「もう一つの最終回。」文豪ストレイドッグス DEAD APPLE マミーポコパンツさんの映画レビュー(感想・評価)
もう一つの最終回。
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私の思い描いていた最終回の話の縮小版(規模を小さくしたもの?)と言った感じだった。
思い描いていた最終回というのが、敦が「圧倒的な暴力を過信している芥川」を倒す事で過去の自分を救済。敦くんが孤独の中に未だにいる太宰さんを救済する事。だと思っていました。織田作→太宰→敦→鏡花の順になっている救済の連鎖を反対向きにするような感じ…。
まさにこの映画はそれでした。鏡花ちゃんが敦くんの手を引っ張っていき、過去に犯していた罪と向き合い、自分の中の生きるための爪(異能力の虎)を肯定し、最終的に織田作に言われたような「良い人間」になっているのか自信がなかった太宰さんをも勇気づけ、本当に私の描く最終回そのものでした。ただ、芥川を倒した訳ではなく、元々中に潜んでいた自分の力を肯定した為、本編ではまた違った救済が訪れるのでしょう。
もう一つの最終回と言っても過言では無いですね!
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