とか、健康ブームを皮肉ったとか色々言い分はあるだろう。あるだろうけど長い。
ドラマにすれば良かったのに。脚本も悪くないし、映像も綺麗だし、音楽もまぁまぁ良かったので星3つ!
10代の多感な若者にオススメしたい。
ニョロニョロしたもの、歯医者、水など、人によっては恐怖症で観ている...
ニョロニョロしたもの、歯医者、水など、人によっては恐怖症で観ているのも無理!なシーンが多数。
特にそれらに苦手意識のない私でも息が詰まるような感覚になりました。
城などの風景やCGの美しさから、上記のような映像も不気味でありながら幻想的だなぁと感じられました。
(低予算の映画をたくさん観た後だったからかも…笑)
掘り出し物
たまたま見かけてあまり期待せずに観たのだが、これは思わぬ掘り出し物だった。単なる監禁ホラーものではなく、ある意味古典的とも言えるドロドロした狂気と悲劇をベースにしたサスペンス・ホラー作品だと思う。現代社会のモダンな雰囲気と療養所の閉鎖的でどこか前時代的な古臭さが絶妙にミックスされている点も良い。
終盤までこの奇妙な療養所の真相が明かされないので、連続する恐怖と謎に主人公と一緒になって振り回されることになる。正気と狂気の狭間で揺れ動く主人公を演じるデイン・デハーンの演技が秀逸で、特に彼の表情が素晴らしい。
最後にひとつ。何だかんだ言いつつも、観た人の記憶に最も強烈に残るのは、結局のところ「うなぎ」だと思う。
ウナギ?
出てくる怪しい生物がウナギにしか見えず、蒲焼が食べたくなる(笑)
ウナギの強制丸飲みの場面はこっちもオェってなりました。
ラスト、主人公が白い歯(歯が元に戻っている)を見せてニッコリ、が不気味でした。
ストーリーがだらっとしていて、もう少し展開が早くても良かった。
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